蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

ボンバヘッド

2007-06-16 00:45:08 | 歴史・文学
なんとなく。

木曜日に何人かで西湖美術館に出かけた。
場所的には浙江省博物館のとなりになる。
白居易が造ったと言われる白堤のところ。
といっても、わからない人のが多いだろうけど。

まあ、ともかく雨の中、出かけてみた。
先日始まった「ポンペイ最後の日」展を見るために。

東京にいるときは、
毎日どこかでこういった西洋ものの展覧会が開催されているのが当たり前だった。
しかし、ここ杭州では結構珍しい。
なので、雨が降っているのにわざわざ言ってみたわけだ。

ポンペイはご存じの通り、火山噴火によってあっという間に滅亡してしまった街。
遺体がそのままの姿で残されていたことでも知られている。

展示品はそれほど多いとは言えない。
だけど、普段見慣れた中国ものとはやはり感じが違う。
ポンペイ滅亡はちょうど中国では漢代。
日本(倭)が中国の歴史書に顔を出し始める時代。

そんな時代に、彼らは金銀のアクセサリーを身につけていたようだ。
指輪・ネックレス・ブレスレットなどなど。
指輪なんかは今とデザインはさほど変わっていないように思える。
酒屋の壁にあった壁画なども展示されていて、興味深かった。

そのあと、隣の浙江省博物館も除いたが、
そちらはそちらで特別展をやっており、これまた興味深いものだった。

いやあ、文化的な生活を久しくしていなかったので、いい気分転換になった。

それに、両方とも無料というのがいい。
東京だったらいくらとられていたか。
杭州はこんなところは、ホントに素晴らしいと思う。


*美術館の外見の写真とか雨に煙る西湖の写真とかをとったのに、なぜかデータが消えていたので、今回は写真なしです(泣)。