カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

やっと会えたね

2011-10-19 22:56:52 | 日本でお出かけ
本日は、再びの名古屋出張でございます。
今回は前回よりも集合時間が早いもんで、なんと東京を午前6時43分発の新幹線です。
あまりの早さに、前回利用したノースコートはまだ開店していません。
というわけで、今回はこちらの駅弁屋 旨囲門(東京駅中央通路店)のお世話になることに。

東日本各地の特色豊かな有名駅弁を多数取り揃えていて、早朝にも関わらず店頭店内は大賑わいでした。
本日のチョイスはこちら。
『秋の山梨キャンペーン』にちなんだ期間限定販売の『よっちゃばれ鶏めし弁当』
山梨県産の鶏肉を味噌焼きとつくね、デザートにはワイン餡入りのくずもちが添えられてます。

「よっちゃばれ」とは甲州弁で「寄ってきて」「集まってきて」の意味だそうな。

旅程の方はつつがなく、予定通りの時間に目的地に到着。
お客様との面談もとりあえず問題なく、午前の部は無事に終了しました。

午後の面談の約束まで、わずかではありますが自由時間となり、
これ幸いと向かった先は、もはや言わずと知れた(?)あ・そ・こ
そう、名 古 屋 城 です。 [※公式ホームページ→こちら
前回は、タイムアウトで行き損ねましたからねぇ。。。念願かなってのリベンジです。

名古屋城は、江戸幕府の開祖徳川家康が、九男義直のために築城し、慶長17年に完成。
以降は徳川御三家の一つでもある尾張徳川家17代の居城として明治まで利用されました。
伊勢音頭には「尾張名古屋は城で持つ」と歌われており、
姫路城、熊本城とともに日本三名城に数えられています。
そして大天守に上げられた金の鯱(しゃちほこ)は、城だけでなく名古屋の町の象徴です。

大・小天守や櫓、本丸御殿の一部は昭和初期まで現存していましたが、
1945年5月の名古屋大空襲によって、そのほとんどが焼失。
戦後に天守などが復元され、現在は名城公園として整備されています。
堀に架けられた橋を渡った先が正門

昭和34年の再建です。

中に入って左手に行くとすぐ、
正面の木立の合間から大天守とご対面です。

大棟にはかの有名な金鯱が燦然と輝いています。

いきなりですが
金鯱とご対面

本丸御殿復元祈願のための募金箱が設置されていました。
こんなに間近で見られるなんてラッキー♪
実は名古屋城の鯱には雌雄の別がありまして、こちらは雌(メス)だそうです。
顔の部分の長さ1.97m、高さは2.579m、重量は1,215kgあります。
ウロコの枚数は126枚、金(18K)の量は43.39kg!!
金鯱の鱗の盗難事件は何度も発生してるそうですが、無理もないっすね
名古屋開府400年祭マスコットキャラクター
「はち丸」くん

なんでも今、名古屋城ゆるキャラ祭りってのをやってるそうなんです。
他にも「だなも」とか「エビザベス」なんてのもいるらしい。
興味のある方はこちらをどうぞ→公式サイト

樹齢600年以上を経たと伝えられる天然記念物の「榧(かや)の木」を横目に先へ。
木立を抜けて視界が開けると、目の前に威容を誇る名古屋城が姿を現わします。
西南側から見た
名古屋城大天守閣

美しくも堂々たるその様子に、思わず何度もシャッターを切ってしまう。

大天守閣は中に入って見学できます。

まずはエレベーターで最上階
(7階)の展望台


名古屋駅方面には高層ビルが林立しています。
こちらは遠くに名古屋ドームが見えています。
土地勘があったら、もっと面白かったかもなぁ~急だったもんで、ちょっと予習不足でした

5階から下には、名古屋城の歴史や城内・城下の暮らし、障壁画や御殿模型などの展示室。
シャチホコに跨って写真が撮れるスペースです。

ツレのいない私は持っていた鞄に乗ってもらいました。

城下の一日を約6分間で体験できるゾーン
町の喧騒や鐘の音、ライティングなどが工夫されていて臨場感があります。

なんか、こうなるともうテーマパークみたいですねー

こうして、念願叶い、「名古屋城の金のシャチホコ」と対面することができました。
お天気も好く(っていうか暑いくらいだった)、大満足です。

城内の売店で買ったおみやげの
金シャチ焼

ま、所謂シャチホコ形の人形焼ですね。
あずきとクリームの2種類ありました。

名古屋城には、天守閣の他にも見所がたくさんあります。
現在の名古屋城は戦後の再建で、鉄筋コンクリート製のいわば“お城の形をしたビル”。
しかし、門や櫓や石垣や障壁画は現存のもので、みな重要文化財に指定されており、
じっくり見ておきたいものばかりです。
金のシャチホコも、「金ピカなんて下品で趣味が悪い」とか言う人も居ますが、
青空の下で陽を浴びて輝くそれは、とても印象的
この感覚は、実際に眺めてみないと分からないと思います。
短時間ではありましたが、「行ってみて本当に良かった!」です。


