紫蘇の効用

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十二月大歌舞伎・昼の部

2007年12月21日 | 歌舞伎

中村屋ご贔屓YuYさんと歌舞伎座で師走の雰囲気を味わいながら昼の部を観劇。

一幕目 鎌倉三代記 絹川村閑居の場
 佐々木高綱:坂東 三津五郎
 三浦之助義村:中村 橋之助
 おくる:市川 右之助
 阿波の局:中村 歌江
 讃岐の局:澤村 鐵之助
 富田六郎:片岡 亀蔵
 母 長門:坂東 秀調
 時姫:中村 福助


ざ、ざ、残念~。福助さんお風邪ですね・・・
声がかすれちゃってカワイイ姫の声が出ません
せっかくの三姫のうちの時姫という大役、声がでなければやはり演技も小さくなってたっぷり感がなくなってしまう。
ハッシーも時代物風の顔立ちがあっててイイ味なんだけど、三浦之助と時姫の関係が薄く感じる・・・
もっとラブくして欲すぃ~
右之助さんがキリっとしてて一番印象に残りました。


二幕目 信濃路紅葉鬼揃
 鬼女:坂東 玉三郎
 山神:中村 勘太郎
 鬼女:市川 門之助
 鬼女:上村 吉弥
 鬼女:市川 笑也
 鬼女:市川 笑三郎
 鬼女:市川 春猿
 太刀持:市川 弘太郎
 従者:市川 猿弥
 従者:市川 右近
 平維茂:市川 海老蔵


舞台は松羽目で「船辨慶」と同じように破風がさがっておりました。
鬼に変身前のお姫さまと従者は能装束で蔓を使ったり、ジグザグ動きで距離感を出すなど能風味。

玉さま、いっそいろんな舞踊を玉さま流”静の世界”で「玉様十種」とか松羽目十八番とか揃えてみては~?

しかし前ジテは玉さま&澤瀉屋のお姐さんたちの舞がなかなかハードで、凝ってる
マスゲームのようにフォーメーションをかえたりEXIELのように縦一列に並んで中啓を使ってみたりと見せてくれます。

海老さまは装束も似合うし、セリフも少ないし玉さまのご威光にてらされて適役です。

勘太郎くんの山神、花道をぴょんぴょん登場するのではなくすっぽんから。
いままでになく解り易かった…動きが。謡が解り易くなってたんだろうか?
鬼に変身した玉さまは本人確認が難しいほどに化けてます


三幕目 水天宮利生深川 筆屋幸兵衛
 船津幸兵衛:中村 勘三郎
 車夫三五郎:中村 橋之助
 巡査民尾保守:中村 獅童
 金貸金兵衛:市川 猿弥
 娘お雪:中村 鶴松
 差配人与兵衛:片岡 市蔵
 代言人茂栗安蔵:坂東 彌十郎
 萩原妻おむら:中村 福助

マナカナがいる、と思ったら鶴松くんでした。
お雪ちゃんはまだ身を売ろうと思うほどの年頃には見えないけど、ちびっこ姉妹がけなげです。
知ってるけど、最後はメデタシって。
でも始めっからこのまま不幸な一家で終わるんじゃないって思わせる勘三郎さんの雰囲気を感じます。


十二月大歌舞伎
平成19年12月2日(日)~26日(水)
歌舞伎座



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