徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-オーストラリア編-222

2013-08-31 07:14:29 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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8、オーストラリアを歩く-57

・日記 12-35

12月5日 (日曜日) 晴れのち曇ったり晴れたり 40日目

 朝、このごろ涼しかったのに、今日は暑い。
昨日、南の方角の遠くに雲が見えていたが、今日はその雲が近くに来ている。
そのせいだろうか?今日は一日蒸し暑く、久しぶりに歩きが苦しい。
何時もは3時間継続して歩いてもなんともないのに今日はそれが苦しい。

 Penong に着く。もうここは農業の町である。
一昨日からずっと道路の両側が牧場で寝るところを探すのに苦労をする。
砂漠では何もなくて困るが、何処でもテントを張れた。
それに対して、牧場地帯では道路の近くまでフェンスがあり、場所が制限されているから困る。
また、ここもまだ牧場と言っても砂漠の様相があり、あまり木がないので風を避けるのにも困る。

 Penong では水をもらったが、ここの水は井戸水であり、それはまずい。
やはり、雨水の方がおいしい。
それでもこの辺の井戸水は今までと違い塩分を含んでいない。
塩分を含んでいない水なので、植物が育つことから、この辺では牧場が出来るのであろう。

出費 A$9.06

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世界一周、徒歩旅行-オーストラリア編-221

2013-08-30 07:23:22 | 世界徒歩旅行

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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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8、オーストラリアを歩く-56

・日記 12-34

12月4日 (土曜日) 快晴 39日目

 今日も朝は涼しく、快調にスタートをする。
今日もアバリジノ人は俺の横を通り過ぎる時、よく車を止めてくれ、乗っていくように俺に勧める。
もちろんそれを断るが、彼らが帰ってくる時、俺に必ずジュースをくれる。ありがとう!
この様なことが3日間続いている。

 今日の午前中に今まで何回も会っている長距離トラックの運転手に会う。
しかも、今日はその運転手の友達のトラックもいて2台が一緒に止まってくれる。
しかも、道路上で俺と会ったのでわざわざ止まってくれ、降りて来てくれる。
そして、コーラを2缶くれる。
彼とは本当にちょっとした小さな田舎のホテルでのバーで一緒に飲んでから、何回となく会っている。
それにしても、この暑い砂漠の中で彼がくれた冷たく冷えたコーラを飲むことが出来るのは最高である。
また、これだけ彼とはよく会うので、俺一人で歩いているという感覚がなくなって来る。
次は何時会えるのか期待さえ持てる。本当に楽しみである。

 夕方、4時過ぎ、また日本人の自転車野郎に会う。
彼は世界一周するとかで日本では新聞にも載り、スポンサーもあるそうだ。
一見、俺の感覚ではスポンサーまでついているにしては貧弱なような気がする。
それはさておいて、彼は俺がビールを飲むというウワサを聞いて、わざわざ俺のために重たい瓶のビールを持って来てくれた。
彼と会った道路上には日陰もないので、暑い太陽に当たりながら熱いビールを2人で分かち合う。
彼にしても荷物を本当に軽くしたいと思っているだろうに重たい瓶ビールを持ってきてくれたのには感激せざるを得ない。
本当にありがとう! また、彼のロマン的な考えにありがとう。

 今日はその他にも、とにかく飲料水をよくくれ、多くの飲む機会があり、非常に助かる。
本当に飲むのには苦労をしない一日であった。

 テントを張る時に風が強いので、風を避ける所を探すのに時間がかかる。
結局、8時30分ぐらいまで歩く。日本人と1時間ぐらい話しをしていたから遅くなったのである。
それでも、58kmは歩いているであろう。

出費 A$0.00

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世界一周、徒歩旅行-オーストラリア編-220

2013-08-29 07:24:03 | 世界徒歩旅行

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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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8、オーストラリアを歩く-55

・日記 12-33

12月3日 (金曜日) 快晴 38日目 

 昨夜は12時過ぎ(1時近く)まで話しをしていたので、朝6時には起きたが眠たい。
あの昨日の白人は名前を Steve と Sue と言う。
彼らに別れを告げに行く。
また、あのおいしいマメのコーヒーを飲み、話しをまたする。
だから、今日は9時30分と大変遅い出発である。
今日はそれでも52kmは歩きたいので必死で歩く。
途中2回だけの休みで夜7時30分にはNandoroo に着き、ほっとする。
4時間ぶっ通しの歩きにも今は慣れて来た。
この頃は朝6時ぐらいから歩いているので、一日70km以上は歩いている。
だから、今はあのアメリカでの最高の距離である一日83kmを歩くことも何時でも出来る。

