こんにちは 岡本しょういです

京都の南部、和束町で日本共産党の町会議員をしています。町や議会などの情報をお知らせしています。

学校給食の食材はどこからきているか

2012-07-06 13:07:10 | 希望を育む教育を

学校給食に使用されている食材の産地はどこなのか。

子どもたちが学校で、毎日食べているものですし、本来は、とても大事な情報だと思います。

でも、実際は、学校からも、そんな情報は今までいっさい知らせてもらっていないので、どこで誰の手で作られた食材なのか、子どもも、保護者もまったく知らないというのが現実です。

これって、実は、とてもおかしなことだと思うんですね。

最近は、私たちがスーパーなどのお店で買う場合でも、だいたいは「〇〇産」「△△産」とかわかるようになってますし、もっと進んだところでは、生産者も明記されていますよね。

ましてや、3・11の原発事故で、放射能汚染が広がって、食品の放射線基準が見直されたりもしている中では、ますます大事なことだと思います。

それもあって、これまでも、何度となく、使用食材の産地表示を行うよう、教育委員会に要望してきたんですが、実は、ようやく7月の献立分から、産地情報を知らせる取り組みが始まったんです。

和束の献立表では、右下の方に書いてあります。

↓ こんな風に

これまで、まったく知らせていなかった事から考えれば、明らかな前進ではあるんですが、開示されたのは、たった6品目。

「なに、これ?」

というのが、正直な感想で、さっそく教育委員会に電話しました。

全品目を産地表示しないと、意味がないではないか、

なぜ、これだけしか情報を開示しないのか、何か基準でもあるのか・・・・

教育委員会は、あくまで「主なもの」であることや、何を開示するかは、現場で判断していると答えました。

いくら「主なもの」といっても、たった6品目では、お話にならないので、次回からは全品目を開示するように要望しました。

教育委員会は、検討するとは言われましたが、どうなるかはまだ不明です。

これではあまりに中途半端なので、給食センターにお願いして、全品目の産地表示の資料をいただきました。

↓ それが、これです。

7月の給食に使用する予定のもので、変更もあるそうですが、この表で見ると、43品目あります。

いくら「主なもの」といっても、6品目だけでは、情報開示には値しない事は明らかです。

この取り組みは、連合教育委員会としての取り組みなので、笠置町、南山城村でも実施されました。

参考に、笠置小、南山城村給食センターの献立表を取り寄せて、比較してみました。

↓ 南山城です。和束と同様、開示品目は少ないです。

↓ 笠置です。笠置は、積極的に開示していると思います。全部ではないかもしれませんが。

同じ教育委員会内の取り組みで、これだけ差が生まれるのは、ある意味で興味深いものがありましたね。

それぞれの町村の産地表示に対する意識の差が出ているようにも思いますが、やはり、基本的に実施するのであれば、3町村で全品目を開示すべきですし、引き続き要望していきたいと思います。

 

それにしても、産地表示を見ていて思うんですが、和束の給食では、地元の農産物が全然使用されていないですね。

これは7月だけの分なので、全体的な事は言えませんが、これまでも何度か、給食の「地産地消」の状況を確認した事がありますが、和束では残念ながら地元ものはほとんど使用できていません。以前、いただいた資料でも、和束産どころか、山城さ産さえ使用していないのが実態でした。表を見ていると、外国産のものもそれなりに使用されているのがわかります。

一方で、南山城村では、この間、地元産の野菜やコメなどの使用を増やしておられます。

今回の産地表示では少ない品目ではありましたが、その中であげられていた、たまねぎ、にんじん、じゃがいも、きゅうりは、南山城産のものも使用されています。コメも、「地元産給食の日」には地元産を使い、月に1回設けられている「まるごと京都の日」は、一部を除いて、すべて京都産で作っているそうです。

同じ農山村の条件でありながら、和束での地産地消の取り組みは、大きく遅れをとっています。

2年前に、和束では月600円もの大幅な値上げが行われ、南山城、笠置と比べて、高額な負担になりました。
しかし、だからといって、給食の内容が豊かになったかと言われると、がんばっていただいていることはわかりますが、なかなかそうは言えない状況があります。

