カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

今日のアーバイン

2007-08-31 13:21:14 | 雑記帳
ネットでお天気情報を確認してビックリ。
ただいまの気温40.5度?!

更によく見てみると、
体感温度42度!?

確かに、週末の曇天から一転して、ここ2、3日暑いです。熱波警報も出てます。
でも、閉め切った車の中じゃあるまいし、
40度はないと思うんですけどっ?!

まあしかし、叫ぼうがどうしようが、暑いのは事実です。
日本と比べて湿度が低いからしのげますけど、
それでもこれだけ暑いと、熱気が体を包み込んでくる感じがする。

それと太陽光線の強さはハンパじゃないです。暑さよりも痛みを感じるんですよ。
ああ、やっぱ紫外線って体に悪いんだな、、、なんて妙に納得する

ちなみに週間予報では、今後も晴天が続くとの見込み。連日30度超えです。


9月になったら少しは過ごしやすくなるかと思ったけど、ロスも残暑が厳しそうです。

海外ロケ?

2007-08-29 18:26:11 | 雑記帳
今日MITSUWAに行ったら、入り口に「店内でドラマの撮影中です」と看板が出ていた。
野次馬根性丸出しで店内に入ります。
いつもはJ-POPが大音量で流れている店内が妙に静か。フードコードの方がやけに明るい。
おお、やってるやってる

撮影用のライトが煌煌と照らし出したのは、藤井隆
芸能関係にはやや疎いshimaushiですが、多分間違いないでしょう。
(でも相手役の女の子は誰か分からなかった(^_^;))

フードコードで話している(ちょっと言い争ってる風?)シーンの様でした。
二人とも白シャツに青いエプロン着て、まるでMITSUWAの店員さん。そういう話なのかな。
藤井隆が今、連ドラに出てるという話は聞かないから、バラエティ番組の中で使うのかね。

撮影風景を写真に撮ろうとしたら、スタッフがすっ飛んできました。
海外でもダメなのね、残念。

しかしMITSUWAならロス市内にもあるのに、何故にこんな田舎町でロケしてたんだろう?
出演者もスタッフも、こんなところじゃ遊びにも行けないだろうに。。。
って余計なお世話か

電子辞書

2007-08-28 22:20:47 | 赴任に関するあれこれ
海外赴任が決まって早々に、ダンナが買いに行ったものの一つが電子辞書。
それまでその手のモノに全く関心の無かった我々は、店頭にズラリ並んだその種類の多さと、
あまりの高機能ぶりに愕然としたのでした。

新書サイズとなかなかコンパクトな薄型ボディ。
その中には英和・和英辞典は言うに及ばず、英英辞典、国語辞典、漢和辞典、故事ことわざ辞典、
更には経済・ビジネス用語辞典、IT・パソコン用語集も搭載されている。

旅行会話集は英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語まで対応。
新しい機種だと中国語やハングルに対応したものもあります。
音声機能付きなら、旅行先で困った時、代わりにしゃべってくれる。(笑)

果ては百科事典や家庭の医学、世界の料理やワイン、スポーツ用語なんてのまで入ってる!
そのコンテンツの過剰ともいえる充実ぶりたるや、ここには書き切れないほどです。
いやぁホント、参りましたわ。←お手あげ

短期間の旅行ならともかく、中長期に海外で生活するとなると、これはホントに便利ですね。
実際ダンナは重宝したらしく、1年後に私が追っかけ渡米することになった時点で、
「自分用のを買って来い」だって。

「一家に2個(=一人1個)も要らんでしょう」と、やや後ろ向きな私に、
自分が今使っているモノは会社に置いてあるから家で使えないし、
こちらに来て独りで出歩くようになったら絶対必要になるから、と力説。
しかしこれが的を得ていた。

最初にスーパー(アメリカ系)に行って呆然。
「魚の英語名が分からない・・・」

自慢じゃないがあまり魚に詳しくない私。切り身状態で正体が確信持てるのはサーモンくらいです。
それ以外にも知らない単語が溢れてて、辞書を片手にショッピングカートを押す羽目になりました。

私のはとにかく“ハンドバッグに入れて持ち歩けるサイズ”ってのを重視したので、
ダンナのより機能的には少し劣ってるけど、それでも基本的な辞書は一通り入ってる。
侮れません。
文庫本サイズで持ち運びにも便利。今では“出かける時は忘れずに”の一品です。


