徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-82

2010-11-08 06:03:48 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-82

3)タイ編

日記から-46

1984年 1月2日 (月曜日) 快晴のち晴れ

 朝、食事をした時、その店にはご飯がなかったらしく、その近くの人がご飯を持って来てくれる。
それを知らない俺は店で出してくれたと思い腹一杯食べる。
その後、お勘定はいくらかと聞いたら、その店の人とご飯を持ってきてくれた人はキョトンとしている。
お金は要らないという感じであったが、俺はかまわずに10B(バーツ)を払った。
その後、ご飯を持ってきてくれた人は半分の金をもらい、おみくじのような物を買った様だ。

 昼はNakhon Sawanという所のドライブインで昼飯を取る。ここで水をくれと言ったら、ミネラルウォーターが出てきて、金をきっちり取る。
ミネラルウォータが出てくることは今までになかったことである。
また、大盛りのチャーハンを注文したのに大盛りになっていないのである。それでいてお金は大盛り分取っている。
この2件で文句を言うが言葉が通じない。大変頭にくる。
それでこの店を出て行ったのだが、俺の帽子を店に忘れて戻って行った時、店の店員が俺の帽子をかぶって仕事をしているのである。
これでまた頭にくる。この後冷静になり考えると、自分でも少し怒りっぽいのではないかと思うことがある。

 夕食はというと今度は小さな店でご飯を売っているのかいないのか分からないような店であった。
そこでご飯を頼むとお粥を出してくれ、また少しのオカズも出してくれる。
それでいてお金を取ろうとしないのである。
朝もそうであったのだが、お金を取ろうと考えもしていなかったようである。
即ち、俺を貧乏旅行者、または修行僧とでも見ているのだろうか?

 今日は旅行者に見られたら、まともに、いやそれ以上に金を取られ、そうでなく修行僧のように見られたら無料で食べられ、はっきり分かれた1日であった。

 今日のWatは気持ちよく泊めてくれる。

 出費47B