安心・安全は、最低限大事な事ですが、いま求められている給食のあり方には、まだ距離があるような気がします。

先日、新聞でも報道されていましたが、この間、町では、商工会農家と協力して、地産地消を推進する組織を立ち上げ、学校や保育園などでの地元産農産物の使用を増やそうとの計画を持ち、促進しようとの動きもあります。
ぜひ、取り組みに注目して、小学校の保護者の1人としても、より豊かな給食へ声をあげていきたいですね。

近隣の自治体では、独自に食材の放射線量を計測し、数値を公表しているところもあり、まだ収束のメドもない原発事故を踏まえての取り組みも必要になっていると感じます。

原発事故の影響拡大や、TPP参加の動きなど、食の安全がこれまで以上に鋭く問われています。

子どもたちが毎日食べ、楽しみにしている給食を、より豊かにしていくために、力を合わせたいですね。

給食について、ご意見やご質問などありましたら、ぜひお知らせくださいね。


入学式

2012-04-09 14:12:43 | 希望を育む教育を

今日は、小学校の入学式でした。

今年の新入生は19人。

ついに20人を割り込みました。

学級の人数としては、理想的な感じですが。

じゅんのいる5年生は36人で、もし半分でも18人。

それぐらいのクラスだとちょうどいい感じに思うし、出来れば分けてくれればなあとも思いますね。

それはそうとして、19人の子どもたち、入学おめでとう。

以前、子育てサロンで遊んだ子どもたちも何人かいますが、ほんと早いですね。

いっぱい学んで、いっぱい遊んで、いっぱい輝いてほしいですね。

今日はずいぶん温かくなりましたが、それでも桜の花はまだつぼみが多かったですね。

じゅんが入学した年は、満開だったと思いますが、やはり今年は遅いですね。

明日は、中学校の入学式。

学校にも、また新しい息吹が加わります。


給食費の増額調整は納得できない

2012-02-28 20:04:42 | 希望を育む教育を

今日は1日、委員会がありましたが、その事はまたご報告したいと思います。

さて、一昨日、学校から「平成23年度学校給食費の清算について」との文書が配られました。

それが、これです。↓

和束小学校の給食費は、月額4100円なんですが、文書の表の右欄にあるように、3月分は5250円~6250円と、はるかに超過した額が請求されています。

なぜそうなるのか。

和束小では(中もですが)、最終の清算の時に、1食当たりの単価(250円)を算出基礎にして、年間の給食回数が掛け算されています。それで計算すると、上記のような額になるというわけです。

でも、これは、おかしいと思うんです。

このやり方で算出すると、例えば、もっとも高い2年生から4年生の場合、平均の月額が4295円と、ほぼ4300円になってしまいます。

じゃあ、月額4100円というのは、一体なんなのか?となりませんか?

2年前に、給食費が大きく値上げされました。

その際に、保護者に配布された、教育長名の文書では、値上げ額として示されたのは、「月額600円」です。
1食当たりの給食費も、215円から250円にするとの表はありましたが、あくまで値上げ額として提示されたのは、「月額600円」です。

しかし、今回の清算では、月額800円ほどの値上げと同じことであり、月額600円よりも多い事になってしまいます。

保護者には基本的に月額で提示しながら、清算の時だけ1食当たりの単価を持ち出して、値上げ以上の額を徴収するやり方は、やはりおかしいと思います。

何よりも、経済状況が厳しい中で、いつもは4000円くらいの負担が一気に6000円を超える額を請求される、2人子どもがいたら給食費だけで1万円をはるかに超えてしまう。こんなひどい事はやめてほしいです。

