徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-85

2010-11-11 05:47:23 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-85

3)タイ編

日記から-49

1月5日 (木曜日) 快晴

 昨日と同じく朝は暗いぐらいに出発する。それでも今日は昨日ほどの距離を歩く気がないので、ゆっくりピーナツを食べながら歩く。
しかし、このように食べ物を食べながら歩くと、歩きが遅くなり非常に疲れる。今後はこの様なことはあまりしないことにしよう。

 午後2時ぐらいに1つの小屋がポツンとあり、そこで食べ物を売っていたので、そこで食事をする。
その店には農民たちが多く集まって来た。その人達は女の人が多いというか、皆で6~7人であったが全部女の人である。
その中には若くて可愛い娘がいるのである。彼女達の服装は稲刈りをしているので、服に穴が開いていたり、ツギが当たっていたりしている。
農業をしているので、服装はこの様な服でしなくてはならないが、可愛い顔にはその服装が合わないと思ってしまう。
また、その可愛い女の子が鼻くそをほじくったり、がに股で歩いたりするのも似合わなく、少しガッカリする。
しかし、このようなことは仕方がないことである。文化が違っているので、日本の価値観で判断は出来ないことだ。
ただ、多くの農民は貧しいように見える。未だ手で稲を刈っているので、時間がかかるし、疲れるだろう。
それでも彼女達は貧しくても皆が幸福なように見えるのが救いだ。

 農業のことで日本との違う点がある。
稲を刈る時に日本では地面から少し上の所で刈るのだが、ここタイでは随分上のほうで刈る。
日本では下であるので束になっていて、一回でカマによって刈ることが出来るが、タイでは上なので、一回では手でつかめずに何回かで刈っている。
田植えの時も日本とは違っているようだが、この稲刈りの作業を見ても何だか効率がよくないように思える。

 今日、歩き終わる1~2km前から旧国道1号線に入った。車が少なく静かで大変良い。
それだけではなく、木々が多く環境も良い。今後は楽しく歩けそうだ。

 Watをやっと見つけ、荷物を置き、外に食べ物を探しに出る。
食堂がないので、雑貨店でインスタントラーメンを買って、自分で作ることにする。
この4日前からホエブスの燃料を買って自炊が出来るようにし、このところお茶を飲んでいる。
気候も少し涼しくなり、自炊しても良い気分になって来たのである。
ところで、本来の燃料はホワイトガソリンだが、その様な物がないので、オイルライターの燃料を使っている。
しかし、このオイルライターの燃料は価格が高いのが参る。
今日はラーメンを買ったついでにウィスキーを買ってしまった。

出費50B