徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-74

2010-10-31 07:33:56 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-74

3)タイ編

日記から-38

12月25日 (日曜日) 快晴

 今日は10kmぐらいを歩いて、腹が減って文句を空(天)に向かって言っていたら、学校の前のラーメンの様なものを売っている店を見つける。
その店でおばさんと話しながら、2杯のラーメンを食べていたところに学校に関係のある人が話しかけて来る。

彼は英語が出来て俺にタイ語を勉強したいならこの学校に2~3日間泊まればいいと言ってくれる。
それで俺はすぐにここに泊まることを決める。
ここは小さな町というか村だし、周りは親切な人ばかりだし、女の人が綺麗だし、すぐに気に入ってしまう。

その後、すぐ9時から11~12歳ぐらいの子達が集まるクリスマスパーティーに招待される。
俺はそのパーティーのメインゲストになり、何だか芸能人のスターのようになった気分である。
パーティーではいろいろとゲームをするのであるが、ゲームで勝った人に賞品を上げるのである。
不思議と子供たちは俺が賞品を上げると特別の人からもらったように喜んでいる。
俺は何もすごい人間でもないし、特別なことをしている人間ではないのにおかしな感じである。

それにしても、とにかく子供たちは可愛い子が多い。掘り下げて言うと将来美人になる子たちが多いのである。
その子供たちが俺を慕ってくれるのであるからやり甲斐がある。

 夜は学校の裏の2階の宿所に泊まる。一般の家みたいな所でこれも良い経験である。



12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-73

2010-10-30 05:44:36 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-73

3)タイ編

日記から-37

12月24日 (土曜日) 快晴

 昨夜は遅くまでテレビを見たり、お寺の人といろいろ話をした。(タイ語を話せないが雰囲気で分かる。)
昨夜は少し遊びすぎたようだ。その後、蚊が多くて寝ることが出来なかった。
一晩中、蚊と戦い、そのまま朝になってしまったようなものである。
 だから、朝はあまり頭がスッキリしない。その為、今日は昼寝を1時間ぐらいする。
久しぶりの昼寝は気持ちが良い。

 考えてみると今日はクリスマスイブである。
ここは仏教の国だから関係がないのだが、それでも朝食のプレゼントと夕食のプレゼントがあった。
その二つの店が外からはそんなに儲かっているとはいえない貧しい店である。
そういう人の方が金持ちより返って親切で心が優しいと思えてしょうがない。
バンコクなどの観光地では旅行者から一銭でも多くお金を取ることしか考えていない。
それに引き換え田舎では物が都会や観光地より安いのにもかかわらず、金を取ろうとしないでおごってくれる。

 朝の内は湖のような湿地帯を歩いていたが、その長い湿地帯の後、ようやく水田地帯へと変わっていった。
湿地帯では人々が低い草の間を舟で行き来して、魚を取っていた。
その魚はこの周辺で消費されてしまうのであろう。

 Watで泊まる。
 出費23B



12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-72

2010-10-29 11:34:37 | 世界徒歩旅行記
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-72

3)タイ編

日記から-36

12月23日 (金曜日) 快晴

 そう言えばこの秋、シンガポールに着いて、歩き出したあの頃は秋分の日のすぐ後であった。(10月4日にシンガポールに着いた。)
その頃のシンガポールは赤道直下ということもあり、正午に影が出来なかった。
今日は北半球の冬至を過ぎた。即ち、一年の中で太陽が一番北に傾く時で正午でも影が一番長くなる時である。
それと、あの後シンガポールから北に歩いてきていることから、結構、この辺でも正午の影が長くなってきた。
こんな些細なことだが、自然の中にいると感ぜざるをえないことである。

 今日、アユタヤ王朝のあるAyutthayaを過ぎる。
ここは街のいたる所に昔のままのWatが見られるし、その横には新しいWatも見られ新旧が一緒に同居している街である。
このアユタヤ王朝は500~550年前のものでその当時の「力」がうかがえる立派な町である。
時間があればもっとこの王朝をユックリ見たい。(たぶんバンコクに帰って来て、バングラディッシュに行く前の時間に行けるのではないか。)

 Ayutthayaを過ぎ、4kmほどの所のWatに泊まる。
 出費34.50B



12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-71

2010-10-28 07:57:02 | 世界徒歩旅行記
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-71

3)タイ編

日記から-35

12月22日 (木曜日) 快晴

 今日は朝8:30と少し遅いがバンコクを離れる。足の状態は良く、わりと早く歩ける。
しかし、街の中は歩道、車道の上がり下がりや人々を避けて通ったり、車が前に来て歩くのを邪魔したりでいい加減疲れる。
今日、このバンコクを通り過ぎてしまえば、明日からはこの様な面倒はないだろう。

 バンコクの市内も郊外もこの間の洪水の跡がまだまだ残っている。もうすでに一ヶ月以上は経っているのにである。
やはり、それは大変な洪水であったからであろう。

 これからはしばらくただ平らな平野を歩くことになるだろう。
この辺は地平線からの日の出とか日没が見えないといけないが、周囲には人家や工場があり、もう一つ見えなく雄大さにかける。

 今日は本当についている。夕方まではWatが見えなかったのに、夕方になってから泊まるに良い小さなWatを見つける。
しかも、それを見つけたのが今日歩いた距離が40kmを過ぎてからである。
その時間帯が5時を過ぎてからなので、理想的な一日である。
しかも、そのお寺もすぐに泊めてくれる。なんて良い日なんだ。

それでも、Watでは夕食を食べず、外に出て行って食べる。その食堂では何と47Bの高い夕食になってしまった。
せっかく今日は安く上げようとしたのに、そうも行かなかった。

 出費77B (10Bを道で拾った。だから、正確には67Bの出費)



12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-70

2010-10-27 06:15:12 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-70

3)タイ編

日記から-34

12月19日~21日 

 19日(月曜日)の朝はビルマ(ミヤンマー)大使館に行き、歩いてビルマを横断できるか聞いてみた。
彼らは一言で駄目であった。何とも簡単であった。

 その後は旅行会社でビルマのラングーンそしてバングラディッシュのダッカまでは幾らか聞いてみた。
それはUS$140である。安い所ではこのぐらいである。21日に旅行会社をもう一つ行ってみた。
そこには日本人の社員がいて昼食などをおごってくれたが、同じ条件で4500Bであるから前の価格より1000B高い。
これではせっかく親切に、昼ご飯をおごってくれても差がありすぎるので、チケットを買う気になれない。

この21日の昼からはSura Thani近くの道路ですれ違ったバンコクに住んでいるタイ人の自転車野郎に会いに行った。
彼は自分で働きながら勉強をしている。まだ、16歳だが、苦労をしている。良い奴である。
何時もこのタイでは奢ってもらっていたのに、この日は俺がこの若い苦学をしている青年に夕食を奢った。
これぐらいはしなくてはいけないだろう。

出費:5泊で1130~1150B


 Sura Thaniで会った自転車野郎をバンコクで訪問