発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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１０、ニュージーランドを歩く-55
・日記 45
4月16日 （土曜日） 曇り少し雨 45日目
昨夜は泊めてくれた家に着いたのが遅かったので、彼らの家を見ることもできず、すぐに寝てしまった。
今朝は家の人が家とその周囲を見せてくれる。
彼らの名前は Sue と Ron と言い、夫婦である。彼らは1年前にWellington から引越して来たのだそうだ。
ここで少しの動物を飼いながら生活を始めたそうである。
家も自分で少しずつ作っている。もう外だけできれば終わりである。
昼のサンドイッチまで Sue と Ron にもらい出発する。
昼には一昨日買ったワインの残りを飲み、もらったサンドイッチをおいしく食べる。
ゆっくり1時間かけて食べる。これももう60ｋｍは歩かないで良いと思っているので、ゆっくりするつもりであるからのことである。
その後は酔っ払てしまい、夢心地で歩く。その為に車に牽かれないように気を付けて歩いたため神経を使い大変苦労する。
こんなに酔って歩いたのはアメリカの時以来であろう。
夜にはRotorua に着く。ここは大変、だだっ広い町であると感じる。
いろいろな所から温泉が噴出しているのである。
それにしても普通の人家の庭から温泉が噴出しているのには参った。
今日はユースホステルに泊まる。
出費 Ｎ＄17.30
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筆者は現在、韓国に住んでいて以下の様な韓国とのビジネスサポートをしています。よかったら見てください。
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１０、ニュージーランドを歩く-54
・日記 44
4月15日 （金曜日） 曇りのち雨 44日目
朝10時ごろ出発。
ゆっくり出たわりにはあまりゆっくりしたという実感がない。
昨日モータキャンプには遅く着き、洗濯やシャワーなど溜まっていることをし終わるのに時間がかかった。
それで寝るのが遅くなり、今日の朝は遅く起きたから、ゆっくりできなかったのである。
天気は雲が切れ切れで雨が降るとは思わなかったが、ついに雨が降り出した。
夕方になり今日始めての橋を見つけ、その下でテントを張る。
ここで問題は水を持っていなかったのである。ここに来るまで町とか村で店を見かけなかったからである。
そして、水を持っていないので、困っている時にふと橋の下を見ると水の中から水が噴出しているのが見えた。
その水が噴出している場所が深いところにあったので、水の中まで足を浸けてその水を取りに行く。
しかし、その水を飲んでみるとイオウの臭いがキツイので、飲むのをやめる。
これは冷たいが温泉である。
水がないので、橋の上に出て近くの家に行き水をもらう。
その時に話をいろいろしていた中で、自然と出た話がすぐ近くの橋の下でテントを張っているということを言ってしまう。
テントに戻り、靴底を修理用チューブにより直している時に、水をもらった人がテントまでやって来て、家に泊まらないかと言う。
俺は願ってもないことなので、すぐにテントをたたみその家に行く。
その家は作りかけているが、内装はほとんど出来上がっている。
外側だけがまだできていないのである。
今日は思いがけないことで親切な人が泊めてくれる。ありがとう！
出費 Ｎ＄0.00
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１０、ニュージーランドを歩く-53
・日記 43
4月14日 （木曜日） 曇り 43日目
朝はまだ青空が出るような気配があったが、昼過ぎからは何時雨が降り出してもおかしくない天気である。
しばらく晴れが続いていたのでこれから雨になるのを覚悟する。
Whareaka 近くの小さな町Waitahanuiという所で泊まってシャワーと洗濯をしようと思っていた。
そこのモーターキャンプでキャビンの値段を聞いたら13.50ドルだったので止める。
この町はマス釣りの有名なところであるらしい。だから高いのかもしれない。
