徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

アメリカ横断日記-125

2009-11-30 08:30:53 | 旅行
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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アメリカ横断日記-125

5月3日 快晴 (日曜日) 138日目

 朝からすごく良い天気である。こんな日は歩いていて気持ちが良く、いろいろ考えられる。
昔のことや今回歩き始めた頃のことである。
この旅の始めの苦しい時などは
「初めがあるということは終わりがあるんだ。そのうちに終わる。」
そう自分で言い聞かせながら自分を慰めたものだった。
しかし、今は違う。その言葉が慰めではなく寂しさに変わった。

 今日の昼丁度にNew Jersey 州に入る。
この州に入ってからいろいろな人に話しかけられ、人々はよりフレンドリーな感じがする。
歩いていて一々止まって話しをしていると何時になるか分からないので皆には申し訳ないが、歩き続ける。
昼飯を買うためにグロッサリーストアーに入る。そこに缶を集めて売っているみすぼらしい女の人がいた。
その彼女が俺に25セントをくれるというのである。これほど嬉しいことはない。
今までいろいろな人が俺にお金をくれると言ったが、彼女ほど感激したことはなかった。
何時ものように断わる。それにしても、彼女の気持ちだけで充分である。

 夕方にも夕食を買おうとグロッサリーストアーを探している時である。
ある子供連れの夫婦にグロッサリーストアーがこの辺にあるか尋ねたら、その家に行き食事をすることになる。
即ち、彼らが親切に家に招待してくれたのである。また、泊まらせてくれもする。
世の中は面白い。

そういえば、その前3時ごろもガソリンスタンドでコーラを買った時に、そこで働いている人が親切に教えてくれもした。



Mr.+Mrs. C Barbettiの家の前で彼とその赤ちゃんそして俺

Monmouth JCT. の Mr.+Mrs. C Barbetti の家で泊まる。

出費 2.50ドル



アメリカ横断日記-124

2009-11-29 09:04:33 | 旅行
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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アメリカ横断日記-124


5月2日 雨のち曇り (土曜日) 137日目

 昨日は彼の家に行くのに道を戻ったので、同じ道を通ることからそのまま彼、Jim の家を出発する。

 朝はまだ雨が降っている。何て今日もついていないのだろうと思って歩く。
昼前にはやっと雨が止んだのだが、また夕方になり何回となく雨が降る。

 昼前にまたある人が昼食を食べないかと言ってくれる。そこまで食べに行きまた車で戻ってくる。
本当に有難いことである。ありがとう。

 フィラデルフィアを通る。大きな都市である。だからか、国道がどこを通っているのか良く分からない所がある。
それを探すのに苦労をする。大変ややこしい。だから、大きい都市はあまり好きではない。
この町は木が多く古い町である。
そう言えばボクシングの映画ロッキーの舞台はこのフィラデルフィアであったように思う。
俺はその映画を思い出い出す度に、元気づけらたものであった。
それはアメリカでした飲酒運転の交通事故のリハビリの時に、この映画を見て頑張らなくてはと勇気付けられたからである。

 フィラデルフィアをほとんど過ぎ国道1号線と州道132号線が交わる所辺でテントを張る。

出費 11.00ドル



アメリカ横断日記-123

2009-11-27 08:51:46 | 旅行
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アメリカ横断日記-123

5月1日 晴れ、曇りのち雨 (金曜日) 136日目

 昨日は日本で言う建築の時に仮設に立て、働いている人々が泊まるハンバのような小屋だった所に泊まった。だから、朝は早めにそこを出発。6:30!

 朝のうちは結構良い天気である。
ラジオでは何時ものように夕立があるというが、ぜんぜん雨を感じさせない良い天気である。
 しかし、2時過ぎから雨が降り出し3時にはビショビショになる。
ラジオでは夕立だと話していたので、その後は長く雨が続かないだろうと思っていたのに継続する。
ポンチョを持っているが普段は内側も汗で濡れるので使わない。
しかし、これだけ降り続くと使う気持ちになる。それでも、もう既にびっしょ濡れなので、それを着るタイミングがつかめなかった。
しかも、後ろのバックパックを開けば中の乾いている服が濡れるので下手に開くことが出来ない。
今日の雨は多く降り、体が濡れているので、歩くのを止めると体が冷えて風邪を引くほど寒い。
それでも、とにかく、7時には目的地に着く。ここにはモーテルでもあると思って探したがない。
ここまで町を避けるバイパスを通ってきたが、今度は旧道を引き返すことにする。この時の気分は非常にむなしいものである。
少し引き返しているとある人が車を止めてくれる。彼は名前をJim という。
モーテルまで連れて行ってくれるといっていたが、結局、彼の家に行って泊まらせてくれる。
荷物を見るとバックパックの中まで濡れ、服までも濡れってしまっていたので、テントよりか大きな空間があり非常に助かる。
濡れた服のために彼のガールフレンドの家で洗濯をする。
その前にJim の家でシャワーを浴びた時にこれで風邪を引かずに済んだとつくづく思った。
彼はナイトクラブでトロンボーンの演奏をしている。その写真を見せてもらう。

 寝る頃になり彼、Jim は彼女の家に行きこの家で俺一人である。俺を信用しているからか?こんなことがアメリカではたまにある。
とにかく、疲れたので寝よう。

Upland のJim Fitzroy さんの家で泊まる。
出費 9.00ドル



アメリカ横断日記-122

2009-11-26 07:56:03 | 旅行
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アメリカ横断日記-122

4月30日 雨のち曇り (木曜日) 135日目

 朝から嫌な雨である。朝のうちはジトジトと降ったり止んだりで良い気持ちがしない。昼からは雨が降るでもない完全な曇りである。

 まだ、ワシントンを過ぎてから3日しか経っていない。このところ時間がぜんぜんすぎる感じがしない。
一日10時間歩くせいで時間が長く感じるのか?
とにかく、ワシントンDC を離れるときから最後の一週間は長く感じるだろうと思っていた。
Pennsylvania 州に入る。

国道1号線 Oxford を過ぎ小屋を見つけ泊まる。

出費 6.30ドル



アメリカ横断日記-121

2009-11-25 07:51:06 | 旅行
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アメリカ横断日記-121

4月29日 曇り一時にわか雨 (水曜日) 134日目

 蒸し暑い一日である。昨日と同じように夕方はにわか雨がある。
毎日のように雨である。 それでも、蒸し暑いので、汗がすごく出る。
12月に出発した当時はカリフォルニアで汗をかきTシャツに塩が着いたものだった。
今日もその時のようにTシャツに白く塩が着く。
バックパックを下ろして大きなスーパーマーケットに入ったら、そのTシャツを見た人々があまり良い顔をしなかったようだ。
そのTシャツの塩だけではなく、汗の臭いも少ししていたからかもしれない。

 今日、Boltimore を過ぎる。この町を通り抜ける時に珍しいことがあった。
この町に入る所から中心のダウンタウンまで18歳の女の子と一緒に歩いたのである。
その子は結構かわいい子である。女の子が俺に声をかけ一緒に歩こうと言ったのである。この様なことは今までにはなかったことである。
しかも、彼女一人である。何を思って一緒に歩こうと思ったのだろうか?

国道1号線 Kingsville を4マイル過ぎたところでテントを張る。
出費 7.00ドル