カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

共に咲く

2013-03-09 21:09:41 | 日本の日常
啓蟄を過ぎて、あたたかく気持ちの好い土曜日の朝。
冬ごもりしていた虫の、春の暖かさを感じて外に這い出で来るごとく
ウチラもいつもの公園へお散歩。

いまは梅の花が盛りを迎えています。
公園内の梅の木のエリアでは、可憐な花にカメラを向ける人や、
木の下でお弁当を広げる人々の姿も見えました。

この木は、めずらしい二色咲き。

、異なる色の花が、一本の木に咲いています。

接ぎ木や品種改良でもこういう事は起きますが、この木は元々こういうモノ。
いわゆる突然変異ってヤツで、1本の木が2種類以上の遺伝子を持っている。
学術的には「キメラ (chimera)」と呼びます。
ギリシャ神話に出てくる、獅子の頭に山羊の胴体、毒蛇の尾を持つ怪物の名前ですね。

我が国では、源平合戦における源氏平氏の旗色にちなんで、
源平咲き(げんぺいざき)なんて言ったりします。
梅だけじゃなく、桃や椿、サツキやオシロイバナなんかにもあるらしいですよ。
気が向いたら、身の回りで探してみてくださいな。

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