【余談 :“14”づくしの話】
行きの新幹線の切符です。

座席は14号車の14列目
ちなみに発車は14番ホーム

あ゛、切符を買ったのも14日だ。
帰りの新幹線の切符

座席は、そうと頼んだわけでもないのに、またもや
14号車の14列目
ちなみに名古屋駅の発車も
14番ホームからでした。
これだけ続くって、何か意味があるんだろうか?
と、妙~に気になってしまいました。

園内泊のススメ(2)

2011-10-09 22:57:45 | 日本でお出かけ
10月9日(日)、上高地2日目の朝は午前7時に起床。
山間いの谷には未だ日は差し込まず、白々と冷え込んでます。
朝食は和食バイキングでした。

ヘルシーで、おなか一杯食べても胃がもたれなくってGood
食事を終えたら午前8時過ぎで、谷間にもだいぶ日が差してきました。
チェックアウトする前に、ホテルの周辺をちょっとお散歩。
爽やかな秋晴れです。

この時刻だと焼岳がくっきり
山頂に煙がくすぶっているのが見えました。

先ほど“秋晴れ”と書きましたが、山の気候は平地の1~2ヶ月先を行く。
霜が降り、既に冬と言っても過言ではありません。
田代橋の欄干も霜で真っ白になってました。

ところで本日のshimaushiの服装ですが、ヒートテックのタートルにラガートレーナー、
その上にデニム地の長袖シャツを着て、モッズコートを羽織り、帽子をかぶって
首には薄手のマフラーを巻いてました。
いやもう、ほとんど冬の格好です
これでも全然暑くないどころか、正直「手袋もってくればよかった!」と思ったくらい。
山の寒さを侮っちゃいけませんね、ホント。。。


午前9時。チェックアウトを済ませたら、ホテルに荷物を預かってもらって出掛けます。
今日は梓川の上流へ向かいましょう。

右岸、左岸のどちらからでもアプローチできますが、ウチらは「日当たりが好い」という理由で右岸を行くことにしました。

だって、ホントに寒いんだもーん

深い森の中に敷かれた木道を進みます。

足場が不安定だし、アップダウンもそこそこあるので、歩きやすい靴でどうぞ

青空をバックに、焼岳が美しい姿を見せています。
穂高連峰が一段と間近に見えます。

途中には岳沢湿原があったり、場所によって植生が違っていたりと変化に富んでいます。
下流側より少し紅葉が進んでいるかな?
清流に泳ぐのはカワマスか。

ウチらときたら、ここ上高地では水の綺麗さに感動してばかりいます。

見事な紅葉です。

来週か再来週あたりには山が燃えるようになってるかもしれませんね
明神岳の岩壁が見えてきたら、ゴールはもうすぐ。

明神橋が見えました。
無事に到着です

明神池は穂高神社の神域。
なもんで、拝観料300円が必要です。
なんだかなー

ま、御祭神の穂高見命は日本アルプスの総鎮守にして海陸交通守護の神だそうですので、旅の無事をお祈りさせていただくとしましょう。
ちなみにここは奥宮で、本宮は安曇野市穂高に、嶺宮は奥穂高岳の頂上に祀られています。
明神池は、明神岳の土砂が湧き水をせき止めてできたもので、2つの池から成り、ひょうたんのような形をしています。

こちらは奥にある二之池
岩や木々があって、庭園のようです。
手前の一之池は、一転して静かな景色が広がっていました。
鏡のような水面に山影がくっきりと写り込んでいます。

