徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-91

2010-11-18 06:52:01 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-91

3)タイ編

日記から-55

1月11日 (水曜日) 快晴

 朝はゆっくり食事をして出発。彼、Pat Sakorn Sornxet のおかげで今日は朝から腹一杯食べて歩くことが出来る。

 国道11号線に入る。山ばかりだと思ったら、その山の合間には畑があり、人家があるのである。
この様子はKo Kha以前の山の中よりかズ~とましである。そこは人家がなく25km以上何もないことがあった。
それに比べこの辺りは山はもっと緑が濃く鳥の声が美しい。だから、今日は歩いていて気持ちがいい。

 話は変わるが、昨日始めてWatで断られたが、その代わりに親切に警察官が泊めてくれた。
俺は何とついている男なのだろうと思う。
今までは人に騙されてお金をとられ損をしたりしたが、この警察官の様な人に会うとまだまだ人の心は温かいと感じるのである。
この世知辛い世の中にこの様な人が多くいることを願い、今後も継続してほしいし、俺は俺で人の心をまだ信じたい。
それがなくなったら、それこそ世界最後の日が来るかもしれないからだ。

 今日の夕方、国道11号線を歩いていたら、超VIPが通るのか大変警備が厳しく、警察官がたくさん出ていたのである。
それは山道の中1kmまで行かないぐらいごとに警察官が道路沿いに立っているのである。
道沿いに立っている彼らは俺が通り過ぎるたびに「何処へ行く」と言うのである。
それが一人や二人ではなく継続して人がいるので、答えるのも大変で参った。
彼らが無線機を持っているのであれば、一回だけですんだのに面倒くさいものである。
一体どんなVIPなのだ!

 今日は山の中のRest Area(休憩所)で泊まる。
その前には食堂があり、食べ物を売っている店がある。彼らと親しくなりいろいろ話をする。
それにしても、ドライブインは何処の国でも価格が高いものだ。

山の中での一泊は大変気持ちがいいものである。寝る前に近くの小川の水が溜まっている所で水に浸かる。
何といい気持ちなのだろう。

 出費74B