伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

まだ見ぬ春も、君のとなりで笑っていたい

2024-09-06 23:35:52 | 小説
 「だから私は、明日のきみを描く」で羽鳥彼方にフラれ、望月遠子と仲直りしつつも2人の姿を見ると嫉妬してしまう失意の広瀬遥が、誰もいないはずの小さな砂地「桜の広場」で声を上げて泣いていたところに桜の木から降ってきた声を失った天使のような青年芹澤天音に惹かれ…という青春恋愛小説。
 話せない男と進学校で落ちこぼれ気味の女という設定ではありますが、美男美女(第一印象が天使みたい、なんて綺麗なんだろうという男と人形のように可愛い女)という設定でもあり、やはりイケメンに限る、かとも思ってしまいます。
 この作品のテーマは、一言で言えば「Chenge」「Yes , We Can」だと思います。まるでバラク・オバマの選挙キャンペーンのように。それだけに、それぞれに背負ったものは重くても、わりと明るく読める印象です。


汐見夏衛 スターツ出版 2019年2月25日発行
コメント
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