徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-636

2014-11-15 07:09:03 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-257

9)再びインドを歩く

日記から-39

8月3日 (金曜日) 晴れ

inda-2-11.jpg
デリー市場の様子

 日に日に体がよくなっていくのを感じる。自分で昨日の自分でないことを実感する。
このところ外へ出ることができるようになったが、まだインド料理を食べるのには抵抗がある。
あのマサラの臭いが鼻につき食べられないのである。
それで、デリーに最近できたというピザの店に食べに行く。そこではサラダバーがあり、思う存分野菜が食べられるのである。
俺が肝炎なので、野菜を食べた方が良いという観点から、このピザ屋は価格が高いが何回か食べに行くようにしている。
それにしても田舎のインドを見てきた俺にはこのピザ屋がインドのイメージとは合わないのである。
即ち、田舎の現状はこれほど裕福ではないということである。

8月4日 (土曜日) 晴れ

 ホテルを替わる。昨日まではハニーゲストハウスのドミトリーにいた。
尾藤さんという人がツインのベッドの部屋に一人で泊まっていて、一つのベッドが余っているから、使えということであった。
そこはこの暑いインドのデリーのわりに風通しがよく、また蚊がいないので大変過ごし易いホテルである。
今までのハニーゲストハウスのドミトリーは風通しが悪く「むっ!」とした感じで空気が悪かった。
今考えたら、そのドミトリーでは病気にかかっても良くなるはずがないと思った。
それで丁度、良いチャンスであった。

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筆者は現在、韓国に在住して、以下の様な韓国ビジネスサポートをしています。韓国に関して聞きたいことがあれば、そのホームページをご覧になり、お聞きください。

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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-635

2014-11-14 08:20:29 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-256

9)再びインドを歩く

日記から-38

7月31日 (火曜日) 晴れ

 まだ、食欲がないが、食べなくてはならない。
それでもインド料理が口に入らない。それはあのマサラ(香辛料)の臭いがきつく鼻につくのである。
だから、インド料理は臭いをかぐのもいやである。
熱が出ていなかった時は毎日のように食べていたあのカレーが食べられないのである。
それで、価格が高い中華料理を食べに行く。本来は日本料理を食べたいのだが、それはあまりにも値段が高すぎる。
この中華料理なら何とか食べられる。
それでもまだ、外に出ることさえも大変である。


8月1日 (水曜日) 晴れ

 今日からは月が替わり8月であるので、気分を変えて元気にならなくてはいけない。

 少し外を歩く。博物館に行ってくる。大変疲れた。

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デリーの市場周辺

8月2日 (木曜日) 晴れ

 久しぶりに、朝食を自分で作る。今日は昨日より体の調子が良い。

 ここで泊まっている森木さんカップルとオールドデリーに行って来る。
本当に体が元に戻って来ていることを感じる。

 その後、昨日まで大丈夫であったその森木さんが熱を出す。どうも肝炎のようである。
人間とは分からないものである。あれほど俺を心配してくれていた森木さんが今度は熱を出している。
皮肉なものである。俺の肝炎が移ってしまったのではないだろうか?

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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-634

2014-11-13 08:56:55 | 世界徒歩旅行

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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-255

9)再びインドを歩く

日記から-37

7月29日 (日曜日) 外に出れないので、天気が分からない。

 熱がやっと少し下がる。
この暑いインドであの冬に使うダウンの寝袋を被りながら、ただ熱を下げるため汗をかくことだけを心がけた。
寝袋は汗でビッショリである。
「絶対に熱を下げるのだ。」ただそれだけである。
また、「この旅をここで止めるわけにはいかない。」こんな気持ちだけである。

 この様に長い間寝ていて考えると、このところの1ヶ月以上歩いていた状態は37~38度の熱が毎日のようにあったのではないだろうか?
だから、風邪の様に寒気がしていたし、ションベンが黄色かったし、また一回に2~3kmしか歩けなかった。
歩いている時に額に手を当てても手が熱を持っているので、熱があるのを感じ取れなかったようだ。

 今日は少し熱が下がったが、まだ動きは以前のように動かない。
食欲が全然ない。このロッジに泊まっている人が外に行った時に果物などを買ってきてくれる。助かる。



7月30日 (月曜日) 外に出れないので、天気が分からない。

 今まで毎日食事を作ってくれていた自炊仲間の飯沼さんがケニヤに行くと言う。
今日まで本当に助かった。ありがとう! 

 俺はまだ食欲もないし、体が動かない。

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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-633

2014-11-12 08:39:13 | 世界徒歩旅行

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9)再びインドを歩く

日記から-36

7月26日 (木曜日) 外に出れないので、天気が分からない。

 昨日、回虫が出てその後は体が良くなると思っていたが、今日も熱が40度もある。
やはりまだ、回虫が残っていて体の中で暴れているのだろうか? 腹も少しおかしい。

 だから、今までとは違う虫下しを飲みだした。

 体が動かない。



7月27日 (金曜日) 外に出れないので、天気が分からない。

 熱が相変わらず40度あるようだ。苦しい。動けない。

トイレに起きることもできないくらいだ。ションベンが黄色い。
肝炎ではないだろうか? そちらの薬も飲む。


7月28日 (土曜日) 外に出れないので、天気が分からない。

 今日も熱があり、体が動かない。 。 。 。 。 。 。 。 。


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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-632

2014-11-11 08:09:22 | 世界徒歩旅行

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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-253

9)再びインドを歩く

日記から-35

7月24日 (火曜日) 外に出られないので、天気が分からない。

 朝、体温計で計ってみたら、39.1度あった。それを知ると人間何もしたくなくなるものである。
考えてみると、昨夜も同じ状態だったので、同じぐらいの熱があったが、自炊のため野菜などを切ったり、料理を作ったりしていた。
だが、今日は体が動かない…
今、一緒に自炊をしている人が良い人なので、今日は全部彼がやってくれた。ありがたい!
こんな時、同じところに泊まっている人が日本人で同じぐらいの歳で助かる。(考え方が似ているから)

7月25日 (水曜日) 外に出られないので天気が分からない。

 今日は昨日より体温が下がっているようだ。
今日はデリーに着いて、飲み始めた虫下しの薬が3日目である。その成果が今日現れた。ついに回虫が出た。
この薬を飲み始めた時は「回虫がいるだろうか?」と思いながら飲み始めたのであった。
これではっきり回虫がいたことが分かった。
よって、今まで、一ヶ月以上原因不明の微熱と下痢の一つの原因がこの回虫であったようだ。
トイレの中で出てきたその回虫は1匹で、その長さが20cm~25cmぐらいで直径は5mm以上あるのではないかと思われる。
大変大きなものである。こいつに多くのエネルギーを持って行かれたのである。
そういえば、タイなどでも多くの草の生野菜を食べたし、インドでも生のキュウリなどを多く食べていた。
それらから回虫の卵が体の中に入ったのが原因であるのであろう。この一匹で終わりであろうか?
今後も虫下しはたまには飲まなくてはいけないだろう。

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