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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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10、ニュージーランドを歩く-10
・マオリ人
オーストラリアは前からいたアバリジノ人を侵略して築いた国であったからか、彼らと白人の間には深い溝があった。
この国ニュ-ジーランドでは前から住んでいたマオリ人と白人は関係が悪くないのを感じた。
それは白人が始めてこの国に上陸した頃、侵略と言うより部族の長との交渉によって入って来たということを聞いている。
このことからお互いの関係が悪くないのではないだろうか。
前に書いた通り、イースターの時にマオリ人の恒例の集まりがあって、そこでハギという彼らの料理をご馳走になった。
その時も彼ら、マオリ人の考え方は皆「誰でも来い。」というものであった。
だから、このイースターのイベントがあった前日から夕食を腹一杯食べさせてくれたし、ビールもたらふく飲ませてくれた。
前にも書いたが、西洋人は自分が腹一杯になったら相手も一杯だと思うからか、私が腹一杯に食べたことがなかった。
その点 マオリ人たちは違った。
私が食べた後でまだ足りないか聞いてくれ、一応断っても「もっと食べろ」と言ってくれた。
また、マオリ人はうなぎを食べることも、東洋人である私にとっては栄養補給に助かった。
西洋人はこの様な物は食べないからであった。
旅が終わる少し前、即ち、ケープレアンガ(レアンガ岬)で終わったのだが、その少し前でのことであった。
ニュージーランドには差別がないと言っても白人が多くいる飲み屋と、マオリ人が多くいる飲み屋とがあった。
その時、私はマオリ人の方の飲み屋に入った。
そこで飲んでいると、マオリ人のおじさんが話しかけて来た。
私がニュージーランドを歩いていると言ったら、大変気に入ってくれて、いろいろと話しをした。
たぶん、この国の住人であるマオリ人の自分がこの国を歩いていないのに、外人である私が歩いているということで気に入ってくれたのだろう。
彼の話では、この後のレアンガ岬までのコースはマオリ人が多くいるし、レアンガ岬はマオリ人にとっては聖地なのだと言った。
マオリ人が死ぬ時、このレアンガ岬に集まるのだそうだ。
また、この岬はいろいろな神話や話が残っているのだそうだ。
だから今後は多くのマオリ人が親切にしてくれ、いろいろな話が聞けるだろうというのであった。
日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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10、ニュージーランドを歩く-10
・マオリ人
オーストラリアは前からいたアバリジノ人を侵略して築いた国であったからか、彼らと白人の間には深い溝があった。
この国ニュ-ジーランドでは前から住んでいたマオリ人と白人は関係が悪くないのを感じた。
それは白人が始めてこの国に上陸した頃、侵略と言うより部族の長との交渉によって入って来たということを聞いている。
このことからお互いの関係が悪くないのではないだろうか。
前に書いた通り、イースターの時にマオリ人の恒例の集まりがあって、そこでハギという彼らの料理をご馳走になった。
その時も彼ら、マオリ人の考え方は皆「誰でも来い。」というものであった。
だから、このイースターのイベントがあった前日から夕食を腹一杯食べさせてくれたし、ビールもたらふく飲ませてくれた。
前にも書いたが、西洋人は自分が腹一杯になったら相手も一杯だと思うからか、私が腹一杯に食べたことがなかった。
その点 マオリ人たちは違った。
私が食べた後でまだ足りないか聞いてくれ、一応断っても「もっと食べろ」と言ってくれた。
また、マオリ人はうなぎを食べることも、東洋人である私にとっては栄養補給に助かった。
西洋人はこの様な物は食べないからであった。
旅が終わる少し前、即ち、ケープレアンガ(レアンガ岬)で終わったのだが、その少し前でのことであった。
ニュージーランドには差別がないと言っても白人が多くいる飲み屋と、マオリ人が多くいる飲み屋とがあった。
その時、私はマオリ人の方の飲み屋に入った。
そこで飲んでいると、マオリ人のおじさんが話しかけて来た。
私がニュージーランドを歩いていると言ったら、大変気に入ってくれて、いろいろと話しをした。
たぶん、この国の住人であるマオリ人の自分がこの国を歩いていないのに、外人である私が歩いているということで気に入ってくれたのだろう。
彼の話では、この後のレアンガ岬までのコースはマオリ人が多くいるし、レアンガ岬はマオリ人にとっては聖地なのだと言った。
マオリ人が死ぬ時、このレアンガ岬に集まるのだそうだ。
また、この岬はいろいろな神話や話が残っているのだそうだ。
だから今後は多くのマオリ人が親切にしてくれ、いろいろな話が聞けるだろうというのであった。