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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

本日の衝動買い2点

2018年04月30日 22時27分39秒 | 読書
 夜、久しぶりに読書タイム。

 明日の午前中は組合の会館へ出向いて若干の作業。シートパソコン持参で持参データの補正を行ってみる予定。使い勝手の検証といったところ。

   

 さて本日の衝動買いは、次の2冊。
1.「点と線から面へ」(ヴァシリー・カンディンスキー、ちくま学芸文庫)
2.「俳句5月号・追悼金子兜太」
                           
 1はなかなか手ごわい文章である。ちょっと理解できない文章が並ぶ。訳が悪いとは思えない。現代芸術に科学的な視点で理論構築をはかろうとした論考。パウル・クレーの「造形思考」(ちくま学芸文庫)を購入するつもりでいたが、こちらのほうが1巻本で安価なのでつい誘惑に負けた。どちらも読みたい。
 2は先日亡くなった俳人金子兜太の追悼号。

 以下立ち読みの範囲で‥。

★青春の十五年戦争の狐火     金子兜太

 「前年に、集団自衛権の行使が容認され「専守防衛」を基本とした戦後日本の安全保障政策が大きく転換した平成二十七年の句である。『私の青春は、戦争という船に乗せられて、船酔いの連続だった。しかし、いま船酔いはおわった。これからは、ぜったいに、船酔いなどしないぞ、と私はおもった。そして〈見て〉やる。徹底して見てやる。暗部から見るのではなく、暗部を見てやる』(「峠について」(金子兜太))。これは敗戦後、帰国する際の船中の決意である。「見る」ことは以後の俳句原点であり、金子兜太が終生堅持した生の根拠であった。」(「声と言葉と眼光と」(高野ムツオ))


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