毎年10月8日には御船神事と呼ばれる穂高神社奥宮例祭が行われるそうで、祭に使ったらしい龍頭鷁首の2艘の船が桟橋につないでありました。

梓川に架かる明神橋は木製の吊り橋で、河童橋より長いせいか、歩いてて結構揺れました

平成15年に架け替えられたばかりで新しいので心配はありませんけど。

橋の後ろには明神岳の雄姿が迫力満点。
下流側を見ています。

六百山の稜線に隠れて、河童橋や焼岳はここからは全く見えません。

帰りは橋を渡って、左岸の道を歩くことにしました。
深い森の中は静かで趣がありますが、道は終始平坦でちょっと拍子抜け

サクサク歩いて、ちょうどお昼時に河童橋に到着しました。
今日のお昼ご飯は、五千尺ホテルが経営する食事処、河童食堂にて。
河童食堂は上高地の老舗、五千尺ホテルの味をリーズナブルに楽しめる定食屋さんです。

橋の真横の2階にあって、河童橋と穂高連峰の美しい風景を眺めながらお食事が出来るという贅沢な立地。

※河童食堂ホームページ→こちら
ここ、元祖でぶやの石ちゃんとパパイヤ鈴木が2007年に訪れたそうで、
その時に二人が食べて絶賛したのがこちらの二品。
山賊定食

山賊焼は信州のB級グルメで、生姜などが入った醤油ダレにつけ込んだ鶏肉を片栗粉でまぶし、一枚まるまるドーンと揚げた豪快なメニュー。
(要は地鶏の竜田揚げですね)
山賊が金品を“取り上げる”のと“鶏揚げる”を引っ掛けて命名されたんだそうです。
写真ではよく分からないでしょうが、巨大な山賊焼が2枚!乗ってます。
もう一つがこちらの豚汁

傍にあるコップや漬物の小皿から、その大きさをご推察下さい。

見ての通りの具沢山でボリューム満点。
少食な女性ならこれだけでランチになりそうです。
ちなみにこの両方を楽しめる山賊焼&豚汁定食(3,000円、1日10食限定)ってのもあります。
我こそはと思われる方は是非お試しあれ!!

これだけで十分におなか一杯だったんですが、ウチらはこのまま帰るわけにはいかなかった。
その理由はこちら↓
直径10cmの
ジャンボ モンブラン

サクッとしたクッキー生地をベースに、生クリームとマロンクリームがた~っぷり
ホテル白樺荘のロビー・カフェ、ル・ブランLe Blacでいただけます。
※ル・ブラン ホームページ→こちら
※ホテル白樺荘 HP→こちら
この時期は他のホテルのカフェでも栗のスイーツが季節限定で並んでて、ホント目の毒

午後1時。
焼岳は、早くも霞の中に消えかけています。

そろそろ帰途に着く時刻です。

帰りの新島々駅行きのバスは14:40発。
点呼が始まる午後2時半に合わせて到着したバスターミナルは、人で溢れ返ってました。
な、何事?!

我々が乗るバスと違い、マイカー組が利用する沢渡行きのバスは座席予約無し。
因って、バス停前には順番待ちの長~い行列が、遠く林の中まで延びていたんです。
バスに乗れるまで、一体どのくらい待つことになるんだろう。。。
もちろん言うまでも無く、タクシー乗り場にも長蛇の列です。
多分みんな、帰り道の渋滞を予想して、早めに上高地を出発しようと考えていたんだろうに、
これは大誤算でしょうね。。。
行列が大嫌いなウチのダンナだったら、キレて手がつけられなかっただろうな
今回の旅、車で来なくて本当によかった (←↑本人も認めた)

延々と延びるバス待ちの行列を尻目に、我々は予定通りのバスに乗車し、定刻に出発。

途中、弱冠の渋滞などで少し予定を遅れたものの、無事に新島々の駅に到着しました。

松本電鉄への乗り継ぎも問題なく、16:58発のあずさで東京へ。

午後3時前に上高地を出て、家に帰り着いたのは午後8時近くになっていました。
それでも、渋滞に巻き込まれることも無く、電車内ではのんびりしてられるんだから、
楽なものです。
車での旅は気ままに動けていいですが、電車を利用するのも悪くないもんだと思いました。
これまでとは違った旅の形、可能性を開拓した気がします。
さあ、次は何処へ行こうかな

園内泊のススメ(1)

2011-10-08 20:49:23 | 日本でお出かけ
10月になりました。衣替えの季節ですね~
月が変わった途端、町行く人の服装が秋めいてきました。
てか、急に寒波が来たとかで、涼しいを通り越して寒いくらいなもんだから、
早くも初冬の服装って人も居ます。。