そもそも、月3500円が4100円に値上げ(中学は月3800円が4400円)された事自身、大きな負担増だったのに、それ以上の負担を求めるのはおかしいです。

こんなやり方は、周辺の自治体ではされていません。
木津川も精華も宇治田原も、清算はするにしても月額以上の徴収はせず、もし不足すれば公費で補てんされています。

それが当たり前だと思います。

 このとこは、昨年も指摘したんですが、今度こそ改善させたいです。


学年行事

2011-10-22 23:08:45 | 希望を育む教育を

今日の午前中は、PTAの学年行事で学校に行きました。

今年は、カレー作りです。

23組の参加で、けっこう賑やかで良かったです。

4組ずつくらいの班単位で作りましたが、さすがに4年生にもなると、いろいろと出来る事が多いので、子どもたちがほとんどの事をやってくれますね。

みんな、赤ちゃんのころからのつきあいなので、あんなに小さかったのに成長したなあ、なんて思ったりします。

一緒にカレー作りができて、本当に楽しかったです。

そして、とても、おいしかったね。

準備にご苦労をいただいた、役員のみなさんには、本当におつかれさまでした!


運動会終わる

2011-09-26 21:39:46 | 希望を育む教育を

 台風が通過してから、急に涼しくなりましたね。夜はちょっと寒いくらいです。

今日は、午前中から健康診断で宇治市にある、あさくら診療所に行きました。
腹部エコー、胃透視、身長・体重測定、視力検査、心電図、採血、聴力検査、尿検査、診察と一通り。
何とか異常なしなら良いですがね。

健診の帰りに、民青時代によくご飯を食べに行き、いろいろとお世話にもなった、城陽市にある「八よし」というお店に立ち寄り、お昼ごはんを食べました。
マスターも、奥様も、お元気そうで良かったです。

私が高校生の頃、この近くに、民青の地区事務所があって、会議とかの合間や後に、よくご飯を食べに連れていってもらったり、みなみ風といううたごえの合唱団にいたころは、お店で打ち合わせをしたりしてました。私が民青の地区委員長とかを務めていた時も、行事の打ち上げでお世話になったりして、とにかくお世話になりました。

お店の周りはすっかり変わって、飲食店がひしめいている感じで、不景気もあるので、お店も大変だと思いますが、元気で頑張っていただきたいと思います。
また忘れた頃にご飯を食べにいきま~す。

 

さて、今日は月曜日ですが、じゅんはお休み。
24日に運動会があって、その代休というわけです。

24日の運動会は、快晴で、雲もなく太陽が照りっぱなしでけっこう暑かったですが、気温もそこそこで
運動会日よりだったと思います。それでも、開会式では気分が悪くなる子もいましたが。

じゅんたち4年生は、80メートル走、YOSAKOIソーランの踊り、障害物走、台風の目(4人1組で棒を持ち、スコーンを回って返ってくる競技)、綱引きなどでがんばりました。
じゅんは、80メートル走で「念願」の1位をとれて、うれしそうでした。頑張ったね。
午前中の最後を飾った「YOSAKOIソーラン」の踊りは、とても勇壮でかっこよかったです。

午後の最初にある応援合戦は、毎年の事ではありますが、その年その年の工夫も見られて、なかなか良いものですね。

さすが!と感じたのは、やはり5,6年生の組み立て体操でした。
「元気・友だち・思いやり」というテーマで、小さな組み立てから、大人数での大きな組み立てへと発展していく姿は、とても感動します。

組み立ても良かったんですが、終わった後に、退場する際、1人1人が自分なりのポーズを決めて思いを表現していた時の、子どもたちの表情がとても良かったです。

最後の選手リレーは、やっぱり気持ちが入って、盛り上がってしまいますね。
私も小学生の時に、選手になった事がありましたが、あの時の興奮を思い出しますね。

小学校の運動会を見ていて思ったのは、中学生にもこんな気持ちのよい気候の下で、やらせてあげたいという事でした。あんな真夏のような猛暑の下で、しかもろくろく準備する期間もない中では、やはりかわいそうです。
もう少し時間があれば、中学生ならもっと力が出せるだろうし、いろいろと表現もできるのにと。
木津川市の中学では15,6日頃に開催していたみたいだし、せめて今よりもう1週間は延ばしてもよいと思います。ぜひ教育委員会や学校で真剣な検討をしてほしいです。

