最近知ったことだが、クモの巣は、英語ではcobweb、またはspiderwebという。
webの本来の意味をgoogle 翻訳でみてみると、" a network of fine threads constructed by a spider from fluid secreted by its spinnerets, used to catch its prey ”とあった。
これもgoogle 翻訳を頼りに日本語に訳すと、「獲物を捕まえるために使用される、紡糸口金によって分泌された液体からクモによって構築された細い糸のネットワーク」ということだ。
では、日本語の「巣」はどんな意味の言葉だろう。こちらはweblio 辞書を頼ると、
1 鳥のす。「営巣・燕巣(えんそう)・帰巣性」
2 ある物が集まっている所。「精巣・病巣・卵巣」
3 隠れ家。「巣窟(そうくつ)/賊巣」
とあった。
では、クモの巣は「巣」なのか?
面白いことに、Wikipediaは「クモの巣」と書かずに「クモの網」と書いている。
その定義は「クモの網(クモのあみ)は、クモ(蜘蛛)が自分で出す糸で作った網である」となっている。英語の” web ”と同じだ。
また、古語では「くものい」と言っていたらしい。これを漢字で書くと「蜘蛛の網」になる。
私も、どちらかというと「巣」ではなく「網」に賛成したくなった。
そのジョロウグモの網であるが、もちろん獲物を捕まえるための網であるが、雄も捕まえる。雄は雌の半分以下の大きさだ。
獲物と違って、もちろん雄は積極的に網に寄ってくる。そして、雌のご機嫌を観ながら交尾のチャンスを待つようだ。
でも、間違って網に引っかかると雌に食べられてしまうらしいから、ご用心あれ。
交尾を終えた雌は卵嚢(らんのう)を作って産卵する。もう少し観察を続けていきたい。