日本製の電子辞書はこちらでも日系書店などで購入できますけど、どうしても種類が限られる。
可能なら日本で準備してきた方がいいでしょうね。

雨が降ったよ。

2007-08-26 14:07:56 | 雑記帳
今日は朝からどんよりとした曇り空。
普段なら朝方曇っていても昼頃にはすっきり青空というのがパターンなんだけど、
今日は11時になっても重苦しい厚い雲に覆われてる。

でも、ここのところずっと暑かったから過ごしやすいくらい。
風が気持ちよいから、窓を開ける。

そしたらなんと、ゴロゴロと音がする。
あれは飛行機の音じゃないなー、なんて思っていたら、ポツポツと雨が降り始めました。
うっわぁ、久しぶり~。雨の匂いが懐かしくて心地よい。

結局、雷雨というほどのものではなくて通り雨程度だったけど、なんだか癒された感じ。

しかし小雨の後って、車が汚くなるんだよねー。また洗車しなきゃ・・・sigh

にんにくパワー!

2007-08-25 23:38:27 | グルメ
「いつもと違ったモノが食べたいね~」
突然そんな気分になり、向かった先はNewport Beachのにんにくレストラン。
その名もGARLIC JO'S

にんにくのHOTなイメージとは裏腹に(?)静かで落ち着いた店内、お洒落な内装。
BAR&GRILLと謳っているだけあって、奥には広いバーカウンターがあります。
バンドの生演奏を聞きながらカクテルを楽しんだり出来るらしい。
(我々が行った時間は早すぎて、バンドはまだ準備中でした)

メニューはピザ、パスタ、ステーキ、ライスなど種類豊富。どれも当然ニンニクがたっぷり。

我々が食べたのは、まずガーリック・トーストGarlic Bread 2pc。
ここのは他のお店のとは違って、パンの上に刻みニンニクのソースがこんもり乗ってる!
凄い量なんだけど臭いはあまり気にならなくって、不思議なことに甘味がある気がした。
あ、ちなみに写真のは4分の1の量です。写真撮る前に食べちゃったもんで・・・

メインはサーモンのソテーSmothered Garlic Salmon。
肉厚なサーモンソテーの上に刻んでバターソテーされたニンニクがイヤってほど乗ってます。
これまた不思議なことに柔らかくってジューシィで、ほんのりした甘味がジャガイモみたい。

そしてエビ、ムール貝、チキン、チョリソーがたっぷり入ったジャンバラヤJambalaya。
上には半熟とろとろの目玉焼きが乗ってます。お米は日本米を使っているようでした。
お皿に添えられたソースでお好みの辛味に調節して召し上がれ。


これですっかりお腹いっぱいになってしまって、デザートは試せませんでした。
なんでもティラミスやアイスクリームにもガーリックを使ってるらしい。
次回は是非トライしてみたいです。

実はこのお店、日系なんですよね。横浜方面にいくつか店舗展開してる。
ホームページはこちらからどうぞ

【今日のお店】
GARLIC JO'S Newport Beach
2332 W Coast Hwy,Newport Beach,CA92663
TEL:(949) 673-8444

セールス電話

2007-08-24 18:24:29 | 生活・習慣
残暑なんでしょうか。暑い日が続いております。
日本の蒸し暑さに比べればチャンチャラおかしいレベルなんでしょうが、
やっぱ暑いよ。
こう暑いと陽射しのキツイ時間帯は外に出るのが億劫になります。
ということで勢い、家の中で過ごす時間が多くなってます。。

平日の昼間、家に居ると困るのがセールス電話。

そもそも我が家では、重要な用件が家の電話に掛かって来ることはまずありません。
だから電話が鳴っても、いちいち取らなくったっていいようなものなんですが、
そうは言っても、携帯の不調とかで万が一重要な用件が掛かってきたらと思うので一応取ります。
でもほぼ100%ハズレ。はぁぁ~

こちらで多いのは資産運用の勧誘。不動産売買も盛んです。
相手の名前も知らず、オートマチック採番で掛けてきているもの。
セールス自体は大抵、自動音声のテープが流れます。
これは後腐れが無くていいです。テープと分かったらさっさと切っちゃう。

困るのは相手が人間だった時。
何せこちらの状況も把握しないまま、立て板に水のようにベラベラベラベラまくし立ててくる。
間違い電話なのかセールス電話なのか、それとも何かやらかしちゃって出頭要請されてるのか、
もう頭ん中は真っ白になりながら、懸命に相手の用件を聞き取るしかない。
疲れます、ホント。