それと、小学校の方に戻りますが、運動会の前にPTAとして配られた文書がありました。
文書には、運動会の場所取りや応援についての注意事項が書かれているんですが、その中に、「飲酒は遠慮してほしい」との項目がありました。これは昨年も確か書いてあったんですが、今年の文書には、他の項目よりも大きな太い字で強調して書かれていました。

学校にお聞きしてみると、以前、子どもが不愉快な思いをして、それを保護者が学校に話をされた事が発端らしいのですが、これはかなり恥ずかしい事だと思います。
煙草にしても、本当は禁煙にすべきだと思います。喫煙場所を設けていたそうですが、実際はあちこちで吸いたい放題のようでしたし、見た目も防火上も良いとは思えないです。

運動会と言えど、飲酒や喫煙は、子どもたちが主役の学校にはふさわしくないなと思います。

子どもたちが気持ちよく力を発揮できる体育大会や運動会にしてやりたいですよね。

とにかく、小中学生のみなさん、暑い中、練習もふくめて、お疲れ様でした。

 


「真夏」の体育大会

2011-09-10 20:48:36 | 希望を育む教育を

 今日は和束中学校の体育大会が開かれ、開会式に出席。

入場行進で大会がはじまりました。

中学校は、約90人くらいまで生徒数が減ってきているので、年々さびしい感じになってきています。
私がはじめて開会式に出席した16年前は、もっと賑やかだったように思いますね。

入場行進の後、すぐに開会式になり、君が代斉唱。
私は歌いません。生徒たちもほとんど歌っていないですね。
校歌はさすがに少しは歌う姿もありましたが、それでも多くは歌ってないですね。
中学生の頃って、こんな感じだったかもしれません。

この後、校長先生、生徒会長、町長、教育長、PTA会長と挨拶が続きます。
正直言って、体育大会や運動会での来賓のあいさつはいらないなと思います。
学校関係者は仕方ないですが、来賓は紹介だけで・・・紹介もいらないかな?

ブロック長による選手宣誓もあります。

ちょっと恥ずかしかったのか、緊張したのか、少しとちっちゃったけど、これも青春ですね。

この後、準備体操をやって、競技に入って行きました。

 

それにしても、今日はめちゃくちゃ暑い日でしたね。
本部席のテントに温度計がつってありましたが、朝9時半の時点で、もう32度。

日差しが強く、ちょっと蒸し暑い感じでしたが、昼ごろには35度くらいまで上がったかも。

体育大会をやるには、暑すぎますね。
「熱中症には気をつけて」との呼びかけもありましたが、本当に熱中症が心配なら、こんな日にはすべきではないですね。
暑さに耐えるとか、気力で乗り切るとかの問題ではないです。
こんな猛暑の日に、なぜあえて体育大会をするのか、しなければいけないのか。
そこに、おおいなる疑問がありますね。
学校は、科学的な物の見方を学び、見につけるところでもありますが、矛盾するなあと思いますね。

もう少し時期を遅くしたらと普通は思います。

学校のカリキュラム上、仕方がないのだと言われるだろうし、実際そうなんでしょうね。

でも、それなら、体育大会は一体、何のためにやっているんだろうか。
暑いのもありますが、そもそも準備期間が極端に短いし、プログラムを見ても、単純な競技が多く、時間をかけて準備するようなものは何もありません。
「暑いので、途中で帰った」というある保護者の方は、「去年はダンスみたいなのがあったと思うが、今年は何もないですね」と言われていた。

中学生と言えば、エネルギー満開で、みんなで協力して創り上げる力をいっぱい持っている、可能性の塊のような世代。

短い準備期間と厳しい暑さという環境の中で、彼らの無限の力を発揮する場を奪っているのではないか、何ともったいないではないか。と思ってしまいますね。

中学校の体育大会のありように、今の日本の教育のゆがみが反映しているように思えてなりません。

小学校は、24日が運動会。
数年前までは第3週の土曜が開催日でしたが、残暑厳しいとの判断で、第4週に行われるようになっています。
本当は、もう1週延ばして、やはり10月にしてやってほしいと思いますね

何とか少しでも涼しい中で、伸び伸びと競技をさせてやりたいものですね。

それにしても、中学生のみなさん、関係者のみなさん、本当にお疲れ様でした。

 


いつでも見に行ける学校がいいな!

