徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-628

2014-11-07 06:46:36 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-249

9)再びインドを歩く

日記から-31

7月19日 (木曜日) 曇りのち晴れ

 今日はウトラプラディシュ州からハリヤナ州に入る。
この州は今までの州とは違うように思う。それはハリヤナ州の方が金があるように見えるのである。
道路標識も多く、道端の宣伝の看板も多いのである。その他、道沿いに酒屋があるのも驚きである。
今までのインドでは考えられない。ウトラプラディシュ州が貧しかったというわけでもない。
ネパールに入る前のインドのウエストベンガル州はもっと貧しく、国で一番大事である学校がどこにあるか分からなかったのである。
普通、学校は大きな敷地で運動場と校舎が見えるのであるが、それがウエストベンガル州ではどこにあるか分からなかったのである。
荒れた広場がありあそこが学校なのかなと思うくらいであった。
ましてや、酒屋などの様な贅沢なものは見たこともなかった。
それに比べ、ハリヤナ州は州に入った途端に金がある州だということが雰囲気で分かった。

 田舎の方を歩いているといろいろな珍しいものを見れる。今日はチーズを作っている所を見る機会があった。
それはミルクを集めている小屋があり、そこでチーズまで作っているのである。
ミルクを周辺から集めてきた人がその小屋に売るのである。ミルクの質を見るために比重計で調べる。
それは水でミルクを薄めていないか見るのであろう。
その集まったミルクに何かの液体を入れると固まりチーズになるのである。それはまるで豆腐と同じである。
この様子は丁度マレーシアのゴムの林の中にあったゴムの汁を買う所と同じである。
その時も比重計で品質を調べ、液体を入れて固めていた。同じ白い液体であったのも面白い。
この後、豆腐の様なチーズを食べさせてもらったが、本当に豆腐のようなもので、まだ味が出ていない。
もう少し時間を置き、手を加え寝かせれば、ヨーロッパの様なチーズの味になるのであろうか?

 ハリヤナ州の人々は少し人が良いように感じる。これは俺の独断と偏見で見ていることはよく分かっている。
また、今の俺の体調も良いのでそれも大いに影響し、広い心でこの辺の人と接していることもあるであろう。

 今日もダバ(ドライブイン、看板には HOTELと書いてある。)で泊まる。

出費 13.20ルピー

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筆者は現在、韓国に在住して、以下の様な韓国ビジネスサポートをしています。韓国に関して聞きたいことがあれば、そのホームページをご覧になり、お聞きください。

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