発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。
12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-272
9)再びインドを歩く
日記から-54
8月28日(火曜日) 曇りのち雨
今日はシミラーを離れる。このシミラーでは毎日が雨であった。
今朝は雨が降る様子がなく曇っていたので、ここぞとばかり出発をする。気候が暑くなく寒くなく、最高である。
そして、会う人々も山の人々だからか?いい人が多い。この辺の人々は顔が少し違うようである。
それはインド人ではあるが、山の人々であるチベット人とはまた少し違うようにも思う。
その彼らは今日、チャーイを2杯くれたことが2回あり、夕方には農業のおじさんが通り過ぎる時にトウモロコシをくれた。
チャーイもトウモロコシも大変おいしかったですよ。ありがとう。
今日の最後の2kmのぐらいから雨が降り出した。その後、1km歩いたところから非常に強い雨になった。
そうして歩いているうちに寺(ダラムサラ)を見つけて雨宿りをさせてもらった。
普段は雨宿りをしようと思う時はその様な所が見つからないのが常であるのに、今日はラッキーである。
今日はダナガットという町で泊まることにする。
ここには茶屋があり、そこで泊まる。また、そこが食事を出してくれるという。
そこにいるとこの辺りの人々が集まって来る。そんなことでここは大変面白いところである。
この様に人なつっこく集まるという点ではインドというよりネパールという感じがある。
昨日まではシミラーで、ほとんど部屋に一人で休んでいた。あれはあれで自分を見直すのに良かった。
その3泊は本当に会話が少ない日々であったが、結構充実していた。
シミラーは観光地であり、特にツーリストスポットはどこも同じで、それにはそんなに興味を持てない。
今日はその山の中の小さな店に集まった人々はその土地の雰囲気が伝わってきて面白い。
前にはここがネパールのようだと言ったが、ラジオを持った男が部屋で大きな音を出しながら聞いている様子はやはりインドである。
それはインドでは周りの人のことをあまり考えない人が多いからである。
出費 9.50ルピー
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筆者は現在、韓国に在住して、以下の様な韓国ビジネスサポートをしています。韓国に関して聞きたいことがあれば、そのホームページをご覧になり、お聞きください。
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