徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-98

2010-11-26 07:20:03 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-98

3)タイ編

日記から-62

1月19日 (木曜日) 快晴

 昨日の夕食はご飯の中に竹の子とサヤエンドウを入れて一緒に炊き込んだ。
塩加減がよく大変美味しい物であった。それに比べ、今朝は塩が多く非常に塩辛い物が出来上がった。
それだけではなく、水も少なかったので、硬くもあり、食べられないほどであった。
それでも、日ごろは汗を掻き、Tシャツに白く塩が多く着いているので、塩分が不足していると言い聞かせ、無理やり食べる。
「あ~塩辛かった。」

 足が痛い。アキレス腱のところが痛い。
だから、靴とアキレス腱が当たる所は靴のスポンジを取ってしまった。それで少しはましになった。

 夕方、小さな村に着き、その市場で自炊のための野菜を買い、「今日は何処でテントを張るか。」と考えていた。
その市場は本当に小さいところである。
俺は市場の人々が忙しそうにしているのを見るのが面白いので、何時ものように眺めていたら、その場で今日は泊まることにしようと思った。

人々が集まる中、俺の夕食を作り出す。
今日は米とトマトと白菜に塩を入れ、少し砂糖を入れて煮込み、最後に卵を入れれば出来上がりである。
オジヤのようで大変美味しかった。作り方によっては美味しい物である。
この様子を初めから終わりまで、市場に集まった人は見ていたのである。
彼らは俺を見て、おかしなことをしている奴だとでも思っているのであろう。
 
 夜はこの市場を簡単に掃除してあげた。この様子まで見ている人もいた。

 出費28.50B



12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-97

2010-11-25 07:16:15 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-97

3)タイ編

日記から-61

1月18日 (水曜日) 快晴

 昨日の夕食を終わって「さて、お茶でも」と思っていたら、この休憩所を管理している人がここではテントを張るなと言って来た。
川の向こう岸にある工事のときに使った飯場の小屋に行けと言うのであった。
折角、昨日は早く、4時ぐらいに歩き終わりゆっくりしようとしたのに予定がくるった。
丁度、その時はお茶を飲もうとしていたときだったので、お茶を飲みおもむろにテントをしまい、移動をした。
移動した時には暗くなってしまった。対岸の小屋に着き暗いながら、手探りでテントを張った。
なぜ小屋の中でテントを張ったのかというと、下が汚いのと蚊がいるので、それの対策のためであった。
朝になって外に出てみたら、一番汚い小屋に昨日はテントを張ったようである。何と言うことだ。

 今日は一つの山を越えた。
今日の歩く目的地はMae Kachanまででいいと思っていたが、そこを越えてしまった。
新しく買った靴が小さく、まだ慣れていないし、足が痛いことを考えるとよく歩いている。
今日は山越えで47km歩いた。

 ガソリンスタンドで自炊用に現在使っているオイルライターの燃料の変わりにベンジンを売ってくれないか聞く。
オイルライターの燃料もベンジンも不純物があまりないので、同じように使えるのではないかと思ったからである。
このガソリンスタンドでは使っていたオイルの容器にガソリンのような物も入れてただでくれる。
使えるか使えないかは分からないが、ありがたい話である。
そしてそのガソリンスタンドでは水ももらった。真にありがたい話である。

 今日は田んぼの中の四面が開放されている屋根だけがある小屋の中にテントを張る。
ここにテントを張ることにはあらかじめ農民に聞いてのことである。
綺麗な夕日が見え、ここは盆地なので少し遠くにその夕日に隠れる山々が見える。

 出費27B



12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-96

2010-11-24 07:24:16 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-96

3)タイ編

日記から-60

1月17日 (火曜日) 晴れ

 チェンマイで新しい靴を買い、今日から履いて歩く。
この靴の外見は丈夫そうに見えるのだが、紐通しの穴とか、歩いていて靴が折れ曲がる部分がすでに亀裂が入ってしまう。
せっかく190B(バーツ)もして買ったのに、一日で駄目になった所がこれほど現れるとは驚きである。
そればかりではなく、靴が少し小さいので、水ぶくれが多くできる。だからアキレス腱の所まで水ぶくれが出来てしまったのである。
その水ぶくれを無理に潰して歩いているのだが、その水ぶくれの部分から血も出てきた。
これからは山道のが多くなるので厳しい状況だ。

 Doi Saketを過ぎたら、急に山に入った。
山道は面白いが、靴が悪いので少し苦痛である。

珍しい物を見る。
それは自転車に焚き木を自分の頭より高く積み上げて運んでいる人を見かけたのである。
自転車は日本ではレジャーのものなのにここでは完全に生活の道具であり、なくてはならないものである。
これだけではなく、この一杯に積んだ自転車が勢いよく坂道を下りていくのである。
生活観を感じる。

 今日は山の中の小さな休憩所のような所でテントを張る。
幸い今日はこの休憩所の10km前から水を持って歩いていたので、自炊が出来て助かった。

 出費35B


12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-95

2010-11-22 07:01:45 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-95

3)タイ編

日記から-59

1月16日 (月曜日) 晴れ

 今日は大学が普通どうりやっているものと思っていたら、公休日で休みである。
本来ならば、Singh Buriの近くのあの学校で俺が英語を教えた時の英語の先生の奥さんがこの大学で働いているはずである。
彼女に会いに来たのだが、今日は休みで会えない。今日はその為に取った一日であったのに残念だ。
街に行っても普通の観光は面白くない。何もすることがない。

 仕方なく、 前からの疑問を晴らすために日本領事館に出かけて行く。
その疑問とは天皇のことで、ここタイでは英語の放送局もあまりないのではっきりした内容が把握できない。
領事館ではそのままストレートに聞くことも出来ず、始めは新聞が置かれていたのでその様な記事がないかを探した。
しかし、記事には出ていない。俺が聴いたと思ったのが、クリスマスの頃なので、新聞にはもうその話題は出ていないのだろうと思う。
仕方なく、領事館の人に直接、天皇が崩御されたか聞いてみた。
彼は非常に冷たく馬鹿なことを言っている旅行者だという感じであしらわれてしまった。
彼の態度が非常に頭に来た。自分は何者だと思っているのだ。人を見下すにもほどがある。
それにしても、外国での領事館はそこの国民を保護するのも目的であるのに、このような態度を取る国があるのだろうか?
人には勘違いというものがあるものなのに領事館員はその様なことを考えていないようだ。

 チェンマイでの4日間の出費1280B



12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-94

2010-11-21 07:10:02 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-94

3)タイ編

日記から-58

1月14日 (土曜日) 快晴

 今日は昨日隣の部屋になった日本人の旅行者と一緒に市内を見に行く。
彼は話をすればするほど、俺が歩いてあのオーストラリアを横断したことに驚き、呆れている。

今日、明日は公共機関が休みなので、何も出来ないので遊ぶだけである。
夕方、4時ごろから、ゲストハウス近くに戻り、また話をし食事をして終わる。




1月15日 (日曜日)

 昨日一緒に行動した日本人(広岡さん)はバスで北に向かうということで、彼を見送る。

 日本からの手紙、アメリカからの手紙に返事を書かなくてはいけない。
友人からの手紙には結婚するとか、結婚したとかと言う話があるので、それに対しての返事をする。

 このところ酒を多く飲むからか、舌があまりよくない。酒を止めれば良いのだが、、、、

 今日はご飯を自炊で炊いてみる。まあまあの出来である。
しかし、現在はガスライターの燃料しか手に入らないので、価格が高すぎるのがいけない。