タテヤマリンドウ(立山竜胆)は、リンドウ科リンドウ属の越年草で、ハルリンドウの高山型変種です。
北海道、本州の中部以北の日本海側に分布し、高山や亜高山の湿原や、湿り気のある場所に自生します。
茎につく葉は対生し、幅3mm、長さ7mmほどの披針形で茎に寄り添い、花期にも根元に卵形の根出葉が残ります。
花期は6~8月で、漏斗状の淡青紫色の花を、茎の上部に1個、上向きにつけます。花は日があたっている時だけ開き、曇天、雨天時は、筆先の形をした蕾状態になって閉じます。
また、花の中央付近に暗紫色の斑点が多数あることから、ミヤマリンドウと区別できます。
越後駒ケ岳の駒の小屋から山頂に向かう登山道沿いに、タテヤマリンドウがたくさん咲いていました。
ちょうど雪渓が溶けて、夏道が顔を出したばかりの、標高1900~1950m辺りでした。
山頂を目指して雪渓に入る直前に、嬉しい贈り物をいただいた気持ちになりました。
タテヤマリンドウの写真を見ると、柱頭の先の色が白色のものと鮮赤色のものがあります。
リンドウの仲間は花粉を出し終わって初めて柱頭が割れるので、白色はまだ花粉の飛散が終わっていないもの、鮮赤色は花粉が飛散してしまったもののようです。自家受粉を避けることと、虫を誘引するための工夫なのでしょうね。
命を繋ぐための様々な工夫に、感動しています。
(6月29日撮影)



駒の小屋。左側に山頂へ向かう道が見えます。

駒の小屋の水場には、雪解け水が豊富に流れていました。

山頂付近から見た駒の小屋。雪渓が溶けたところには夏道が出ています。
北海道、本州の中部以北の日本海側に分布し、高山や亜高山の湿原や、湿り気のある場所に自生します。
茎につく葉は対生し、幅3mm、長さ7mmほどの披針形で茎に寄り添い、花期にも根元に卵形の根出葉が残ります。
花期は6~8月で、漏斗状の淡青紫色の花を、茎の上部に1個、上向きにつけます。花は日があたっている時だけ開き、曇天、雨天時は、筆先の形をした蕾状態になって閉じます。
また、花の中央付近に暗紫色の斑点が多数あることから、ミヤマリンドウと区別できます。
越後駒ケ岳の駒の小屋から山頂に向かう登山道沿いに、タテヤマリンドウがたくさん咲いていました。
ちょうど雪渓が溶けて、夏道が顔を出したばかりの、標高1900~1950m辺りでした。
山頂を目指して雪渓に入る直前に、嬉しい贈り物をいただいた気持ちになりました。
タテヤマリンドウの写真を見ると、柱頭の先の色が白色のものと鮮赤色のものがあります。
リンドウの仲間は花粉を出し終わって初めて柱頭が割れるので、白色はまだ花粉の飛散が終わっていないもの、鮮赤色は花粉が飛散してしまったもののようです。自家受粉を避けることと、虫を誘引するための工夫なのでしょうね。
命を繋ぐための様々な工夫に、感動しています。
(6月29日撮影)



駒の小屋。左側に山頂へ向かう道が見えます。

駒の小屋の水場には、雪解け水が豊富に流れていました。

山頂付近から見た駒の小屋。雪渓が溶けたところには夏道が出ています。