 昨日のアバリジノ人のことである。
今日も車に乗っている多くの彼らを見かける。
彼らは止まってくれ乗って行けと何度も言ってくれる。
大変親切な人々である。今日一度はジュースをくれもする。
彼らの身なりは黒くあまりルックスは良くないかも知れないが、本当に彼らはおとなしく良い人々である。
Steve 達にも話したことは
白人、黒人、黄色人という言葉を差別しているかのように使う人がいる。
そういう人には白人の中にも悪い人が多くいるのだということを強く言いたい。
もちろん、有色人の中にも悪い人もいる。
問題は肌の色ではなく良い人、悪い人なのだ。しかし、境がないのでこの表現は非常に難しい。

 このアバリジノ人の問題は今後もオーストラリアにいる間、ずっと現れることであろう。
黒人、白人の問題を考えさせられたことで、昨日 Yalata に泊まって良かったと思う。

出費 A$16.18

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世界一周、徒歩旅行-オーストラリア編-219

2013-08-28 07:55:56 | 世界徒歩旅行

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8、オーストラリアを歩く-54

・日記 12-32

12月 2日 (木曜日) 快晴 37日目

 朝は大変寒い。吐いた息が白くなる。こんな日もあるのだなと関心をする。
しかし、昼は風もなく暑い。

 Yalata に着く。
日本人自転車野郎が俺の来るのを待っていた。
いろいろな人から俺が歩いているという情報を聞き、彼はどんな日本人か会ってみたいということだった。
やはりこの道は一本道だからこの様なことができるのだ。
彼との会話は久しぶりの日本語であるが、前ほどの感動はない。
自由に会話ができるだけである。
それより、彼は面白いやつで、オーストラリアを自転車で一周しているのだそうだ。

 もう一つここに着いてから興味深いことは白人家族がロードハウスから少し離れたところでキャンピングカーに住んでいる。
ここはオーストラリアの原住民、アバリジノ人の居留地であるYalata Missionという。
その白人はアバリジノ人に興味をもち一時を一緒に暮らし彼らからいろいろなことを勉強したいということだ。
その白人の話しでは彼らアバリジノ人が昔はここから北の広い土地で住んでいたのに、強制的にこの小さな居留地に押し込められたのだそうだ。
その北の広い土地には資源が多くあるから彼らを追い払ったというのである。
また、その広い彼らの昔からの土地では英国が原子爆弾の実験もしていたそうで、彼ら、アバリジノ人にとってはかわいそうな話である。

 ここでは白人の先生がアバリジノ人を教えているのだが、先生は彼らが勉強をしないと嘆いているそうだ。
しかし、彼らはここで勉強をして都会に行っても就職できる所もないのが現実である。
それよりもここで大自然の中で生きていく方法を彼らアバリジノ人から勉強するほうが価値はあるのではないかと良い白人は言うのである。

 この白人はコーヒーのマメを挽いたものを水で煮て野生的だがおいしいコーヒーを作ってくれ、それを飲んだ。
また、アバリジノ人から聞いたという水がなくても生きていける方法を教わる。
それはユウカリの木から水を飲む方法である。
茂っているユウカリの木を見つけその根っこを1mほど掘り出し、切り出して口の上にかざせば水が滴り落ちるのである。

 カンガルーもアバリジノ人が獲って来たものであれば、ここで食べられるそうだが、今日はない。残念!

出費 A$6.50

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世界一周、徒歩旅行-オーストラリア編-218

2013-08-27 07:06:39 | 世界徒歩旅行

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8、オーストラリアを歩く-53

・日記 12-31-2

 12月1日の日記の続き。

 今日は3台の車がジュースや水をくれる。

 1台目は昨日泊まったCaravan park で一緒だった人達の車である。
彼らは昨日もっと話しをしたかったと言っていたが、俺は昨夜、早く寝てしまった。
ごめん! 彼らは残念に思っているようだった。

 2台目は例のCoolgardie のホモの家に泊まったという夫婦みたいなカップルである。
彼らはヒッチハイクなので車の持ち主とは違い、自由に出来ないが、車の持ち主も私に興味があったのだろう止まってくれた。
このカップルはホモのおじさんから俺のことを聞いて知っていた。
また、彼らの話で面白いことがある。
それは俺がBalladoniaまでの大変な時に水をくれて助けてくれた2人のイギリス人の自転車野郎もそのホモのおじさんの家に泊まったそうだ。
このオーストラリアの横断の道は一本道なので、面白い現象がある。
それは、俺と会ったことがなくても知っている人がいるのである。
「前に歩いている馬鹿なやつがいる。そのうちに追いつくぞ!」などと噂になるみたいだ。

 3台目はキャンピングカーを引いている車でトマトやりんごそしてジュースなどをくれる。
それだけでなく、キャンピングカーの中で休ませてもくれる。こんな時は非常にハッピーである。
今日のように水が沢山手に入り、いろいろな人と話が出来る日もあるのだなと関心する。

 サウスオーストラリア州に入って道路が良くなったことが目に付く。
この州の方がウエストオーストラリア州より金持ちなのだと思われる。

 今日は木々の間でテントを張れた。
それでも木と木の間隔が非常に離れているので、隙間が多い。
この辺は海に近いから土ではなく砂の上に木が生えているのである。

出費 A$0.00

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