ちなみに、英語で電話に出る時の第一声は「Hello」か「shimaushi」と名前を名乗るのが普通。
でも、あたしゃ「もしもし」っつって出ますよ。
それで分からない人の電話は対応できないもん

いや、最初は私も「Hello」って出てましたよ。
でも、それだとセールスの人が勢いづくんですよ。英語が分かると思うんでしょうね。
「はい」とか「もしもし」と言って出ると、相手も「英語わかる?」と聞いてきます。
「ごめん、わかんない」と言うと「いいのよ~気にしないで~」と、さっさと切ってくれます。
最近はこの戦法で対応してます。

しかし恐ろしいのは名指しで掛かってくるヤツ。
名指しだとこちらも身構えます。お役所からの電話かもしれないし、一応ひと通り話を聞かないと。
入国当初は携帯を持ってなかったから家の電話を連絡先にしてましたからね。
でもやっぱりさっぱり分からない。。。

結局「ごめんなさい。あなたの言ってることがわかりません」と言って切るんですが、
その後、しばらくは気になりますね。
まあ、本当に用事のある人はまた掛けてくるだろう、と割り切るようにしてますけど。

そういえば、この間は遂に日本語でセールスが掛かってきました!スゴイ?!
内容はキリスト教の勧誘でしたけど、これには参りました。
なにせ狭い日本人コミュニティの中、どこかでばったりお知り合いになるかもしれない。
いざこざは起こしたくないですからね。お断りするにも気を遣います。

しかし電話帳にも載せてないのに、どうやって名前まで調べ上げてくるんだか、ホント不思議。
ちなみに、こちらに居る日本人については名簿が出回ってるっていう噂を聞いたことがあります。
そもそもは異国にいる同郷人同士の助け合い用に作られたものらしいけど、
どこかしらから出回って利用されてるんでしょうね。
個人情報の管理はどうなってるんだ?!って言いたくなるな。

でもアメリカって、そういう事うるさく言いそうだけど、管理は緩そうだな~
なんてね

ESL初日

2007-08-21 16:58:15 | 学校・習い事
ご承知のとおり、アメリカでは9月が新学期。
IVCでは、少し早い今週から、Fall Semesterが始まりました。
私が通うESLのクラスは火曜と木曜の週2日。今日が初日になります。

少し早めに到着したのですが、駐車場がいっぱいで停めるところを探してウロウロ。。。
この炎天下、

なるべく教室に近いところに

停めたいというのは誰しも

同じですもんね~

やっとこさ車を停めたら、結構いい時間になってました。
やや緊張しつつ教室に向かいます。
夏休み中とは違い、

構内は学生が行き交って、

活気があります。

教室に入ると、既に15人ほどが席についていました。
前から席が埋まっていくのが、なんか日本と違うな~と思ってしまった。
既に知り合い同士という人たちが並んで座って四方山話で盛り上がってた。
どこへ行っても“学校”の雰囲気ってのは一緒ですね。なんだか懐かしい感じ。

ざっと見渡してみて、欧米系が大半。アジア系は3割くらいでしょうか。中近東系も少し。
隣に座ったイラン人のおじさんが、気さくに話しかけてくれました。
彼の近くに座っていた中国人の女の子が知り合いらしく、その子にも紹介してくれた。
みんな英語が母国語じゃない人たちなので、多少変な英語でもなんとか会話成立

先生はアメリカンな立派な体型の(笑)女性。ゆっくりはっきり発音してくれるので聞き取りやすい。
今日は初日なので、まず今学期のスケジュールの確認と使用する教科書の説明がありました。

その後、いきなり作文。お題は「あなたの一番好きなholidayについて」
事前テストの時もそうでしたが、辞書は使っちゃダメ。
これ、キツイです。単語力の無さがモロ露呈する。。。

小一時間で作文を仕上げて提出したら、今日はおしまい。予定時間より1時間も早いぞー!?
初日なんで自己紹介とかやらされるのかな~なんて思ってたんですが、それはなかった。
やや拍子抜けともいえる初日でしたね。本当の“初日”は木曜日かな。

映画とチーズケーキと

2007-08-19 22:36:09 | グルメ
Q)この1週間、私は何をしていたのでしょうか?
A)旅行記のアップにいそしんでました~

ただでさえ洗濯機ショックで脳みそがフリーズしちゃったから、始めたのが旅行の1週間後。
こうなったら記憶があやふやにならないうちに一気にアップせねば、、、と頑張ってた。
でもそうはいっても、ポツポツと遊んでたんですよ。

