東海古城研究会の機関紙「城」第237号が届きました。機関紙「城」は会員の皆さんが投稿した研究論考、レポート、ボールペン画などの発表の場となっています。
⯃村瀬二郎さんのボールペン画は2026年に閉城される広島城を対象にしています ⯃高橋陽介さんの長篠合戦に関する論考は、当事者の書状と「信長記」から見えてくる合戦の姿を明らかにし、従来説を覆す新たな観点を示す論文です ⯃山崎裕太さんのレポートは、赤色立体図を活用して効率的に適切な縄張図作成を実践した、実例を挙げてのレポートで、赤色立体図で縄張図が不要になるという見方を一蹴するものです ⯃沢田伊一郎さんは、城の石垣と刻印に関する投稿を続けてこられましたが、今回は天守の「観念」と「見栄え」という観点を加えた論考となっています。
◆高橋陽介さんは「城」第224号で関ヶ原の新説に関する論考を発表され、関ヶ原合戦の従来説の見直しが、盛んになりましたが、今回の長篠合戦に関する新説でも、従来説の見直しの契機になるのではないかと思います。 ※機関紙「城」は、会員以外にも在庫限りで販売されています。問い合わせは東海古城研究会の公式「X」(旧Twitter) https://x.com/Tokaikojo