徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スイス)-562

2012-04-30 06:45:18 | 世界徒歩旅行記

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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   Mr.Bosshardtさん夫婦。Winterturの家の前。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スイス)-562

20)スイスを歩く

日記から-10

7月 2日(火曜日) 晴れ

 朝、皆に別れの挨拶をしてMrs. A.Gu”ttingerさんの家を8時半ごろ出る。
その時も朝食と昼食分のサンドイッチを持たしてくれた。ありがたいことである。

 そして、歩いてWinterturのMr.Bosshardtさんの家へ10時に着いたのだが、写真を撮り、彼が呼んだ新聞社からのインタビューを受ける。
それが終わったのが12時ぐらいであったので、この家で昼食を沢山食べさせてくれる。
そればかりではなくいろいろな物をくれようとするが、大きい物だったり、重たい物だったりする。
それらを持って行くのは大変辛いので、辞退する。
その時にはこの日記を書いているのが鉛筆なので、「ボールペンがほしい。」と言おうかと思ったが、止めた。
この様に多くの親切を貰っているのに僕から「○○をくれ。」とは言えない。

 2時半ごろからまた歩き始めた。
Mr.Bosshardtさんと一緒である。彼とは約一時間歩く。
その時はメインロードではなく、木々の中のトレールコース(Trail)を歩く。
環境は良いのだが、非常に遠回りしているのでこのコースを歩くのは考えものだ。
どちらにしても今日は時間も取られてしまったので、距離を稼げないからいいようなものであるのだが。

 少しの木々が集まっている所で今日はテントを張る。
夜に雨が降らなければいいのだが、、、、

出費 3.55スイスフラン

 


12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スイス)-561

2012-04-27 07:37:06 | 世界徒歩旅行記

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スイス)-561

20)スイスを歩く

日記から-9

7月 1日(月曜日) 晴れのち夕立

 今日がMrs. A.Gu”ttingerさんの家に泊まる最後の日である。
時間があるので朝、Mo”rsburgのMrs. A.Gu”ttingerさんの家から電車でチューリッヒ(Zu”rich)に出かける。
この後、歩くコースでも寄らないでもいいように、今日はチューリッヒ見学ということである。
歩かないので、電車で出かける。久しぶりの電車である。距離は25kmで往復で何と12スイスフラン(1200円)である。
やはり物価が高い国である。
昼はチューリッヒにある湖の横の桟橋でパンをかじり、ワインを飲んだ。そこには会社員の人達が昼休みで昼寝にやって来ていた。
彼らとスイスのことなどを少し話をした。とにかく平和で暖かく良い一日であった。

 帰りは通勤時間に合い、多くの人が乗り込んできた。
あの日本のラッシュを思い出す。

 夕方、WinterturのMr.Bosshardtさんの家に行く。
ここは別荘ではなく、市内の家である。大きな家で庭も広い。
それを見てアメリカにいた時にガーデナーをしていた時のことを思い出す。
その時は毎日、この様な広い庭の芝生を刈っていたのであった。その時に見た家とこの家は同じ様である。
ここに来たのは夕食をご馳走になる為である。
美味しい食事をして、Mr.BosshardtさんがMrs. A.Gu”ttingerさんの家に送ってくれる。

 Mrs. A.Gu”ttingerさんの家に戻り、家の人々とテレビを見る。
しばらく話をして、部屋に戻ると服は洗濯されているし、パンツとソックスは新しいのが置いてある。
そればかりではなく、破れていた帽子は綺麗につぎをしてあった。
その他には今日は暖かいので昨日までの羽毛の布団ではなく、毛布に替わっていたのである。
何と心がこもっているのだろうか。おばあちゃんありがとう!

 もうこの様に長居はしたくない。こんな旅はしたくない。
何故なら別れが辛いし、僕は彼らに何もして上げることがないからである。


出費 19.55スイスフラン

 


12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スイス)-560

2012-04-26 07:35:39 | 世界徒歩旅行記

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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スイス)-560

20)スイスを歩く

日記から-8

6月30日(日曜日) 晴れ

 この様にいい天気が2日も続いた。信じられない。
今日は別荘2日目である。この様な良い所でリラックスできる。

 朝食は景色の良い3階で食べたが、昼は湖の横にある庭のテーブルで取った。
やはり、外で食べるのは景色も良いし、外の空気が直接伝わり良いものだ。

 昼前にMr.Bosshardtさんの友人で哲学者でもあり、絵描きでもある人に会う。
彼は宇宙のこと原子のことなどを詳しく話してくれる。彼は英語を話すが得意ではないようだ。
最も英語で話されてもよく理解は出来ないだろう。それでも絵を描きながら説明をしてくれたのでまだ良かった。
僕も宇宙については関心があるので、その後少し質問をしたが、その回答がよく分からなかった。

