
さて、「ハーメルンの笛吹男-伝説とその世界-」をようやく読み終えた。読み終わるのにとても時間がかかった。その原因は最近読書の能力が視力の減退もあり衰えたが、それ以上に読み飛ばすのがもったいないと感じたことも挙げられる。それがおもな原因で時間がかかったと云える。じっくりと話の展開を味わいたかった。同時に石牟礼道子の解説にとても惹かれた。
ルネッサンス美術を理解するのにその前の時代、ヨーロッパ中世についてもう少し知識があった方がいいのではないか、と考えてたまたまBunkamuraのショップに阿部謹也の著書が幾冊か並んでいるのを見て、さっそく古本屋で幾冊か手に入れた。本来ならばルネサンス期の時代を開設した書物を読むのが当然だとは思ったが、このような回り道というのも読書の楽しみである。ヒエロニムス・ボスなどの作品を見ると中世の時代を色濃く引きずっている人びとの暮らしぶりなどが気にかかってしまう。そんなことで読み始めたが、阿部謹也の著書、また引き続き読んでみたいと思う。
阿部謹也と石牟礼道子、二人の優れた文章を同時に目をとおすことが出来たのは楽しかった。とりあえず読み終わったという報告だけをして、感想ないし気に入った個所の引用はまた後日にしたい。


