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Blog ~建築的日常生活&RUN~

静岡にある建築設計事務所、業務とそれ以外の活動、趣味の話、ちょっと考えたことなどを記録しています。

自分撮り

2011年08月17日 | 設計監理業務

 建物ができたときはいつも写真を撮ります。本当ならプロに撮ってもらうのがいいとは思うのですが、工事の終わりのころというのはスケジュールが詰まっていたり、天候が不確定だったりで、結局予定が組めずに自分で撮ってます。オープンハウスの合間や完了検査後の時間を見計らって。でもそういうときは窓の外で外構の工事をしていたり、室内でクリーニングしていたりで、もっと落ち着いて撮る時間が取れればいいのですが。今回もなんとか、数回に分けて撮影しました。それでも、自分が描いた空間を確認しながら撮ることは大切だと思いますし、楽しい時間でもあります。そうして撮った「おおきなはしらの家」の竣工写真を清水建築設計室ホームページのgalleryにまとめました。

「おおきなはしらの家」

2011年08月11日 | 設計監理業務

 1階は7寸のヒノキ柱を中心に家族が集まる生活空間を、2階は個室を中心にまとめられています。柱、梁、床の一部にヒノキ、居間天井と床にスギと静岡の山の木を使っています。木の良さを心地よく感じられるように一部の柱、梁を室内空間にあらわしています。これから住まい手が仕上げをする部分も残してあり、住みながら仕上げていかれるということです。

 また、この家は「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の専門家会員の専門家会員が育て、製材し、設計した住宅です。どの柱が誰の山で育ったのかが分かり、その1本1本の木の良さを読み取り、それを活かした使い方をする。そんなことができた家づくりでもありました。工事にかかわった皆さんの顔が分かる、だからこそ温かみがあり、緊張感もある。「おおきなはしらの家」竣工しました。

オープンハウス終わって

2011年08月07日 | 設計監理業務

 今日は「おおきなはしらの家」のオープンハウスでした。これから家づくりを考えている家族、これから工事がはじまる家族、森とま材でできた家に住んでいる家族。この家に使われている木材を育てた人、製材した人。設計事務所仲間、昨年教えた元生徒。いろいろ方々にこの出来上がった家をみていただきました。それがまた、それぞれの家づくりや、仕事につながっていけばいいんじゃないかと思います。この機会をつくっていただいた住まい手のSさんありがとうございました。

ひとつひとつ

2011年07月23日 | 設計監理業務

 「おおきなはしらの家」、順調に工事が進んでいます。内部では器具や建具を取り付けている段階で、来週からは外構の工事が始まります。僕は図面を描いていて出来上がったらどうなるのか、どんな空間になるのか、その材料がどんな色合いなのかイメージができていますが、住まい手さんにとってはここにきてやっと実際の仕上がりのイメージをつかむことができてくるわけです。それがもともと考えていられたものに近づけていたいですし、それ以上に良くしてお渡ししたいと思っています。この時期はこまかい確認もひとつひとつ大切、それがいい結果に結びつきます、もうすぐ完成です。

白いスギ

2011年06月16日 | 設計監理業務

 バタバタしているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。森とま材を使った家の2件目「ひろまの家」の設計がまとまりました。これから工事に向けての準備に入ります。現在工事中の「おおきなはしらの家」は外部の足場が取れて姿を現しました。玄関あたりの空間がシンプルな形状の中に変化をつけてなかなかいい感じになっています。

 内部は構造材に続き仕上げ材としての森とま材が登場しています。天井板、床板などにスギ、窓枠や階段にヒノキ。とくにヒノキの梁とからむ居間の天井材のスギは、材の寸法によって可能になる木取りと製材所の手間で一瞬「ヒノキ?」と思ってしまうようなきれいな白いところを集めて使っています。仕上工程が進み木材による仕上げが各所に見えてくると空間にしまりが出てきます。

できてくとこ

2011年05月16日 | 設計監理業務

 日曜日、これから家づくりを考えている方を先日上棟した「おおきなはしらの家」に案内しました。今はちょうど桧や杉の構造材の様子がよくわかる段階なので、それぞれの部材の話や材料の品質の話などをしました。実物を目の前にすると説明しやすいし分かりやすいですね。

 また、この家の住まい手さんも仕事がお休みで現場の様子を見に来ていらしたので工事の進行状況の説明と、これから作る細部の確認を。展開図のイメージも具体的になってきて雰囲気がイメージできるようになってきています。ものができていくとこ見るのは楽しいですし、自分が住む家ができていく過程を知っているのはこれから住み続けていくためにいいことだと思います。工事が進み壁ができると隠れてしまうのですが、しずおか森と学ぶ家づくり森とま材の証である「森とまハンコ」もしっかりついてます。

森とま材の家

2011年05月10日 | 設計監理業務

 今日は暑かったり、風が強かったり、雨が降ったりと変わりやすい天候でしたが、「おおきなはしらの家」が無事上棟しました。この家は「しずおか森と学ぶ家づくりの会」が扱う「森とま材」を使って建てられています。柱、梁、床、天井など事前にその木が使われる部分を製材所と確認して向きや金物の取り付け方などを打ち合わせしてきました。実際に建ってみて感じたのは「木がきれい。」でした。見える部分にきれいな面がくるように製材所が気を使って製材してくれているのもあるのですが、安倍川流域で育ち天然乾燥された檜と杉がすごくきれいです。家の中心に7寸の柱があるこの家は8月完成予定でこれから工事がどんどん進んでいきます。

「おおらかにひらく家」

2011年03月29日 | 設計監理業務

 周囲を見渡せば山や丘が広がるおおらかな敷地に建つ住宅です。周囲に民家が少なく少し広めの敷地であることを活かし、家族が集まる居間・食堂の開口部が大きく開き、その前にできる庭と一体として生活の中に取りこむプランを計画しました。

 敷地の一番良いところに居間・食堂・台所をならべて配置し、南側に1間半の開口部をふたつ並べています。この開口部のサッシは袖壁部分に全て引き込むことができるので、全開にすることで内と外がおおらかに繋がります。また、居間・食堂・台所のある部分を平屋とすることで高さ方向への広がりも自由になり、程よい高さの勾配天井が内部の空間に広がりをもたせます。

 家族で過ごす時間を心地よく、楽しむことを一番に考えた「おおらかにひらく家」これからいろいろ楽しい使い方をしてもらえると思っています。

「おおらかにひらく家」の写真を清水建築設計室ホームページに掲載しました。

貴重な時間

2011年03月05日 | 設計監理業務

 今日は「おおらかにひらく家」のOPEN HOUSEにたくさんの皆さんに来ていただきました。天候も良くこの家を感じていただく最高の日でした。来てくださった皆様には建物の説明をさせていただくのですが、今日感じたのは設計事務所の仕事についてもたくさん説明しているということです。家づくりを考えている方でも設計事務所の仕事なんて分からないとこだらけなのです。OPEN HOUSEはできた建物を見ていただく機会ですが、僕たち設計事務所の仕事についても直接お会いして説明できる貴重な時間なのだと感じました。今日お会いできた方々の家づくりの選択肢として設計事務所との家づくりをくわえてもらえればうれしいです。明日もOPEN HOUSEです。