徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-271

2011-05-31 07:28:15 | 世界徒歩旅行

=========================================================================================
日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
=========================================================================================

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-271

9)再びインドを歩く

日記から-53

8月26日(日曜日) 朝少しだけ遠くが見える天気・霧

 今日もシミラーでの滞在である。
 朝だけいい天気になるような様子があったが、すぐにその期待は打ち破られ、天気が良くない。
それだからか、この町に着いた日に洗濯した物が丸2日経ったのにまだ乾かない。
なんという湿気の多い天気なのだろう。
自然と俺は部屋にいることが多くなり、本などを読んだり、体のことを考えたりする。
体では瞑想をすることから、少し曲がっている足などのこと、今の肝炎のことなどを考えいかにして治すかそれを考える。

 その後は映画を見ようと思ってみたが、どうにも列に並んで長い間待って見る気になれない。
また、見たい映画の時間帯が合わないので止める。明日にしよう。

出費 10.15ルピー

 

8月27日 (月曜日) 雨、霧

 今日もシミラーに泊まる。3日目だ。
 今日も雨が降る。それは一昨日、昨日より多く雨が降った。
従って、今日は一日中部屋にいた。

出費 10.15ルピー

 


12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-270

2011-05-30 07:20:04 | 世界徒歩旅行記

=========================================================================================
日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
=========================================================================================

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-270

9)再びインドを歩く

日記から-52

8月25日(土曜日) 雨、霧

 まだ、体が十分に治っていないので、このSimla(シミラー)で2~3日、泊まることにした。

 今日は一日中うっとうしい雨か霧で外に出る気がしない。
それでも午後2時ぐらいまで部屋でごろごろしていたが、少しずつ動き出す。

 この部屋は床が傾いているが、何だか下宿屋のようで落ち着ける。
それにバス、トイレまで付いているのは本当に助かる。それはまだ、下痢が完全に治っていないからである。

 夕方辺りから本格的に動き出し、本屋などを見たりしてぶらぶらしていた。
本屋では、瞑想の本でチャクラが開いた時のイメージ写真が載っている本などがあり興味深いものがあった。
しかし、写真集は重たいので買ってまで持って歩こうとは思わない。

出費34.00ルピー

 


12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-269

2011-05-29 09:19:01 | 世界徒歩旅行記

=========================================================================================
日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
=========================================================================================

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-269

9)再びインドを歩く

日記から-51

8月24日(金曜日) 雨

 今日の天気は、朝にトイレに行ったときだけ雨が止んでいたが、昨日の最後のようにズ~と雨である。
今朝も昨日の様に初めは霧が出て小雨から強く降り出す、同じパターンである。今日も天気には見捨てられたようだ。

 それでも少し雨が止んだ時にSimla(シミラー)という町に着く。
ここではロッジに泊まる。そのロッジは宿泊料が15ルピーと安い。その部屋は少し古いがトイレ、シャワー付である。
ただし部屋の床がまっすぐでなく斜めに傾いているのである。この部屋は悪くないがそこが少し気になる。

 自炊の為のガソリンを買いに街の中を歩き回る。
(本来はホワイトガソリンだがそれが手に入らないから普通のガソリンを使う。しかし、それでは燃えた後、悪いガスが出るが。。。)
なかなかガソリンが見つからないので、この町に着く前、2kmの所にあったガソリンスタンドに行こうと歩き出した。
しかし、「先ほど通った道なので、もうすぐ着くだろう。」と思って歩いているとその距離が長く感じる。
坂の道をまた歩き非常に疲れる。

 野菜などを買い、自炊をする。
この野菜が馬鹿にならないのである。食堂で食べるのと比べるとかえって高くつくぐらいだ。
それでもまだ、肝炎のために食べ物に気をつけたいから、多少高くても仕方がない。

 この間、体重計で測ったら、54kgであった。身長が175cmだから、非常にやせている。
特にこの山に上がって来て一段と体が細くなったような気がし、手首を握ると本当に細くなったことを感じる。
それは握ったときに親指が中指に着く位が普通であったのが、それを通り越して中指の第一関節まで届くのである。
信じられない。

出費 72.20ルピー

 


12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-268

2011-05-28 08:26:09 | 世界徒歩旅行記

=========================================================================================
日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
=========================================================================================

