１２、シンガポールからヨーロッパまで歩く（タイ）-80

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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１２、シンガポールからヨーロッパまで歩く（タイ）-80

3）タイ編

日記から-44

12月31日　（土曜日）　雨

　朝早く出発しようと思っていたが、雨が降っているので3人の娘たちに少し待てと言われる。
雨の止むのを待っていたが、一日中雨が降り、結局もう一日この食堂で泊まることとなる。
その他にも、昼ごろにタイのダンスを夜にやるということを彼女たちから聞き、泊まる決心をした。
この前は他でタイの音楽を聞いたので今日はタイのダンスを見たいと思ったからである。
ところが実際、夜になるとこの食堂に人が集まりダンスを踊るには踊ったが、子供たちが思い思いにディスコをするだけである。
期待していたタイダンスは見られなかった。残念である！

その代わり、大晦日にタイの人々が集まり、どうやって過ごすのかを見ることが出来た。
ここでは3～4家庭が集まり酒を飲み、ダンスを踊り大晦日を過ごすのである。
驚いたことに、子供たちがディスコダンスをするのであるがその踊りが結構うまいのである。
子供たちがあの独特のタイの踊りをしないのは若者や子供にはそれが流行らないのであろう。
ここで一つ気になるのは、子供たちの踊りがうまいというので、大人たちがお金をあげることである。
それは何だか、子供たちが商売でダンスをしているように思えるからである。

　以前アメリカでの大晦日のことを思い出す。小さな酒場で大晦日の夜12時を過ぎた時、周りの人にキスをして新年を迎えたのであった。
この食堂もそんな小さな食堂である。ここに人が集まり楽しく過ごしている。しかも土地の人々とである。

ここでも俺は結構モテるのに驚く。あまり知らない女の子にジ～と見られて目のやり場に困ったものである。
ここにはあのお世話になっている3人娘もいるので、こちらからジ～と見返すわけにもいかない。

ところで、この3人娘の名前が分かった。
長女がRen で　次女が Mori である。この次女は結婚をしたようである。そして3女が In
という名前である。

　これで今年最後であるが一年を振り返る暇もなく大晦日の夜は過ぎ去ってしまった。
明日は正月であるが、正月気分なしで歩こう。

　出費32Ｂ