その一方で、今月いっぱいはクールビズという会社(ウチもだ)も少なくないようで、
上着無しの人もまだまだ町を闊歩していて、不思議な感じです。
皆がまちまちの服装してるのって、ちょっとアメリカン?(笑)

この急激な気温変化で、山の方はそろそろ紅葉が見頃なんじゃないか?
というわけで、三連休を利用して上高地に行って来ました。

上高地に行くと決めはしたものの、さて何処に泊まろうか?
(この場合、我が家では当然に温泉です)
上高地の近く?安房峠を越えちゃうか?あるいは松本方面に戻るっていうのは?
いろいろ考えてたら、ダンナが「上高地の中で泊まるってのも有りじゃん?」と言い出した。
確かに、中に泊まれば、着いた日の午後だけでなく翌日の午前中も観光に充てられる。
たっぷり上高地を満喫できること疑いない。
アメリカで国立公園内のロッジに泊まる醍醐味を知ったので、このプランは非常に魅力的!

さあ、俄然乗り気になったものの、じゃあ“足”はどうするか?

ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、上高地はマイカー規制をしています。
一般車は手前の沢渡(さわんど)にある駐車場に停めて、
そこからシャトルバスで上高地に入るんですが、これは中に泊まる人も例外ではない。
「温泉旅行といえば車でドライブ」なウチラですが、そういう事情を考えると、
必ずしも車で行く事はメリットではなく、デメリットかもしれません。

逆にそういう場所だけに、電車+バスの乗り継ぎルートは、ちゃんと確立されてる。
というわけで、今回はウチらには珍しく、電車での旅となったのでした。
さてさて、どうなりますことやら。。。

10月8日(土)

8時ちょうどの~♪ではなく、
7時半過ぎに新宿駅を出る特急あずさ松本へ。

時節柄なんでしょうか、車内は山男と山ガールが溢れかえってました。
10:20am 松本駅に到着。
10:49発の松本電鉄に乗り換えて、終点の新島々まで。

上高地へ至る唯一の路線とあって、車内の乗客の99%は上高地に行く人で占められてました。
地元の人にはちょっと迷惑?
11:19am、新島々駅に到着。 と、何故か皆、小走りになって改札に向かいます。
意味は分からなかったけど、皆に倣ってウチラも走る走る
上高地へ向かうバス停には既に行列が出来ていて、慌てて最後尾に付きました。
乗務員さんが人数を数え始め、ウチラの数組うしろで「はい、
ここからは次のバスになりまーす」


そう。この先はカーブの多い険しい山道なので、立っての乗車はさせないんです。
なるほど。それで皆さん、電車を降りるや否や走ったわけね。
(ただし、繁忙期には同時に2,3台のバスを出して、お客を捌いてるようです)

ともあれ11:30am、定刻どおりにバスは上高地に向け、出発。
一応、路線バスなので、停留所ごとに案内放送が流れます。
とはいえ、乗っているのはほとんど(いや全員か)上高地を目指す観光客なわけで、
車窓からの風景のガイドもしてくれてました。

険しい山道も運転手さんは慣れたもので、心地好い揺れにウトウト微睡んでいたら、気付くともう終点の上高地バスターミナルでした。
12:35、上高地に到着。さあ、さっそく観光に出掛けましょう!!
と、その前に、忘れちゃいけない大事なことがある。
帰りのバスの乗車整理券をもらっておかなきゃいけないんです。
前述の通り、満員になったら次のバスに回されちゃうから、予定のバスに乗れないと、
最悪の場合、乗り継ぎの電車に間に合わなくなっちゃいますよ~

バスの乗車整理券をゲットしたら、今度こそ観光開始!といきたいところですが、
今日宿泊のウチらは荷物が多い。
一旦ホテルに向かい、荷物を預かってもらいましょう。
今回のお宿はこちら

上高地温泉ホテル

〒390-0841
長野県松本市安曇上高地4469-1
TEL:(0263)25-8388

※ホームページ→こちら
創業文政13年、ホテル裏手にある自家源泉かけ流しという、“本物の”温泉宿です。
ホテルの前には梓川
その向こうに六百山(標高2,450m)と霞沢岳(標高2,646m)

午後1時過ぎ、いよいよ上高地ハイキングのスタート!!です。

上高地は梓川沿いの渓谷です。
バスターミナルのある谷の中心部、そこから上流側と下流側に観光ポイントがありますが、
初めて上高地を訪れた人なら、まず下流側を歩くのが常道です。
途中の田代橋から見た穂高岳
一昨日には今年の初冠雪があったそうです。

