発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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アメリカ横断日記-77
3月8日 曇りのち晴れ （日曜日） 82日目
今日も一日が終わった。 この所ただ歩くだけの毎日のように思える。
Menphis に一日早く着いて、そこで2泊するようにしたい。そのためには1日25～27～30マイル歩あるいている。
これでは歩くだけの機械である。こんなことで良いのだろうか？人々とも余り話しかけない、話さない。
そういえば今日話したのは一回だけである。とにかく、Tennessy 州に入ってからもっとゆっくりしよう。
昨日の夜も、ろくに食べず、今朝、何もないから、もちろん食べずにいた。
結構大きな町Brinkley のカフェに入りたいと思って、お腹がすいているのを我慢して7マイルを歩く。
この町にはカフェが1～2店しかない。しかも、今日は休みである。
考えてみると今日は日曜日である。
だから、案の定グロッサリーストアーもあまり開いていない。
それで、この少しだけ開いているストアーで少しだけでも食糧を買う。
この町を過ぎてからの小さな町はグロッサリーストアーが全く開いていない。
この国の日曜日は全く街の機能が止まっているのに等しい。
今の俺には日曜日は余りありがたくない。
Polestine を過ぎテントを張る、
出費 7.20 ドル
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筆者は現在、韓国に住んでいて以下の様な韓国とのビジネスサポートをしています。よかったら見てください。
www.shozonkb.com
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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アメリカ横断日記-76
3月6日 曇り （金曜日） 80日目
昨日の夕方から晴れだしたので、今日は晴れるかと思っていたら、今日も余り良い天気ではない。少し寒い。
ラジオでは明日はまた雨が降るという。このところ良い天気が少ない。それで俺の心が晴れない。
周りの景色がまた変わってきた。山が少ない地平線である。そして、それは湿地帯である。
木々が多いのでそんなに遠くまで見えないが、テキサスの時のように地平線である。
やはり、山があり、川がある土地が好きである。
子供が歩いて来て、俺にお菓子をくれた。自分のお菓子を分けてくれたのかもしれない。ありがとう！
McCreanor を過ぎテントを張る。
出費 3.30ドル
3月7日 曇り、寒い （土曜日） 81日目
今日は冬に戻ったように寒い。そしてこの強い風。本当にまいる。
実は友人に既に冬はもう終わったと葉書に書き出したとたんに、この寒さである。
この後、夜には雨とか雪が降るらしい。この辺は山が少ないので、風が強いようだ。
一度にうまく春にはならないものである。また今一つ、天気が晴れない。
夕方、小さな町でグロッサリーを買うはずであったが、その町にはその様な店がない。
結局、夕食はポテトチップと一カップの水だけである。
それにしてもポテトチップだけでも買って置いて良かった。
Brasfield から 数マイル過ぎたところでテントを張る。
出費 1.55ドル
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アメリカ横断日記-75
3月5日 曇りのち晴れ （木曜日） 79日目
今日も朝から曇っていて余り気分が良くない。それでもたぶん雨は降らないであろう。
道が State Highway（地方道路）だからか路肩がない。
車が来たら、その路肩であるガタガタな、しかも雨でグチャグチャになった所を歩かなくてはいけない。
結構、車が通るので、それを避けるために舗装された所を降りガタガタな所を歩くのは面倒臭いし、頭にくる。
このところ、昼はチャンと食堂で食べている。大変良いことである。
人家が多くなってきたからであるが、砂漠の所では考えられないことだった。
Little Rock に殆ど近づいてから天気が晴れだした。やはり天気がいいと気分も良くなる。
この町は State Hgih way365（地方道路）と Route 70 が通っている。
この町にはモーテルが非常に少ないと聞いていた。
モーテルはこの町に入る前に一つと出る方に二つあると聞いていた。今日、俺は出る方の二つ目のモーテルに泊まる。
