蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

D君の結婚-お出迎え編-

2009-12-12 23:27:06 | 中国・その他地域
D君が結婚した。
相手は中国人女性。
というわけで、結婚式が行われた。
彼女の故郷象山で。

象山は寧波近くの現在は県となっている場所。
象が座ったような形をした山があることから名付けられたらしい。
実際、象が座ったような形をしていた。
杭州からは車で4時間くらいの場所である。

現在は普通の街ではあるが、
杭州に比べたらやはり田舎である。
なので、結婚の風習も田舎風味。

D君は結婚式当日、
まず彼女の家へお迎えに上がった。
中国らしく、爆竹がバンバンと鳴った。
すんごい狭い露地で爆竹を鳴らしたため、
めっちゃくっちゃうるさかった。
しかも打ち上げた爆竹がクーラーの室外機に当たって、
跳ね返ってきていたりしたので、めっちゃ危ない。

それが終わって敷地内へ侵入するのだが、
実はそう簡単には中に入れてくれない。
写真の入り口に、衝立が立ち、
さらにその内側には、彼女の親戚だのご近所さんだのが立ちはだかり、
D君の侵入を阻んでいたのであった。

これが実はこの地方の風習の一つで、
彼らにタバコやお菓子をあげることによってようやく中にはいることができるというもの。
日本人であるD君は、この風習を理解していなかったため、ボンヤリと眺めていたが、
相手の家族がすでに用意していた物品を彼らに配ることによって、
ようやく中へはいることができた。

中にはいると、中庭があった。
四方が家に囲まれていて、
北京で言うところの四合院の作り。
聞くところによると、4軒の家はみな親戚同士だという。
まさに中国伝統的な建築様式に生活様式。

そこでようやくD君は彼女とご対面。
そして、そこにいた彼女の父親とおばあちゃんに挨拶をして、
無事、お出迎えは終了となった。

そして、一行は次の目的地、
披露宴会場へと向かうのであった。

つづく!

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