徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(マレーシア)-19

2010-08-31 07:45:40 | 日記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(マレーシア)-19

2)マレーシア

日記から-19

10月28日 (金曜日) 晴れ 曇り 

 朝、出発しようと思っている時である。やはりこの周りの人家の人々がたくさん集まって来た。
彼らは何だ何だといくことで来たのだが、結局何も起こらなかった。
一人英語の出来る人がいて、その人が説明をうまくしてくれたようである。助かった。

 この国では中国人が経済的に力を持っているようで、みんなから嫌われているとも聞く。
K.L.であった日本人が今はマレー人に政治では抑えられているが、経済力があるので、その内に政治にも出てくるのではないかと言っていた。
その様に力があるのでこの国では嫌われているのだが、この国の構造はマレー人50%、インド人25%、中国人25%だそうだ。
俺はというと中国人に似ていることから、自然とこの国では嫌われるおそれがあるという訳である。
今朝のようなことでは英語の出来る人が言うにはやはり気をつけろということである。

 Slim River という所で道路の料金所があり、そこで働いている警察官?が朝食をおごってくれる。
彼はインド人である。どの人も親切である。
ところで、このところ食べる食堂が少なくなってきたようだ。この辺は10マイル以上食べる所がない。
マラッカ以前は1マイルことには食堂があったのにな、、、。
これからも食堂があまりないことが予想される。

 今日の夕方、Sungkai という町の中に建築中のビルがあるので、そこの現場監督に泊まって良いか聞く。
彼は快くOKしてくれ、今日は安心して泊まれる。 現場監督さん!ありがとう!

 Sungkai で泊まる。
 出費 M$3.20



12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(マレーシア)-18

2010-08-30 07:49:13 | 日記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(マレーシア)-18

2)マレーシア

日記から-18

10月27日 (木曜日) 曇り にわか雨

 今日は1年前にオーストラリアを徒歩で横断し始めた日である。もうすでに1年が経ってしまったのである。
あの日が去年であったとは近いようで、遠いような気がする。

 道の横でゴムの木から液を取ってきた人々から、その汁を買っている人を見つける。
彼としばらく話をする。ゴムの液は1kgM$2.00だそうだ。
その液は質がよくなくてはいけないので、比重計を使っている。
即ち、他の物を混ぜて薄くしたりしていないものを買うのである。
アンモニアによって固めるためか臭い。特に固まったゴムは非常に臭いのである。
しばらくすると、朝早くからそれぞれの木から集めてきたものであろう大きな入れ物に入れたゴムの液がやってくるのである。
それぞれの木に着けている液を集める容器はティーカップほどのものである。
そのティーカップの半分も入っていないものを集めてくるのであるから、灯油缶ほど集めるにしても大変な木の数であろう。
この様にして集められて作られたゴムを我々がその苦労も知らず使っているのである。
大変良いものを見たような気がする。

 今日も朝飯を食べた時、おごってくれる。
それは62歳のおじいさんと食堂でいろいろ話をしているうちに彼がお金を出してしまったのである。
謝謝!シェイシェイ!

 3時ごろから(時計を持っていないので、たぶん3時)強い雨が降り出す。
その雨が1時間から1時間半ぐらいであろうか降り続いた。
その為に、多くの人は屋根があるバス停留所に集まる。その屋根の下で雨宿りである。
その中にオートバイに乗った人も入ってくる。とにかく多くの人が一つの屋根の下に集まり、世間話となるのである。
一緒に雨宿りしていると俺はこの国に住んでいるような錯覚をしてしまう。
彼らにとっては日常茶飯事のにわか雨であるので、あまり濡れても関係がないかもしれない。
雨に濡れても平気でいる人もいるからである。
今後、毎日の様に2~3時間雨が降ることが予想される。歩くには参る。
何はともあれバックパックの荷物だけは濡れてほしくないものだ。

 夕方、泊まる所が見つからない。
暗くなってきたので、余計に泊まるところを見つけにくい。
それでもやっと小屋を見つけたのであるが、その周りには人家があり、その人々が警戒しているように思われる。
その他、雨が降りそうで、この小屋は完全に囲まれていないことから雨が降れば、雨が入ってきそうで気になる。

 Tanjong Malim を過ぎた所で泊まる。
 出費 M$4.70



12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(マレーシア)-17

2010-08-29 08:17:54 | 日記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(マレーシア)-17

