Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

彼岸花

2014年09月26日 23時18分05秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 本日の作業終了。明日は退職者会の集まりが午後からあるので、参加する。好天の予報なので、ウォーキングに精を出したいのもやまやまだが、こんなにいい日和だとつい無理をしてしまうかもしれな
いので、いい塩梅かもしれない。さらに干した布団が気持ちいい。

 このところ退職者会の行動がたて込んでいる。残念ながら講座の日程といくつかぶつかっている。これ以上講座の日程にぶつかったり、美術館などの見学に支障がでないよう祈るばかりである。

 台風17号が東日本をうかがっている。小笠原諸島、伊豆諸島は直撃になりそう。天気予報では本州直撃はなさそうではあるが、まだまだ不確定で予報円は大きい。
 秋は台風の季節、秋の好天は少ないといわれる。しかしせめて彼岸花の咲いている間は好天が続いてほしい。

★転移てふかなしき語あり曼珠沙華  石田波郷
★彼岸花父の病を母嗣ぎき  石田波郷
★むらがりていよいよ寂しひがんばな  日野草城
★曼珠沙華咲く野に出でよ観世音  橋本鶏二
★つきぬけて天上の紺曼珠沙華  山口誓子
★曼珠沙華落暉も蘂をひろげけり  中村草田男
★何がため赤い結末 曼珠沙華  水田昊子
★落日と対峙は 一本彼岸花  伊丹三樹彦
★曼珠沙華ある日の雲によろめきぬ  稲村沙都子
★散る時は野獣の叫び曼珠華  垣内和代
★山の日はいつも無傷に捨て子花  菊地一雄




 

秋晴れ

2014年09月26日 19時17分53秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 午前中から汗ばむように晴れあがった。しかし湿気はなく、とても気持ちのいい日であった。久しぶりに自分のペースで街歩きをしようと思い、ウォーキングよりは少しだけ遅め、おおよそ7800歩/時間のペースで歩いてみた。神奈川宿を経由して旧東海道を保土ヶ谷宿まで往復を歩いた。23000歩ほどだったが、気持ちのいい汗をかくことができた。

 韓国では彼岸花が盛りであった。日本では盛りを過ぎているのだろうか。それでもウォーキングの途中道路わきの敷地にたくさん咲いていた。斜面に多く見られると思うが、そのような土地を好むのだろうか。秋の日には彼岸花がよく映える。

★秋晴れに置き忘れたる夢の嵩  五十嵐栄子
★秋日和み仏に立ち歌碑に立ち  水谷美恵子
★秋晴れやペースメーカー異常なし  広川貞女
★海越えて大秋晴れや叫びたき  高橋恵光子
★秋晴れや父母なきことにおどろきぬ  内田美沙
★靴ベラがものいいた気な秋日和  田辺三耶子
★秋晴のどこかに杖を忘れけり  松本たかし
★秋晴や友もそれぞれ祖母を持ち  中村草田男
★秋晴の口に咥へて釘甘し  右城暮石
★畳屋の肘が働く秋日和  草間時彦
★秋晴や逢瀬の如き医者通ひ  石田波郷

「左手のピアニスト、舘野泉、再びつかんだ音楽」

2014年09月26日 12時07分07秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 NHKのアーカイブスでピアニストの舘野泉氏が「左手のピアニスト」として復活の日々を追った番組「左手のピアニスト、舘野泉、再びつかんだ音楽」を放映していた。11時まで時間の経つのを忘れて見た。2005年放送。
 2002年リサイタル終了直後に脳出血で倒れ、右手が麻痺した後、ブラームス編曲のバッハのシャコンヌを弾き込んでいく中で、音楽を獲得していく経過を語った語り口、親交のあったフィンランドの作曲家ノルドグレンや日本の作曲家間宮芳生への左手のためのピアノ曲の作曲との対話、いづれも心に沁みるものを感じた。
 バッハの曲についても、つまらない曲と思っていたのが、弾き込んでいるうちに音が生きてきた、音楽が生きてきた、というくだりは音楽愛好家には特に響いてくる言葉だと思った。
 番組の最後の方でシベリウスが晩年を過ごしたアイノラの旧居で弾くピアノ、そしてフィンランドの森の風景もまた心に残った。舘野泉氏は日本シベリウス協会の会長もされている。

舘野泉氏をおった番組は2012年にもあるようだ。これも再放送を見る機会があれば是非みたい。

 間宮芳生の曲が収録されたCDを探して見たくなった。


 昨日までに、ブログに載せようと思った韓国旅行の資料と写真は整理した。後は文章を書くことが残っている。