2011-08-22 14:24:26 | 希望を育む教育を

8月も20日を過ぎて、いよいよ夏休みも終盤ですね。
じゅんは、21日までだった予定を、24日まで延長して、まだおじいちゃんちにいます。

ここ数日、暑さが若干和らいだ感じで、特に夜は過ごしやすくなりました。
この調子で秋になれば良いのにとは思いますが、そううまくいくのかな?

さて、20日に、加茂の文化センターで、「相楽教育研究集会」という集まりがあり行ってきました。

相楽教職員組合の取り組みで、主には先生方のための研修会だとは思いますが、誰でも参加できるので、行ってみました。
内容は、大東市立四条北小の先生、山本智子さんの学校での実践を学ぶもので、「学校は楽しいよ」~学校大好きをめざして~というテーマでした。

山本先生は、もともとはスポーツインストラクターが仕事だったんですが、ご長男が小学校に入学してから、「学校って何かおかしい?!」と感じられたそうです。
その思いを出発点に、33歳の時に教員免許取得を決意して、通信教育を受けて、35歳で免許取得し、1年間講師を務めた後、正式採用され、今年で9年目という、なかなかパワフルな先生です。

山本先生は、初めて担任をされた4年生の体験を皮切りに、この間の実践の中で取り組んだ事、その中で関わった子どもたちや保護者とのエピソードを生き生きと話してくれました。

1つ1つのエピソードの中身は省きますが、お話しの中で印象に残ったのは、「子ども同士がつながらないと、教師ともつながれないし、保護者ともつながれない」という事でした。

クラスの集団をどう作っていくかに大きなエネルギーを割いておられました。
年間の行事も子どもたちの実行委員会で運営し、話し合いを重ねて最後まで取り組ませる。
班を学校生活の基礎に、班を単位にした活動をいっぱいする。
問題が起これば、学年集会を繰り返し開いて話し合う。

このような事を基本に、「学校を楽しくするのは、子どもたち自身」というスタンスを大事にしながら、子どもたち同士のつながりを強め、そこに先生が適切に関わる中で、子どもたち1人1人が大きく変わり、成長し、クラス全体が変わり、成長していく・・・そんな感じがとても強く伝わってきました。

子どもたちの変化を子どもたち自身が喜び、驚き、共有していく・・・
ああ、そういえば、自分が小学生の時にも、そんな事があったなあと思いだしてました。

何年生のときだったか、クラスに全然しゃべらない、一緒に行動があまり出来ない子がいました。
運動会のクラス対抗リレーの練習をはじめたときに、この子はなかなか走ってくれず、どうなるのかとみんな心配してたんですが、当日、この子はしっかりバトンを受けて、走りました。
その時のみんなの喜びようはなかった。勝ち負けよりも、この子がバトンを受けて走った事を、みんなわがことのように喜び、感動したのを今でも憶えています。

今の子どもたちは、そんな体験を学校でしてるんだろうか。
行事はいっぱいあるけど、どれだけみんなで話し合って、こだわってやってるんだろうか。

山本先生は、クラスでの出来事を、子どもたちのいろいろな姿を、学級通信で保護者にいっぱい返して、学校やクラスの中での子どもたちの成長する姿を保護者に伝えておられるんです。
その事が、保護者が学校、クラス、先生方とつながる大きな力になっているようでした。

それと、山本先生のクラスは、「いつでも見に来てください」との事で、よく保護者の方が学校に来られるそうです。毎月、クラスで誕生日会をするそうですが、それにも参加できるそうで、ああ、いいなあなんて、思ったりしました。

そんな中で、子どもと先生と保護者がどんどんとつながっていくんだなあと。

うちの子どもが入学して、もう4年生ですが、正直いって、学校の事、学校での子どもの様子とか、あまりというか、ほとんどわからないというのが実感です。
先生方も、いろいろとご苦労をいただいているし、一生懸命にがんばっていただいているのだろうけれど、残念ながら、その先生方の姿も含めて、なかなか伝わってこないです。