2)マレーシア

日記から-17

10月26日 (水曜日) 曇り

 今日はK.L.を出る。俺はこの2日間、K.L.で何をしていたのかと考えてしまった。
靴を探しただけで終わったのだが、目的の物も買えず、代用の地下足袋のような「しょうもない物」を買ってしまったような気持ちである。

 昨日、雨がキチガイのように降った。本当にすごかった。幸い昨日は歩いていなかったのでよかった。
それで、その突然の雨に気をつけながら歩く。今日は曇ってはいたが雨が降らなかった。
曇りで太陽が出なかったおかげで、あまり暑くならないのだが、やはり歩くと汗は多量に出る。

 テントを張るにはすこし早い時間ではあったが、大きな池で水がすごく綺麗なところを見つける。
そこでテントを張るか、また近くに小屋が見えるのでそこで寝るか迷うが、テントを張るには時間が早く、考えている内に通り過ぎてしまう。
本当はそこで、暗くなる前に体を洗ったり、泳いだりしたかった。
その後、結局今日はテントを張るのだが、そこは回りに木など何もなく、後ろに水が少し汚い小さな池がある所である。
その池で体を洗い、テントで寝ることにする。今日の夜は頼むからあの激しい雨は降らないでくれ!

 今日はK.L.から北へ40km離れた所でテントを張る。



12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(マレーシア)-16

2010-08-28 07:42:28 | 日記
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(マレーシア)-16

2)マレーシア

日記から-16

10月25日 (火曜日) 曇りのち すごい雨

 昨日、靴を探せなかったので、今日も歩かないで靴の為に店を探し回ることにする。
それは今日、靴の修理が出来る所があるかもしれないと思ったからで、重たい登山靴を持ちながら歩き回る。
修理できる所はメルボルンと同じで、革靴用の靴底を着けることが出来る程度で靴底が弱い。
修理は諦め、K.L.で2軒しかないキャンプ用品の店にも行くが、オモチャの様な靴しかないので、登山靴も諦める。
仕方がないので、地下足袋のような靴を買う。これで10日間以上もってくれるだろうか?

 話は変わるが、このK.L.の町の中で鳥を鉄砲で撃っているところを見る。ちょっと驚いてしまう。
そこは人々が周りにいっぱいいるからである。このような危険な状態で日本では許可が出るであろうか。

 もう一つ驚いたことは、新築の綺麗なプラザという感じの建物のことである。
1階、2階は結構高級な感じがして良い建物だと思っていたら、3、4階に行くに従い店が入っていないのである。
そして、5、6階に至っては全然使っていないし、建築で出たゴミがあるのである。
そればかりでなく、建築途中であるのか天井などは外れている。結局、このビルはまだ未完成なのである。
シンガポールでもそうだったが、どうして未完成な所まで一般の人が入れるのか?
これと同じように道路でもあちこち穴が空いていて、目を瞑っていると落ちてしまう。
穴の回りに囲いがないのである。
それらを人々はまったく気にしていないようである。人が穴に落ちて怪我をしても仕方がないことなのであろう。
日本では道路に穴が開いていて人が怪我をしたら、市とか地方自治体の責任になるが、ここではそんなことがないのかもしれない。
最も、日本でのこの責任問題は責任を問われるので一生懸命にしていて、人を本当に尊重しているのではないのかもしれないが、、、



12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(マレーシア)-15

2010-08-27 08:30:19 | 日記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(マレーシア)-15

2)マレーシア

日記から-15

10月24日 (月曜日) 晴れ

 今日は歩かないで靴を探しに街を1日中歩く。
この国ではハイキングなどという遊びをしないのだろうか?靴屋に行き、登山靴があるか聞くが、そこにはない。
そこでキャンプ用品の店があるか聞き、キャンプ用品屋をやっと探し当てるのだが、そこでも登山靴はやはりない。
そのキャンプ用品屋で登山靴は何処で買えるか聞いたのだが、一向にその登山靴が見つからない。
そんな中、あるホテルでスポーツ用品の展示会があるということを聞き、出かける。
そこではキャンプ用品といってもお話にならないくらい種類が少ない。したがって、登山靴などはない。
結局、いろんな店で聞いても登山靴はなく、あちらに行けと言われ行ったのだが、ただ歩き回っただけで何もならなかった。

 今日も同じK.L.のY.M.C.A.で泊まる。