発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩+ヨット旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロを終え、追加編:ヨット
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。
その後、ポルトガルからヨットに乗るストーリー
13、ヨットに乗るまで-639
その3
11月9日(土曜日)
セビリア!
僕が何故セビリアにいるのか? ここには8日の夜の列車で移動したのであった。
このスペインにいて有名なセビリヤを見ないで過ぎて行ってしまいたくなかったからである。
セビリヤは「セビリヤの理髪師」などで有名である。その町は一体どんな町なのか見たかったのであった。
この町は古く、スペインの伝統のある町である。
夜にふと考えたことがある。
人間とは何にでもマヒしてしまうものであると思うのである。
それは時に人間の社会がそうなっているのではないだろうか。もし、自然に触れているとマヒはしないであろう。
例えば、臭いについてである。
常に人間は家の部屋なり、ビルデングの事務所なり空気が動かない所にいる。
同じ所で空気が動かないので、始めは臭った臭いも長い間、同じ臭いを嗅いでいるとその臭いが分からなくなる。
これは音でも同じことが言える。同じ音を聞いていると初めはうるさいと思った音もうるさく感じなくなる。
これは心も同じことが言えるのではないだろうか?感動も始めはしていても同じ事が続くとはじめの感動がなくなる。
これが怖いことである。
また、暑い赤道の国ではあまり発展している国がない。これは一年中温度の差があまりないし、食べるものは果物など一年中ある。
これでは人間が生活するのに困らない。新しく何かを生み出さなくても生活が出来るのである。
これも生活にマヒした結果、刺激がないからかもしれない。
結して、暑い国が悪いといっているのではない。
常に生活には刺激が必要であり、その刺激がなければ、作りながらでも生活しなければならないと思うのである。
それにしても自然の中にいると常に刺激的だと思うのである。
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筆者は現在、韓国に在住して、以下の様な韓国ビジネスサポートをしています。韓国に関して聞きたいことがあれば、そのホームページをご覧になり、お聞きください。
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