紫蘇の効用

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わが魂は輝く水なり

2008年05月10日 | ストレートプレイ

シアターコクーン、『わが魂は輝く水なり』初回観劇は母上さまと。
菊ちゃんが出ることももちろんですが、すごい感動した『タンゴ・冬の終りに』と同じ清水邦夫・作、蜷川幸雄・演出なのでとっても期待高まってました

 斎藤実盛:野村 萬斎
 斎藤五郎(実盛の息子):尾上 菊之助
 斎藤六郎(実盛の息子):坂東 亀三郎
 :秋山 菜津子
 中原兼平:大石 継太
 平維盛:長谷川 博己
 中原兼光:廣田 高志
 ふぶき:邑野 みあ
 城貞康:二反田 雅澄
 郎党黒玄坊:大富士
 郎党時丸:川岡 大次郎
 乳母浜風:神保 共子
 藤原権頭:津嘉山 正種


源平合戦が舞台で『実盛物語』よりずっとあとの時代で、初演は学生闘争が激しかった頃の社会への警鐘的な作品というので重いかな~難解かな~と思ってたけど、そんな懸念は払拭された芝居でした。

お席が縦・横両面から見てセンターとういう位置だったので今日は全体像を体感。
大きな藤の花や峠の上でのシーンなどちょうど良く観えるとこ。
客席を行きかう菊ちゃんもばっちり観れます。
サラサラロン毛が美し~ ヅラだけど、素晴らしい素材。
髪なびかせて軽やかに動く菊ちゃん、亡霊という役どころにぴったりな中性的雰囲気。

萬斎さんの実際の年より老け役だけど、若さがじゃまして薄っぺらくなるということもなく、力みもない。
素晴らしい舞台人力です
むしろ適年齢の役より声が合ってるみたい。
年老いた実盛と親より先立ってしまった息子五郎の二人の関係がなんだか微笑ましい。
死んでも心が通じ合ってる
実盛が若作りのためにおしろいをぬるとこ、パフパフしてる菊ちゃん、お富さん@源氏店・・・

もひとつの見所が亀三郎くん、出番多し
絶叫系なので喉を大事にしてね。いい声なんだから。

大好き、秋山さんも魅力的な役どころだけど、武将姿・・・なんでブーツなんだ
ふぶき、なんとかならんのか。反感買いそうなキャラだと思いますが。発声も苦手。

歌舞伎では一目惚れされちゃう優男、平維盛が妙な天然くんでおもしろかった。


終演後は雨が降ってるにもかかわらず飲んで帰りましょ、と近くのスペインバルCASA DEL BUENOへ
CAVA飲んでピンチョスつまんでいい雰囲気に満足
 たらこのマリネー
 オリーブとケッパーの盛り合わせ



わが魂は輝く水なり-源平北越流誌-
2008年5月4日(日・祝)~27日(火)
Bunkamuraシアターコクーン