いきいきライフこれからだ

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平和の語り部

2015-12-25 10:08:56 | 日記

今年は戦後70年と、戦争を体験された方々が高齢になり、戦争の悲惨さを伝えることができなくなる、
と言うことで「平和の語り部」がアチコチで開催されていました。

私は2カ所ほど参加させていただきました。
ある公民館では80歳をこえられた男女お二人がご自分の体験を話されていました。

女性の方は、長崎で原爆を体験した話を語られました。小学生の低学年で、神戸から長崎に疎開をしていたそうです。
少し離れたところで被爆されたそうですが、落ちた時の音は天と地がひっくり返ったと思われたそうです。
それから周りの人たちの生活は大変だったようで、親を失われた子、子を失われた親、よく今日まで生きてこられたと。

小学生だった男性の方は、近くの上空にB29が飛んできて、爆弾を次々と落していく様を恐怖の目で見つめていた事。

そして平和祈念資料館では、やはり80歳をこえられた男女お二人のお話でした。

旧制中学一年生だった男性の方は、空襲にあって目の前で校舎が焼け落ちた事、食べる物がなく学業よりも生きる事のため、
運動場を耕し作物を育て、ひもじさから救われた事、などトツトツと話されていました。

女性の方は2歳の時満州から引き揚げすぐご両親を亡くした事。3人の兄弟が別々の親戚に引き取られていった事。
どこの家庭も自分たちの事が精一杯で、他人事ではなかったこと。みじめでつらい思いをした事。
中学生になり物心がついたころ「学校を卒業したら、死に物狂いで働いて、孤児院を作ろう」と思った事。
涙を流しながらも、話が途絶えることもなく、心から振り絞るような声で話されている姿に私の心も苦しくなりました。

昨日、知人が戦争法廃止の署名集めに来宅されました。もちろん署名をしました。
今の国会議員の方は、戦争を体験された方は段々と少なくなり、戦争の怖さが解らなくなっていると思います。
戦争体制を整えておかないと、攻撃された時に困るとでも。戦争はしません、いやできません、と貫くことは無理なのでしょうか。 

今ニュースで、ロシアとインドが最新兵器開発で協定を結んだ事が流れていました。
世界中が平和な世の中がいつまでも続きますように・・・・・

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