 昼からは読書の時間である。
日本人旅行者に会った時に本を換えてもらったものを読む。

 夕方はこの別荘で食事をした後、Mo”rsburg のMrs. A.Gu”ttingerさんの家に帰る。
何だか自分の家に帰ってきたような安心感があり懐かしさを感じた。
ここのおばあちゃん、Mrs. A.Gu”ttingerさんを見てまたほっとする。
その後はおばあちゃんと娘さんたちから「時計」のプレゼントを貰う。
マレーシアのペナンで買った安い時計をイランかトルコで失くしもう半年は時計を使っていなかった。
このところ文明の国々に入り、Y.H.などでは時間が分からないとチェックインできないこともあり、不便を感じていたところである。
この不便を感じたことでは財布も同じであったが、ここスイスで2つも不便が解決してしまった。
とにかく、ここでは泊めてもらうだけでも感謝しているのに、ズボンや上着を直してもらい、おまけに時計まで貰ってしまった。
僕は何をして恩返しをしたらいいのだろうか?大変恐縮である。涙が出てしまう。

出費 0スイスフラン


 


12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スイス)-559

2012-04-25 07:19:20 | 世界徒歩旅行記

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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スイス)-559

20)スイスを歩く

日記から-7

6月29日(土曜日) 晴れ

 今日も歩かず、朝早くWinterturに出かけ、そこでは手紙を出す。
その他、そこでパンツを買い、ビールを飲む。何だか外に出た時は何時も酒を飲んでいるようだ。
僕は酒乱ではないかと思う。

 このWinterturで前に電話をかけ繋がらなかったMr.Bosshardtさんに電話かかけてみた。
今回は電話が繋がったが、後で彼が電話をするということで、Mrs. A.Gu”ttingerさんの電話番号を教えた。

 昼過ぎにMrs. A.Gu”ttingerさんの家に帰って見るとすでに電話がかかって来ていてMr.Bosshardtさんが僕を別荘に連れて行くという話になっていた。
昨日は今日Mrs. A.Gu”ttingerさんの娘さんと街に出ようという話になっていたのだが、彼女には悪いのだが変更である。

 昼からはとにかくベンツの最新小型車でMr.Bosshardtさんが迎えに来て僕をBodenseeに連れて行ってくれる。
このBodenseeの-seeとは湖のことである。だからここはBoden湖ということである。
ここの湖畔の村、Kesswillというリゾートみたいな所に行く。

 ここは信じられないほど美しい所である。
景色だけ驚かされただけではなく、彼が持っている家の大きいことに加え、湖と家とその庭が綺麗に合っていることも驚かされた。
大きな家は3階建てで一番上の湖側は大きなガラスで湖をよく見えるようにしていて、そこからは景色が良い。
また、家の内装もその景色に合って豪華に作られている。
ここで美味しいワインを飲んだが、何と贅沢なのだろうかと自分でも思ってしまうほどである。
とにかく最高の気分である。

 夕方の散歩の時には何故、世界にはこの様に貧乏と金持ちの差があるのだろうかと考えさせられたのである。
ここのリゾートに来ている人々はお金持ちばかりであり、スイスにはこの様に金持ちばかりがいるのである。
ところがアジアの中ではそうでない人々が多いのを見て来た。日本でもここまでお金を持っている人は少ないであろう。
日本はあれだけ勤勉に働き、教育制度も高いのに同じ様に金を持っていないのは何故なのだろうか。
他のアジアの国々はもっとひどいものである。これは悲しいことだ。

 ここでも良い部屋を与えられた。何とありがたいことなのだろうか。
僕には何の価値がありこの様な良い所に寝れるのであろうかなどと考えてしまった。
それでもとにかく、すぐに寝てしまった。

出費 昼前に11.20スイスフラン


 


12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スイス)-558

2012-04-24 07:39:09 | 世界徒歩旅行記

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   大変親切なおばあちゃんのMrs. A.Gu”ttingerさん。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スイス)-558

20)スイスを歩く

日記から-6

6月28日(金曜日) 晴れ、曇り

 朝起きて少し柔軟体操をする。
その時に僕が唯一持っているよそ行きの長ズボンのチャックが壊れてしまった。
どうにもならなくて、困ってしまったので、おばあちゃんのMrs. A.Gu”ttingerさんに泣き付いた。
おばあちゃんはチャックを新しいのに付け替えてくれた。
この作業は一度、壊れたチャックをはずさなければならず、結構めんどくさい仕事だと思うが、やってくれた。
ありがたい。

 その後は隣の城を案内してくれた。
小高い丘になっているので、見晴らしがいい所である。これは700年前に出来たものであるようだ。
この周囲には ○○○BURGという地名が多い。最後のBURGという言葉は「市場」の意味があるようだ。

 僕は庭に水を上げたりしながらこの家のことを手伝ってあげる。
夕方は散歩に僕一人で出かける。その時にスーパーを見つけたのでビールとケーキを買う。
ケーキを買ったのは泊まっている家の人達の為である。
僕の出来ることはこれぐらいしかないから、彼らに少しでも誠意を見せてあげたいのである。
ケーキを持って帰ったらMrs. A.Gu”ttingerさん達が喜んでくれたので良かった。

出費 5.50スイスフラン