子どもたちは成長過程にあるから、いろいろと問題も多いのは当たり前だし、その一方で、びっくりするような力やきらきらした面を見せるのも子どもたちではないかと思います。
誰にでもあてはまるような一般論のような事だけでなく、良い面も悪い面も、ありのままに、もっと保護者に発信してほしいといつも思っています。

それに、もっと学校を気軽にのぞける場所にしてほしいです。
参観日やオープンスクールもいいですが、いつでも子どもたちや学校の様子を見に来てください・・・というスタンスを、ぜひお願いしたいですね。

山本先生のお話しを聞きながら、そんな思いを強くしました。

 

 


「地デジ」カウントダウン?&暑さ対策で教委に要望

2011-06-29 13:50:37 | 希望を育む教育を

今日から7月。

テレビを見ると、画面の左下にデカデカと「アナログ放送終了まで、あと23日」の表示。

あと22日、21日、20日・・・と毎日カウントダウンしていくらしい。

そして、「準備はもうお済みですか?」「準備はお早めに」と矢の催促。

人の都合を無視して勝手に期日を決めておいて、「あと何日です、準備を急げ」って、一体どういう感覚してるのか。

準備ができないまま、アナログ放送終了となると、テレビ画面は砂嵐状態になって、何も映らなくなる・・・そんな危険性のある世帯が、未だに数%も残されています。
総務省は、100%いけるみたいな事を強調しているみたいですが、総務省のデータには、80歳以上の高齢者世帯は除外されているし、対応世帯の確認も、アンテナが立っているかどうかくらいのサクッとしたものなので、本当はもっと未対応の世帯があるらしい。
そういう状況を見て見ぬふりをして、いかにも問題なしという事ばかりを強調している姿は、原発の「安全神話」と何ら変わらないですよね。

対応の準備ができていないのを、期日を知っていないからとか、よくわかっていないからとか、「準備が出来ていないのは、あんたの責任です」と言わんばかりの姿勢が、国から町まで目立ちます。

町も、一般的な啓発はしても、個々の具体的なケースを把握しようとはしないし、非課税世帯に対する国の支援策の周知も、個別には絶対にしようとしない。
もし、期日が過ぎて、テレビが見れない方が生まれても、「周知はしてました」「前から決まっているのに、何で準備されないんですか」とか簡単に言いそうです。

テレビを見ていて、気づいたんですが、「あと〇〇日」の表示は、CM中は消えるんですね。
番組放映中はずっと表示して、字幕部分なんかがかぶって見えない状態があって、めちゃめちゃ邪魔なんですが、CMになった途端に、キレイに消えてしまいます。

それに気づいた時、「企業の広告には、ここまで気を使っているのか!」と思ってしまいましたね。
番組の内容には、どんなに支障が出てもおかまいないのに、企業のCMには細心の注意を払っている・・・こんなところにも、企業や経済中心の国のあり方が透けて見える感じです。

いずれにしても、表示にはもう少し配慮が必要だと思いますね。

 

さて、昨日の事ですが、教育委員会に出向いて、学校での暑さ・熱中症対策について文書で要望してきました。

要望した内容はつぎのとおりです。

1.小中学校の普通教室にエアコンを直ちに設置してください

2.学校での給茶の実施を

3.プール学習等での暑さ・紫外線対策の強化を

4.運動会等の日程についての再検討を

1のエアコン設置については、6月から温度調査が実施されていますが、この間の猛暑で実態は十分把握できるとして、早急に設置を具体化し、1学期は無理にしても、夏休み中に工事を行い、2学期から稼働できるように、と要望しました。
しかし教委は、あくまで予定している9月までの調査を行い、その結果をふまえて検討したいとの事で、今夏の設置はしないとの答え。私は、今夏も厳しい暑さが予報されている中で、どういう状態になるかは十分想定できるはずであり、迅速に対応すべきだと重ねて要望しました。