8/11(土)は、Jamboree沿いに新しくできたショッピングモールThe DistrictにあるAMCへ。
『The Bourne Ultimatum(邦題はボーン・アルティメイタム)』を観て来ました。
マット・デイモン主演の記憶喪失の元CIAエージェント“ジェイソン・ボーン”シリーズ第3弾。
前2作を日本で観て結構気に入ってるので、全米公開を楽しみにしてた。
相変わらず英語は分かりませんが(最近開き直ってきたな(苦笑))内容は面白かったです。
未来型新兵器とかお色気美女とか出てこない、ある意味“地味な”スパイものなんですが、
ボーンが体を張ったアクションと知略でCIAの現役エージェントを翻弄するのが何とも痛快!

今回はできたての綺麗な映画館で観れたし、マチネ扱いで安かったし($8.50)
すごく得した気分

しかし「パイレーツ」「オーシャン」そして「ボーン」と、シリーズ第3作完結編が続きました。
これでもう在庫?は底をついてしまいました~ 次は何を観に行こうかしらん。。。
インディ・ジョーンズの4作目は来年5月だっけ。ハリソンが老骨に鞭打つ姿が楽しみ?!(^^;
そういえばナショナル・トレジャーの続編の話はどうなったんだろう。

もう一つのトピックは近所の奥様方とランチ会。
8/16(木)にThe Irvine SpectrumにあるThe CheeseCake Fuctryに行ってきました。
日本でも有名なこのお店、こちらアメリカでも大人気で、週末ともなればいつも混んでる。
行列ぎらいのダンナとはまず行けないお店
平日の昼間なら、ということで11:30に待ち合わせたら、すぐに席に案内してもらえました。
ローカロリー・サラダ、
クリスピーチキン・サンド、
シュリンプのパスタを
みんなでシェア。

食後はお約束のチーズケーキ。種類が多くて迷っちゃいます。
さんざん悩んでGODIVA(英語読みではゴダイヴァ)のチョコレートチーズケーキにしました。
見てください、
この生クリームの量!!

チョコレート味が濃厚で
生クリームと一緒に食べると
ちょうど良い感じ。
甘さは控えめ。

チョコレートケーキのようにも
思えますが、
後味は確かにチーズケーキ。

美味しい料理に美味しいケーキ、結局3時過ぎまで延々おしゃべりしてました。

お昼時は平日でもほぼ満席状態でしたので、ランチする時は少し早めに行く方がbetter。


The CheeseCake Fuctry

71 Fortune Drive, Irvine,
CA 92618
(949) 788-9998

[Hours of Operation]
Monday - Thursday
   11:00 am - 11:00 pm
Friday & Saturday
   11:00 am - 12:30 am
Sunday
   10:00 am - 11:00 pm
→ホームページはこちらからどうぞ

さあ、今週からいよいよ学校が始まります。一体どうなることやら、、、
不安半分楽しみ半分、いや不安7楽しみ3くらいかな~

大峡谷を行く~(9)のんびりと過ごすノースリム

2007-08-17 17:54:37 | 旅行:峡谷めぐり
峡谷めぐりの旅もいよいよ終盤。
最後のポイント、グランドキャニオン-ノースリムに向かいましょう。

I-89の険しい山道を走って走って、山を下りたところがBitterSprings。
ここでI-89Aに入り、ナバホブリッジでコロラド川を渡って西へ。
雄大な山並みを脇に見つつ、刻々と変わる風景を楽しみながら快走。

道が登りに、周りが森林になる頃JacobLakeに到着。
キャンピングに訪れる人が多いらしく、小さいながらガソリンスタンドや宿泊施設があります。
休憩もそこそこにAZ-67に入って南下。ここからはノースリムまで1本道です。

案内板が見えてきました。

気持ちのよい平原の間を走ります。途中、シカが道路を走りぬけたりしてヒヤリ!