今日か明日にはモーテルに泊まろうと思っていたが、人々の話だけなので、本当に2つ目のモーテルがあるかないか分からない。
明日はモーテルがないと思われる。
それでも出来るだけ先に進みたいこともあり、最後のモーテルにしたのである。
だから、下手をすると今日もモーテルに泊まれないかもしれないと最後はあせった。
Little Rock でモーテルに泊まる。
出費 28.00ドル
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アメリカ横断日記-74
3月4日 霧、曇り （水曜日） 78日目
朝から霧が立ちこめ、すぐにでも雨が降り出すと思っていた。しかし、霧雨程度で本格的に降り出さない。
ところで、昨日は貨車が幸い動かず、その位置にそのままあったので、早朝に人に見つからないようにそこを離れる。
2時ごろ Conway というところに着く。カフェショップに入っている間に晴れ間が少し見え出す。
これで雨は遠ざかったかと思ったが、5時ごろ、にわかに黒い雲がせまって来る。
見る見る雲が空を覆うので必死に歩く。やっと壊れた家を見つけ、そこで今日は泊まることにする。
その時、そこに入るところを人に見られた。少し不安である。
黒雲は空を覆ってしまったが、西の空は雲が薄いようだ。日が沈む頃になり、真っ赤な雲がそこに広がっている。
そして、一番下がにわかに明るい光がもれて来た。なんとも幻想的な風景である。それでも、雨は降り出した。
今朝は昨日の雨のために濡れたジーパンを履いたが、明日は今ジーパンが乾いているので、その心配がなさそうだ。
実際、濡れたジーパンを履くのは嫌なものだ。
Gold Creek を過ぎ壊れた家で泊まる。
出費 7.00ドル
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アメリカ横断日記-73
3月3日 雨 （火曜日） 77日目
朝のうちは曇っていたが、すぐに霧雨になり雨が降りだす。
今日はMorrilton へ行き、モーテルに泊まりたいと思っていた。
そんな訳で32マイル（51.2km）ではあるがどうしても着きたい。
しかし、実は朝の出発が8時半と遅かったのと、雨が昼から継続して降っていたのとで、非常にあせりながら歩く。
だからか、思っているより歩く速度が出ないように感じた。
それでも、Morrilton に6時半過ぎに着いた。しかし、モーテルはない。少しあせる。
それで、いつでもどこでも寝られるように、スーパーに行き食糧を買う。
この時、スーパーの人にモーテルはあるのか聞いた。ここには一つだけモーテルがあるらしい。
一つだけならそのモーテルは高いだろうなと思いながら外に出た。
その時、町の中に鉄道の貨車が止めてあるのを見つける。そしてその貨車の扉が開いているのである。
雨が降り続いているので、とにかく、その開いている扉から中に入る。
そして考えた。「もし、この貨車が動いたら、、」また、「見回りの人が来たら、、、」そう思ったが、まだ外は雨が降り続いている。
2～3回考えが変わったが、ついに心に決めた。貨車が動いたら、ヒッチハイクでここまで戻る。
見回りが来たら、見回りの人に説明をする。
たぶん、この雨の中、見回りは来ないだろう。そう思って、ここで寝ることにする。
この他、今日Russellvill でこのAkansas 州で一番頭にきた警察官に会う。こんなやつは初めてだ。
それはその警察官が検問をするというのだが、身分証明書を見せろというのでパスポートを差し出す。
その時以前の不法滞在をなくし、一度日本に帰ってからビザを正式にとって来たのが正解であったとつくづく思った。
ところで、その警察官は俺をパトロールカーの前に立せるのだ。その時自動車のエンジンはかけたままである。
俺はおかしいなと思ったがとにかく言われた通りにする。それはパトカーのウォーキートーキーで俺の身分を調べている間のことである。
どうして車の前に立たせるか？よく考えてみると。
もし、俺が逃げ出したり、警察官に逆らうようなことがあったら、直ちにオートマチックのギヤーをＤ（ドライブ）に入れるということだ。
即ち、俺が何かをしたら彼は車で俺を引いてしまうということだったのだ。
そう思うと何というひどい警察官なのだ。
結局、俺を始めから犯人であるかのように扱っているのだ。
俺がそんな人間に見えるのか？ 考えれば考えるほど非常に頭にきた。
Morrilton にある貨車の中で寝る。
出費 8.00ドル。
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