様々なものの運転についてのルポ。
どちらかというと乗り物以外の話の方がおもしろく読めました。例えば介護用のパワー・アシスト・スーツ。アルミ板とエアバッグの駆動機構を筋肉につけたセンサーの信号で動かして自力の倍の力を出すしくみとか(127~134頁)。「悲しき人形つかい」で読んだときは空想と思っていたんですがすでに実用化間近だったんですね。鵜飼の鵜匠は世襲の宮内庁式部職だとか(187頁)。知りませんでした。
モーターパラグライダーのところでは、雲に入ると「微妙に湿気が体にまとわりつく感じ。冷たくはないです。逆に、サランラップが肌にくっついたような感覚かな。」(230頁)っていうのがいいなあと思いました。考えてみたら素肌をさらしたまま雲を突き抜ける乗り物ってあまりないですからね。
下野康史 二玄社 2007年3月23日発行
どちらかというと乗り物以外の話の方がおもしろく読めました。例えば介護用のパワー・アシスト・スーツ。アルミ板とエアバッグの駆動機構を筋肉につけたセンサーの信号で動かして自力の倍の力を出すしくみとか(127~134頁)。「悲しき人形つかい」で読んだときは空想と思っていたんですがすでに実用化間近だったんですね。鵜飼の鵜匠は世襲の宮内庁式部職だとか(187頁)。知りませんでした。
モーターパラグライダーのところでは、雲に入ると「微妙に湿気が体にまとわりつく感じ。冷たくはないです。逆に、サランラップが肌にくっついたような感覚かな。」(230頁)っていうのがいいなあと思いました。考えてみたら素肌をさらしたまま雲を突き抜ける乗り物ってあまりないですからね。
下野康史 二玄社 2007年3月23日発行