ゲートに到着。サウスリムに比べると規模が格段に小さいな。
ノースはアクセスが不便なので、訪れる人はサウスに比べて極端に少ないんです。


松林を抜けた奥にGrand Canyon Lodgeのメインビルディングがあります。



客室はログハウス風のキャビンが、松林の中に点在しています。
私たちが泊まったのは
Queen+Singleの部屋

狭いですけど、
二人なら充分かな

奥にはトイレとシャワーがあります。

バスタブなし。ドライヤーなし。

バスタオル、フェイスタオルあり。

ボディソープあり、シャンプーなし。

テレビなし。冷蔵庫なし。


ちなみに外観はこんな感じです。

裏側にもう一部屋ある、二軒長屋様式。
もう少し大き目のキャビンだと、入り口のところにちょっとしたテラスがあり、
そこにロッキングチェアが置かれていて、ゲストがゆったりくつろげるようになっている。

到着したのはPM4:30。
曇り空ですがまだ明るいので、ロッジから徒歩10分ほどのBright Angel Pointへ。
両脇に崖を見ながら細いトレイルを歩いた先に、天然の岩のテラスがありました。
荒涼とした谷間の向こうにサウスリムが見えます。更にその先に霞むのはサンフランシスコ連峰。

ひとしきり見学した後、ロッジ・メインビルのサンルームで休憩。
外は雨が降り出した。結構はげしい雷雨。トレイルに居る時じゃなくてよかった~!!
サンルームではみんな、思い思いに寛いでいました。


今日の夕食はロッジのレストランで。ディナーは予約制です。
到着してすぐに行ったけど、午後9時からしか空いてなかった。
事前にTELしとけばよかったか。。。
でも雰囲気は最高です。待った甲斐はあったと思う。

せっかくなのでステーキを頼んで、ワインも飲んじゃったりして~(*^o^*)

食事を終えたらもう夜の10時。疲れもピーク。することも無いし、シャワーを浴びてさっさと寝る。

午前3時、爆睡中のところ突然ダンナに声をかけられました。星を見に行こうだって。
唐突な。。。ま、いいけど。
ノースリムはサウスより高度が高く、気温も低めなんですが、外は意外にも寒くなかった。
トレイルは崖っぷちで危ないのでロッジ・メインビルの裏手のテラスに行ってみることにしました。
空には切れ切れに薄い雲。今日は満月。月が明るくて生憎あまり星は多くは見えない。
無駄足だったかとガッカリしつつ、崖上のテラスに下りてみて、文字通り息を飲む。

目の前に遠くサウスリムがシルエットになって見えます。
木陰からチラチラと瞬く光は、Bright Angel LodgeとEl Tovar Hotelの灯り。
空には満月。薄墨を流したような雲。極端に色の少ない風景。
まるで舞台セットの背景画を見ているような、妙に現実感がない不思議な景色。
今回の旅は、予想してなかったところで素敵なモノを見るいうパターンが多いな。

そんなことしてたら案の定、日の出の時間には起きられませんでした。
早朝ハイクで挽回です?!

林の中ではステラーカケスが井戸端会議中(^^)

[早朝のブライトエンジェル・ポイント]

中央の谷のところが、Bright Angel Canyon。奥にファントム・ランチがあります。

シマリス発見。サウスリムのジリス以上に人馴れしてません。


トレイル沿いにロッジに戻ったらレストランで朝食。
バフェが人気のようでしたが、普通のメニューもあります。美味しかったよ!

チェックアウト後、ノースリムのポイントに向かいます。
“narrow and winding”な山道を小一時間も走らなきゃいけない。ひぃー

山道を登りきった辺りで、山火事の跡を見ました。
そこだけ妙に空が広い。道路の両脇には真っ黒に焦げた木々。その間から小さな若木が伸びる。
雷などで発生した山火事は、自然淘汰の一環とみなし、積極的に消火活動をしないんですって。

火事の跡をぬけると一転、背の高い松林。
途中でカイバブリスKaibab Squirrelが道路を横切りました。デッカイ!!
車を停めて林の中をちょっと探索したけど、見つかりませんでした

林を抜けた道の途中に天然の(?)展望台。Angel's Windowが良く見えます。

“窓”の向こうにはコロラド川が見えています。

最後の連続カーブを抜けると、目的地ケープロイヤルCape Royalに到着。
駐車場から林の中のトレイルを10分ほど歩くと、展望台に出ます。
峡谷に張り出した断崖の上で、左右に視界が開けてます。
足下は断崖絶壁。

サウスリムの稜線が、地平線のように左右一直線に延びてる。
遠くには蛇行するコロラド川。イーストリムの辺りですね。
向こう側の崖の上に、デザートビューのウォッチタワーが見えました。


グランドキャニオンで始まりグランドキャニオンで終わった今回の旅。
この後、ラスベガスで1泊してから家に帰りました。
ベガスに行く途中でザイオンに寄るつもりだったのだけれど、
ノースリムの山道で二人ともすっかりへばってしまい、次回に譲ることにしました。