2の学校での給茶については、可能ではないかとの話がありましたが、学校とも早期に協議して、学校でもお茶を出していただくようにしてほしいと求めました。

3のプール学習等での対策については、体調不良での見学のあり方についての配慮と、紫外線対策の強化を要望しました。暑さとともに、紫外線から子どもたちの身体を守る事も、本来重要な事です。しかし学校現場ではあまり、というかほとんど無関心で、何もされていない状況があります。
プールに簡単な屋根を設ける事や、ラッシュガード水着の着用など、環境省が示すガイドラインも参考にして、今夏からでも徹底してもらうよう要望しておきました。

4の運動会や体育大会の日程については、この間の異常な暑さが続く環境では、子どもたちの健康や学習の本来の目的から見ても、適切とは言えないし、特に中学校は、今年も9月10日と、2学期が始まって間もない、しかも一番暑い時期の開催となっています。準備期間の制約もあり、内容的にも制約され、教育課程上も意味が問われるのではないか、と日程の再検討を求めました。小学校についても、数年前に1週間延ばす措置がとられましたが、それでもなお1週間は延ばすべきではないかと指摘し、再検討を求めました。
日程を変えるというより、どういう対策を打つかを考えているというのが教委の答えでしたが、無理な日程を繕うために不合理な「対策」を考えるのは、結局は子どもに無理をさせることであり、子どもを中心に考えていない、あくまで子どもの身体や健康、本来の学習の目的から見てどうなのかを考えてほしいと要望しました。

 

今日は、ひさしぶりに雨がで、少し涼しい感じもありましたが、熱中症にはお互い気をつけたいものですね。


小中学校の教室にクーラーを 今さら調査もないんじゃないの?

2011-06-07 00:14:38 | 希望を育む教育を

6月議会が近づいています。

15日が開会日で、一般質問を予定しています。

8日が一般質問の通告締切日で、いま準備中です。

明日(というか今日)は、朝から産業常任委員会が開かれます。

そんな中、いま、いろいろと情報を集めているんですが、昨日の午前中に教育委員会に行き、いくつかについて話を聴いてきました。

1つは、小学生の放課後事業として実施されている「金曜学習」について。
この事業は、金曜日の授業終了後に、家庭学習の習慣の定着などを目的に実施されているんです。
あくまで希望者のみですが、実施場所が、学校ではなく、いきいき子ども館なんです。
それにより、矛盾があるというか、余計な負担が生じているのが、学童保育に通う子どもたちの中で金曜学習に参加する子どもたちです。
学童保育の子どもたちは、わざわざ子ども館まで歩いて行き、終わればまた歩いて学校に戻ります。引率者はつくものの、かなり不合理です。5月に教育委員会から配布された案内では、「無理なく参加できるように」と書いてありますが、かなり無理があります。
どうして学校でできないのか、とここ数年、ずっと要望してきたんですが、また今年も例年通りの案内だったので、何でダメなのかを聴きにきたわけです。
教育委員会のお話では、学校で実施できるよう協議・調整中とのことで、年度当初には間に合わなかったのですが、もし可能であれば、2学期からとか途中からでも学校での実施に変更していく方向らしく、ようやく学校での実施になりそうです。

もう1つは、小中学校の教室にクーラーを設置する事についてです。
昨夏の猛暑を踏まえて、これも直ちに設置するように要望してきた事なんですが、教育委員会では、現在、教室の温度調査を実施しているらしいのです。6月1日から7月19日、9月1日から9月末までの2回の調査を予定しているとの事。その調査を踏まえて検討する予定になっているとの話。

でも、それでは今夏は間に合わないではないか。

昨夏の異常な猛暑の経験をふまえての対策なのに、今さら調査もないんじゃないの?と思うんです。
学校では温度管理をされているので、昨夏の状況も学校に聞けばすぐにわかる事ではないかと思うし、そもそも、昨夏の猛暑も決して「異常」ではなく、今後も考えられる事は、気象庁も認めています。仮に今年がたまたまさほど暑くなかったとしても、いつでも起こりうる猛暑である以上、運転の仕方はいろいろとあるにしても、とにかく設置する事が大事です。

