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篆刻(てんこく)9月の月例競刻の講評が届く

2020年10月07日 | 篆刻
篆刻サークル石門印会の9月月例競刻の講評が
先生から届きました。9月の課題は「自由課題」
印の大きさ八分(約2、5cm)印
今月は実に様々な趣向をこらした作品が多く、楽しめた。
秋まっただ中の今、コロナでもどかしい日々です。
中秋の名月は見たかな。
と先生。
以下先生の講評です。


「どんぐり」
この印はいいね。余白を十分にとり、明るい。
文字は力がこもり筆意もある。辺縁の変化も
研究したい。



「み」「人」
「み」は何かのことばなるか。または「人」と
よめなくもない。課題と違うが、ゆったりとした
筆意は可。



「ころなじしゅく」
仮名文字を書くだけあって構成の妙、文字の
美しさは見事である。それを刻した筆意も
感心の作。



「NAKADA ISAO」
刻の技は高く見事なるも、文字は単体で筆意を
欠く。「A』はちょっと読みとりにくい。
辺縁も変化を。



「NAKADA ISAO」
円形に文字を配してスッキリと収めている。
筆意はなく活字体なのが少々不満なり。



「アケマシテ オメデトウ ゴザイマス」
鳥居の中に文字を入れて楽しい印となった。
やや単調なので細太字の変化の線は補刀される
ことを望む。辺縁カットもよいか。



「COVID 19 WHO」
運刀が確実で技の高さが感じられる作である。
長線のため読みにくいのが難点。二段にしたらいかが。


   
「Corona来るな」「Corona]
どの作も氏の個性溢れた秀作と言えよう。②の作は
自在の印風があり楽しめる作となった。


 
連作の3点である続けて読むと楽しめるアイデアに
感心した。「謝々」はちょっと無理があるか



「With out corona」
下段は「コロナ」のローマ字であろうか。中央の
図柄を「O」とよませるのは少々無理がある。
文字は変化あり、さすがの表現である。



「じゅうごや」
満月に文字を配していかにも月見の気分なり。
筆意も考えて伸展している。秋の風趣が
楽しい好印といえる。


「あきのたの・・・・」
百人一首の句


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