紫蘇の効用

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幕見へダーッシュ!

2005年07月15日 | 歌舞伎

ベルさっさちゃんして『NINAGAWA十二夜』二幕&大詰を幕見。
1600円也。
序幕に立ち見の札があったので出てくる人いなかったら入れないかも~と思ってたら結構外人さんとか出てきたので大丈夫だった
幕見列に並んでいると先頭の人がお連れさんに、十二夜ポスターの菊ちゃんの主膳之助を指さして
「これは市川團十郎の息子よ」と説明
するとそのお連れさん、菊ちゃんとこに書いてある名前Onoe Kikunosukeを読み上げて
「へ~、親子でも苗字違うのね」
おまけに琵琶姫のほうを指さして「こっちは菊五郎の息子よ、この二人いいコンビなの」
もの申したい気分だったけど、先頭さんいろいろとお連れさんに説明しているので言えましぇんでした。

前回観たとき、男に扮した女の子獅子丸の発声が男っぽすぎてちょっとなぁ~と思ってましたが
二幕最初の大篠左大臣との会話の時などだいぶ女らしくなっていい感じ
困ったお公家三人衆もテンポアップしてきた

三幕目、英竹松緑さんがまわりから決闘をあおられて「啖呵をきってやれ」と言われると「啖呵、啖呵はボクの・・・(と、ここで手のひらをおなかから顔あたりに向けて上げていき、かっかっかっと唸り、そして鼻の奥をブタさんみたいにふがががが、ゲンコを握り締めるという荒事お決まりの見得をみせて)得意とするところ~」と決めたところで、どこからか「あの人、海老蔵のマネしてるわ、あれ海老蔵のマネよね」との声。
あれは海老さま特有のパフォーマンスと思われてるのん?

ラストには菊ちゃんが主膳之助(上手引っ込み)→獅子丸(花道登場・上手引っ込み)→主膳之助(中央登場・上手引っ込み)→獅子丸(下手登場・上手引っ込み)→主膳之助(上手登場)・・・という具合にめまぐるしく早代わりをしてるのですが、涼しげな菊ちゃんは「どうだっ」って感じでやってないので、すごくさらっと登場。
客席の反応も「おぉっ!」っていうんではなく「??ぇぇえ・・・えっ?」
いよいよ双子の兄妹が同時に舞台上に立つにあたってどうしてるかっていうと、よく似た体型のお弟子さんが菊ちゃんマスクをかぶって出てくるのです。
よく出来てるっていうか、菊ちゃんがお面顔なんだ。
一昨年の10月、玉三郎さんがお染の七役でもお面かぶってたけど、そのときも玉さまってお面顔~って思った。
でもお面って無表情だからちょっと怖いね~。
スケキヨっぽいよね。
そういえば犬神家の一族の家宝って「斧・琴・菊」だったなー。
音羽屋所縁模様 斧琴菊


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