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-268

9)再びインドを歩く

日記から-50

8月23日(木曜日) 晴れのち雨

 昨日泊まらせてくれたレストハウスのマネージャーは朝食までくれると言っていたが、彼が来るのは10時にならないと来ないと言う。
そんな訳で今いる人には朝食をくれとは言えず、出発。
それでも出発する前は暖かいお湯を使ってシャワーをし、体全体を暖め、綺麗にして出発した。
気持ちが良かった。(この東南アジアからはお湯を使えるような高級なホテルでは泊まっていないからである。)

 夕方、今日35~36km歩いた所でツーリストロッジがあると言うので、そこまで行くときに雨が降り出す。
この雨が本格的に降り出す。それが半端でなく体はずぶ濡れである。
降り出しは霧のような感じで強くなかったのであったが、その後目茶目茶降り出した。
こんな時は不思議と雨宿りするところが見当たらないものである。
やっと、そのツーリストロッジがあるという村に着いたが、そこは泊まるのに150ルピーまたは75ルピーだと言う。
その価格を聞き、アホらしくて外に出る。その外には茶屋の一軒だけである。
だから、濡れた冷たい体にムチを打ちまた歩き出す。そして、5km歩いた所に駅があった。
ここも駅と茶屋だけである。仕方がなく駅で泊まれないか聞いたら、泊まっても良いと言うのである。
助かった! それだけではなくチャーイと夕食もくれた。ありがとう!

 この駅では彼の考えがどのように変わるかまだ分からないので、その濡れたままで、その駅員のするチェスを見ていた。
俺の格好は濡れた半ズボンとTシャツである。この寒い格好で、チェスが早く終わらないか待っていたのである。
やっと、9時に夕食を取ることが出来た。その後は比較的早く眠ることが出来たので助かりはした。
この駅員は駅に異常がないか見回っているガードマンの役割である。
彼は酒に酔っ払いながら「お前はどこへ行くのだ」などと分からないヒンディー語で話しているようなのである。
この様に彼が話す時、彼は息を俺に吹きかけながら話すのである。やめてほしい。
それにしても酒を飲みゲームをしのんびりして、ガードマンの仕事が出来るのだろうか?

出費 10.75ルピー

 


12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-267

2011-05-27 07:46:00 | 世界徒歩旅行記

=========================================================================================
日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
=========================================================================================

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-267

9)再びインドを歩く

日記から-49

8月22日(水曜日) 曇ったり晴れたり

 朝、このダラムサラ(町の名前ではなくお寺のような所)を出ようとしたら、ここに泊まっている人にチャーイをもらいしばらく話をしていた。
それで出発は大きく遅れたが、もうあまり焦らずに行こう。

 デリーを出て9日間経つのだがいまだ腹の状態は良くない。腹が下ってばかりいる。
何時下痢になるか分からないのでパンツを汚してしまう。この辺はどこにでも水溜りがないからでもある。
水溜りがあればその横に行き、それをした後、尻を洗えばいいのである。
この下痢で神経を使い悩むのは嫌である。早く腹の状態が治ることを祈る。

 この辺りは山の中である。あのネパールの山の中から下りて来て何日が経ったのであろうか?
やはり山の中は気分がいい。楽しい歩きである。ここには松の木もあり、時折その良い臭いがする。
山道の曲がった道をできるだけまっすぐに距離を短く歩くとたまに通る車とは危ないのであるがそれでも面白い。
体が完治し正常の状態であるなら本当にラクにそして楽しく歩けるのにな。
それでも体は確実に少しずつではあるが良くはなっている。
 今、矯正している右足は本当に骨から曲がっているので、それを矯正するのに毎日骨が折れるかと思うほど逆に曲げている。

 山に入ってきて涼しくなってきた。今日は30kmほどを歩いた所で泊まれる所があるか聞いてみた。
聞いたチャーイ屋ではレストハウスというので、俺はそこへ行って見た。
そのレストハウスに着き、聞いてみるとそこは許可がないと泊まれないところであった。
それでも、その許可があるとすべてがただで泊まれるのだそうだ。
その許可がいるのを知らず、ノコノコそこまで出かけてしまった訳である。
だが、ここの親切なマネージャーはダブルルームでトイレ、シャワーのある部屋に俺を泊めてくれた。
それだけではなく夕食と明日の朝食までくれるという。
その外、彼は個人的にもチャーイやサモサ(野菜やいろいろなものが入った三角の揚げ餃子のような物)を奢ってくれる。
ありがとう!

出費 9.00ルピー