岸本周平 Blog

和歌山 民主党 衆議院議員
岸本周平 汗と涙の日々!

市民公益税制にかかる重点事項とりまとめ。

2010年11月12日 23時09分05秒 | Weblog

 今日は、「新しい公共」調査会の総会で、「市民公益税制にかかる重点事項について」というペーパーをとりまとめました。

  先日のブログでのヒアリングを受けて、役員会で議論をして、今日の総会にかけて皆さんの同意をいただきました。

 税制改正プロジェクトチームの中野座長、古本事務局長のご了解もいただきました。政調の役員会も通り、来週の月曜日、15日の政府税調市民公益税制プロジェクトチームに報告します。

  内容は、まず、認定NPO法人に対する寄付について、税額控除を導入し、所得控除との選択性にします。これは平成23年1月から遡及適用することを目指します。

  また、これまで、収入の内5分の1以上の寄付が必要でしたが、新たに年3000円以上の寄付者が年100人以上いれば認定が受けられるように、パブリック・サポート・テスト(PST)を見直します。

 認定主体も国税当局から都道府県に。もっとも、これはご相談ごとなので、スタートには1年か2年かかります。私たちは最速、24年4月からを目指します。

  仮認定制度の導入やそのためにも、情報公開の促進、事後チェック・ペナルティの充実も行います。

  また、認定NPO法人以外の法人にも税額控除を適用するように、今でも所得控除の制度のある「特定公益増進法人」を基本に検討を進めます。

  これらは、官邸に設置された「新しい公共推進会議」の提案とほぼ同じ内容になってます。

  http://www5.cao.go.jp/npc/suishin.html

  昨晩、NPO法人シーズ主催のシンポジウムに呼ばれて、市民公益税制のお話をしてきました。なつかしい顔ぶれにもお会いでき、政権交代のおかげで、これまでのことを考えると夢のようなNPO税制改革ができそうなことを喜んでいただきました。

  今日は、私にとっても、充実した、達成感のある一日でした。

  ささやかに、缶ビール(リキュール入り発泡酒)で乾杯したいと思います。