教育委員会には、基本的に直ちに設置するように求めるとともに、調査は調査で行いつつも、夏休み中に設置できる工程も検討してほしいと要望しました。9月は、運動会の練習もあり、ある意味一番暑くて、しんどい月です。ここに間に合うように何としても設置を求めていきたいと思います。

他にも、中学校で来年度から必修化される武道、とりわけ柔道の事故から子どもたちの命と身体を守るための対応や、学校給食に対する東日本震災の影響などについてお聞きしましたが、またご報告なり、さらなる調査をしていきたいと考えています。

 


「いつでも開いてる学校図書館」への1歩

2011-05-27 15:16:43 | 希望を育む教育を

 台風一過・・・とはいえ、まだ少し雨が残る感じですっきりしませんが、晴れてほしいですね。

東北の被災地は大荒れのようで、何とか被害がない事を祈るばかりです。

さて、先週の木曜日の話ですが、午前中は子育てサロンの企画で、「おもちゃライブラリー」にとりくみました。
宇治で絵本とおもちゃの店をされている岩城敏之さんに来ていただいて、たくさんの魅力的なおもちゃで遊ばせていただくとともに、子育てや子どもをめぐるいろいろな問題について、話していただきました。

特に幼い子どもたちの発達にとって、テレビやゲームなどが及ぼす影響がいかに危険なものかはけっこうショックな話でしたが、そういう危険について、企業も行政もほとんど野放しである実態の方が恐ろしく感じました。「良い事」ばかりを大宣伝して、リスクについてはよっぽど注意しないと見逃すような扱いしかせず、結果的に野放し状態にしているメーカーの姿は、「安全神話」を振りまいて、危険性については何も言わず、今回のような重大事故を引き起こした電力会社と共通するところがありますよね。

岩城さんは、そういう重そうな話も、ユーモアたっぷりに笑いも交えて伝えてくれる方ですが、見習いたいですね。

今回の企画には13組の参加があり、お母さんたちも真剣に聞き入っておられました。
岩城さんの企画は、サロンでは3回目でしたが、またこんな企画もしていきたいなとお母さんたちの様子を見ながら思いました。

この日の午後からは、小学校に出向いて、今年度から配置された図書館司書の方にお会いしてきました。

この間、学校図書館に専門の司書をぜひ置いてほしいと要望してきたんですが、今年度から相楽東部教育委員会として1人の司書を雇用し、3町村の小学校を巡回する形で、まずスタートする事になったんです。

和束には週1回、木曜日に来ておられて、現在は主に図書館の本の整理にとりかかっておられます。
子どもたちに本を紹介するにも、学習の支援をするにも、まずはどんな本や資料があるかを把握しなければいけない事から、今はそこに力を注いでおられました。それを主にしつつ、中間休みの時間を利用しての絵本の読み聞かせも初めておられました。

学校では司書教諭の先生がおられて、これまではその先生を中心に図書活動が行われてきました。
ただ、司書教諭の先生は、担任などを兼任されていたので、どうしても活動には限界がありました。
図書館は、昼休みくらいしか開館できず、ほとんどカギが閉まった状態で、まさにもったいない状態でした。

週1回とはいえ、専門的に図書活動に従事できる司書が配置された事は、大きな第1歩ではあります。

以前、学校図書館や自治体図書館の活動の全国的な研修と交流会があり、それに参加した事がありました。
その時に、「学校の図書館に司書がおられる事で、何が一番良いのでしょうか」と質問したんです。
すると、ある県の司書の方が「いつでも図書館が開いている事が一番です」と話されていました。

図書館は子どもたちが学校にいる間、ずっと開いているところ、それが当たり前になるようにしたいですね。

司書の先生は、「図書館が子どもたちの居場所にもなってほしい」と話されていたし、今後、地域やPTA保護者の方にも呼び掛けて、図書活動をサポートするボランティアも募りたいとの話もありました。

1日も早く、司書の方が毎日おられ、「いつでも開いている学校図書館」になるように、今後も働きかけていきたいと思います。