梓川沿いの遊歩道を、絶え間なく聞こえるせせらぎの音に癒されながら、下流に向かいます。
川の水の綺麗なこと!
呆れちゃうくらいです

田代湿原は、枯れた水草などが長い年月をかけて積もり積もって生まれました。

穂高連峰が一望できます。

中千丈沢の押し出し

大雨のたびに上流から土砂が流れ込むため、昭和40年に建てられた案内板が1m以上も埋まっちゃってました。
野生のマガモ

ちょっと人馴れしてて、人のそばに寄って来ます。

下流側の観光ポイント、
大正池

大正4年の焼岳の噴火の際の土砂で梓川が塞き止められて、一夜にして出現しました。
大雨の度に山から流れ込む土砂で年々小さくなっているのだそうです。
この時刻だと焼岳は残念ながら逆光の中~

青空を切りわける山並みが足元の水面に影を落とす。
水底から立ち上がったかのような大木は、しかし生命の息吹きのない枯木。
奇妙なコントラストは美しく、かつ不気味さをも湛えています。
こんな風に感じるのは、大震災の後だからかなぁ。。。

帰りは林の中の道を歩くことに。

せせらぎに泳ぐ川魚

上高地は本当に水が綺麗です。

ところどころに紅葉している木があります。
青空と紅葉 そして
枯木の奇妙なコラボレーション

秋の日差しは柔らかく、良くも悪くも爽やかで、木陰の道は肌寒く感じるくらいです。

そんなことを思いながら歩いていたら、目の前の茂みが妙な動きを見せました。
怪しく思って立ち止まると。。。
猿です!!
わらわらと姿を現わすサル達

こちらに気付いてないのか?
(そんなはずは無いんですが)
親子連れを含め、20匹近い一大集団です。
子猿たちの動きは、無邪気で愛らしいです。
大人の猿はなかなか凶暴そうな表情を見せます。
結構な数だし子供連れだったので、しばらく見た後、刺激しないようにそっと通り抜けました。

ホテルの近くまで戻ってきましたが、まだ日暮れまでは時間があるので、少し上流まで行ってみます。

ここからは穂高連峰が一段と近い感じ。
山頂周辺のすり鉢状の地形は、カール(圏谷)といって、かつて氷河があった証拠です。
道端のナナカマドが真っ赤に色づいていました。

上高地のシンボル、河童橋

幅3.1m、長さ36.6mの木造の吊り橋です。
芥川龍之介の小説『河童』の題材としても有名。


河童橋から見た穂高連峰

中央には最高峰の奥穂高岳
(標高3,190m)
左が西穂高岳(標高2,909m)
右が前穂高岳(標高3,090m)
川辺から見た河童橋

後ろに見えているのは明神岳(標高2,931m)です。

河童橋の辺りはホテルや売店が集まっていて、とても賑わっています。
ウチらも小腹が空いたので、ちょっと栄養補給
ホテル白樺荘レストラン小梨上高地コロッケ(300円)160gと、普通のコロッケの倍はあろうかというビックリサイズ。
揚げたて熱々のが美味しい~

午後4時を過ぎると、太陽は疾々と山蔭に隠れ、一気に気温が下がり始めました。
晩秋~初冬対応の服装をしてきたつもりですが、どんどん体が冷えてくる。
ホテルに着いてチェックインを済ませたら、さっそく温泉へGO!!
露天の湯はちょっとぬるめで長湯向き。じっくり温まらせてもらいました。

さて、お風呂の後は、お待ちかねの夕食タイムですよ~
目の前に並べられたのは、素朴でちょっと洒落たお料理たち。
食前酒のりんごワインは、甘口で下戸の私でも美味しくいただけました。
安曇野豚しゃぶ鍋は烏骨鶏スープ仕立てでヒアルロン酸ジュレ添え

長芋ステーキ、無花果の田楽、柿と野菜のリンゴ酢和え

サケの干草焼きと山菜そば

茶碗蒸しに、牛ヒレステーキのパイ包み焼
季節の炊き込み御飯はきのこ飯

正直、お代わりしたいくらい美味しかった

箸置の河童がキュートでしょ

デザートはりんごのコンポートと紫芋の羊羹

ほどよい和の甘さは、コーヒーよりもほうじ茶によく合います。


見事に完食。ごちそうさまでした
あとはもう寝るだけです。


少し長くなっちゃいましたので、(2)に続きます。もうしばらくお付き合いください。