仕方がないので、Taupoまで歩いていく。そんな訳で、今日も60ｋｍ以上歩いている。
昨日はもう60ｋｍ以上は歩かないようにしようと思ったのに何ということだ。
それでもここではモーターキャンプが数軒あると聞く。
そして道を聞いた人が安い所を教えてくれたので、気が早いが酒と食糧を先に買い、そこに行く。
しかし、そのモーターキャンプにはキャビンがないと言う。何ということだ。
早めに買い物をしたのが裏目に出る。
それでもやっとキャビンがあるモーターキャンプを見つける。その時間が夜の8時である。
今日の夕方は一体何回モーテルとかモーターキャンプで値段を聞いたのだろうか。
やはり、夜遅く暗い中で泊まるところを聞き歩くのはミジメである。
それにしても、なかなか一回では良い所を見つけられないものである。
出費 Ｎ＄25.50
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１０、ニュージーランドを歩く-52
・日記 42
4月13日 （水曜日） 曇りのち快晴 42日目
昨日の松の木が傘の役目をして、テントに夜露がぜんぜん降りず助かった。
昨日のよく見えたMt.Ruapehu が今日の朝は雪を被った部分だけに雲が被っている。
なんとも腹立たしい。
昨日の夕方は太陽の光が逆に当たり、今一つであったので、今朝の景色を期待していた。
だから写真をとろうと思っていた。今日ももう一つ景色がよくないので残念である。
その朝が過ぎ昼になると快晴になりやっと山がよく見え良い景色になる。
今日は曇りの所から晴れの方向を目指して歩て行く形である。この様なケースは珍しい。
何時もは曇りの所から雨が降っている所に歩いて行くのが常であったのになと思う。
今日は自分で歩いて晴れを手に入れたかのような気分である。（少し大げさであるが）
Rengipo という町に5時30分ごろ着く。
ここにはホテルか食糧を手に入れるディリーストアーがあるだろうと思っていたのに何もない。
この町にあるのは監獄だけだと言う。
昼食にたくさんのパンを食べたので何も持っていない。しかも水もない。
仕方なく、しばらく歩き川に出る。
もう暗くなっていたので、そこにかかている橋の下の状態を調べている時、転んで手にツタのトゲが刺さる。
トゲも多く刺さり血が出る。運が憑いていない。
このところシャワーをしていないし、洗濯もしたかったのに何ということだ。
明日は何とかするぞ！
それにしてもこの3日間は一日59ｋｍ以上は歩いたので大変であった。
だからか、つくづく日が暮れるのが早く感じる。
日が短いので、朝7時から歩き出すと余裕があり良いと思うのだが、その様に行かない。
今後は一日60ｋｍまでは歩かないことにしよう。
先ほど橋の下で転んだ近くの小屋の中でテントを張る。
出費 Ｎ＄0.00（店がなかった。）
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１０、ニュージーランドを歩く-51
・日記 41
4月12日 （火曜日） 快晴 41日目
朝から雲ひとつない快晴である。こんな日は珍しい。そのわりには気が焦っている。
今日は朝7時から歩き出し、60ｋｍを歩かなければならないと思っているからである。
もっとゆっくりした気持ちの日にこの天気であれば良いのに、残念だ。
風景がだんだん変わってきた山の形が違う。山がだんだん、なだらかになって来た。
川はというと深い所にある。
即ち、土地が柔らかく川の水で浸食されて川の部分がえぐられているのである。
昼あたりから、Mt.Ruapehu が見え出す。
まだ山の上の方だけ見えるのであるが、雪が山の頭のところだけ被っているのが見える。今日はいい天気でよく見え、いい眺めである。
早く山の全景を見たいなと思っていたのだが、Waiouruに近くなり、その山が見える。
その後も回りの山がなだらかになり、大変よく見えるようになる。
この山は富士山のようになだらかな山であり、また富士山と同じように回りに高い山がないので、これだけが特別に高く、目立って見える。
今日はWaiouru にモーターキャンプ場がないので道の端の松の木の下でテントを張る。
出費 Ｎ＄10.78
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