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伊東良徳の超乱読読書日記

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ぼくは12歳、路上で暮らしはじめたわけ。

2010-04-27 21:47:25 | ノンフィクション
 途上国のストリートチルドレン等の支援活動をしているNPO法人「国境なき子どもたち(KnK)」のスタッフがアジア各地の路上や支援施設で出会い支援しているストリートチルドレンの状況をレポートして活動報告をしている本。
 路上で生活している子どもたちや親に売られた子どもたちのエピソードには目頭が熱くなります。墓場で暮らしている子どもはインタビューで「生きてる人の方がよっぽど怖いよ。死人はぼくに意地悪しないもの」って(22ページ)。
 後半は、支援活動の広報になっていますが、それでも保護施設を運営しているスタッフが、「保護施設が増えさえすれば子どもたちの問題は解決するという考えは、あまりにも単純で問題の一面しか見ていないことを痛感したのです」(61ページ)という、そのスタンスから語られる日常活動は、読んでいて共感しました。
 前半で統計が出てきて、日本との比較がされているのですが、日本との比較よりアジアの各国同士で見るとカンボジアの数字(32ページ)がすごさが目につきます。数字の魔術という面もあるでしょうけど、こういうの見せられると「人は生まれる国を選ぶことはできません」という主張(79ページ)に説得力を感じてしまいます。


特定非営利活動法人国境なき子どもたち編著 合同出版 2010年3月25日発行
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