幾つかの国立公園をハシゴしましたが、比較的近いエリアにあるにも関わらず
それぞれに趣が違っていて、改めてアメリカの広さ、奥深さを感じました。

[おまけ]
ノースリムで飲んだお水のペットボトル。山を降りたらこの通りペシャンコ~


大峡谷を行く~(8)アンテロープキャニオン

2007-08-16 18:35:16 | 旅行:峡谷めぐり
4日目、7月29日(日) 旅も後半戦に突入、そろそろ折り返しに入ります。

まずは朝のビュートを見に、もう一度US-163をバレー方面へ。
[ガンプ・ポイントから見たバレー]

“フォレスト・ガンプが走るのを止めた場所”がこの辺なんだそうです。
ウチは二人ともこの映画を観てないのでよく知らないんだけどね。。。

[朝日を浴びるMitchelle Butte]

今日も暑くなりそうです。

実はこの日はダンナの○回目の誕生日。
記念すべき日の朝をモニュメントバレーで迎えるなんて、いい思い出になるね~

バレーとの別れを惜しみつつ、次のポイントに向かいます。
US-163、US-160と昨日来た道を戻り、途中AZ-98に右折してペイジPage方面へ。
目指すはアンテロープキャニオン。

グレンキャニオン・ダムを造った際にできたアメリカで2番目に大きな人造湖レイクパウエル。
そこへ流れ込む支流の一つが作り出した小さな峡谷がアンテロープキャニオンです。
砂漠に降るスコールが鉄砲水となって峡谷に流れ込み岩を削りとり、幻想的な空間を生み出した。
峡谷は幅が狭くて空がほとんど無いので、谷底まで日が届くのは正午前後の数時間のみ。
時計をにらみながらの移動になりました。

アッパーUpperに到着したのはAM11:15頃。まずまずの時間です。
ここもナバホ居留地内なのでパスは使えません。入場料1人$6。
また峡谷内は個人で見学できないのでツアーを申し込みます。1時間半で$20。

ちょうど好い時間帯なので、荷台に座席をつけた改造トラックがフル回転で観光客を運んでます。
順番が来るまで、30分ほど待たされました。AM11:45、ツアー出発。
ドライクリークを15分ほど走ると、前方に岩壁が見えてきます。そこの裂け目が入り口。

入る前にガイドのお兄ちゃんから注意がありました。
「写真を撮る時フラッシュを使ってはいけません」
フラッシュをたくとキャニオンの独特の風合いが消えてしまうんだそうで。
すべすべした岩肌に

水の流れがそのまま

くっきりと刻まれています。

日が入っている場所は意外に明るい。

谷の深さは20mくらいあります。

帽子のお兄ちゃんがガイドくん

狭い岩の間から見上げると、わずかな空が見えます。


アッパーは全長150m。さっさと歩いたら5分とかからず通り抜けられちゃうくらい短い。
でも、上を見上げたり左右を見回したり写真を撮ったりしてたら、すごく長く感じた。
谷の反対側に出たところ。

今来た道を戻ります。

ほんの少しの時間差で太陽の差し込み方が変わるので、同じ場所でも全く別の景色にみえる。
またもやキョロキョロしながら写真を撮りながら進みます。

ガイドさんがわざと砂をまいてホコリをたててくれました。
上から差し込む光がわかります?

太陽の光に照らし出される、岩肌に刻まれた水の流れが、なんとも幻想的な空間です。
自然の造形美ってホントに凄い。

たっぷり楽しんだ後は、Pageの町のバーガーキングで昼食。
こういうアメリカの奥地では食事というとハンバーガーになりがちですね。(^_^;
余談ですが、Pageはナバホ居留地から出るので、ここで時間が1時間戻ります。
ああ、ヤヤコシイ。。。

PageからAZ-89に入って5マイルほど南下すると、小さなトレイルがあります。
ホースシューベンドHorseshoe Bend。コロラド川が大きく蛇行しているポイントです。

駐車場からカンカン照りの砂地のトレイルを歩くこと、約15分。
いきなり目の前の視界が開けて、足下が崖になります。
ビューティホー!!

コロラド川は本来赤茶色ですが、

川の水に含まれる石や砂はダムに沈殿してしまうので、

ここの水は透き通った暗緑色です。

写真より実際はもっと綺麗なんだよ~

それにしてもこの展望台、自然の崖そのまま!なんですよ。柵も何も無い。
ちょっとバランスを崩したら、文字通り谷底へ真っ逆さまです。
さすが自己責任の国、アメリカ。。。