蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

痒いところに手が届きすぎ

2011-02-07 23:31:03 | 日本・東京
それが、ジャパンクオリティ。

ちょっとまえのことなんだけど。
(最近、そんなのばっか)

京成上野駅から新スカイライナーに乗って空港を目指した。
あれ、早いねえ。
50分くらいで成田に着いちゃうよ。

って、それはとりあえず置いといて。

当日は朝早かったもんで、
寝ているちびりんこを強引に起こし、
服を着替えさせ、
とりあえず、駅へ向かった。

なので、いつも食べさせる朝ご飯は抜きで、
ミルクすらも与えずに出発した。
当然、ちびりんこも途中でおなかがすいてくるはずなので、
ミルクをほ乳瓶に注ぎ、
それを保温バックに入れて、持って行った。

案の定、電車が出発する頃にはちびりんこもお腹がすいてきた模様。
しかし、ほ乳瓶を取り出してみると、まだ若干熱い状態。
なので、少し冷まさなくてはいけなくなった。

そこで、席を立ち、洗面所に向かった。
なんとなくトイレの中はいやだなあ、と思っていたが、
そこは、流石新型スカイライナーさん。
ちゃんと、トイレとは別に洗面所があった。

「しめしめ」と思い、
ほ乳瓶を冷まそうとセンサー式の蛇口に近づけた。

するとどうでしょう。
なんと、それは生暖かい、
丁度いい温度のお湯が出てきた。

だって冬だもんね。
いくら電車の中だといっても寒いもんね。
冷たい水で手を洗うのはちょっといやだもんね。

感心してしまった。
ほ乳瓶を冷ますにはやや難ありだけど、
そんなことより、その心遣いに感心してしまった。

すごいよねえ、日本。
なんでもないところに、気遣いがあるよねえ。

日本の皆様は、
そんなの当然と思っているかもしれないけど、
全然、当然じゃないからね。
至る所でびっくりするぐらい心配りがされているからね。

最近、日本では何だかマイナス面ばかりが報道され、
日本にはいいところが全然ないみたいな風潮が強いけど、
あのね、この心遣いは、世界一だと思うよ。
感謝こそすれ、文句言うべきではないよ。

前から思っているけど、
こういったサービスを一つのコンテンツとして海外に輸出すればいいのに。
絶対に、どの国でもうまくいくと思うよ。
誰かやらんかね。

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