カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

おいしいクレープ屋さんでランチ

2009-05-31 19:25:03 | グルメ
“クレープ”というと、日本ではスイーツのイメージが強いですが、
こちらではカフェで朝食やブランチのお食事メニューとしても人気があります。

お手軽なチェーン店としてはCHAMPAGNE FRENCH BAKERY CAFE(※→HP)
ってのが近所に何カ店かありますが、あくまでファーストフード系で少々味気ない。

ちょっとお洒落に、少し本格的なクレープでランチが食べたいなって時には、
アーバインから車をひとっ走りした所に、可愛くって美味しいクレープ屋さんがあります。

LULU's Creperie Cafeという小さなお店なんですが、
その味に惹かれて、遠くからわざわざ足を運ぶお客さんも少なくない。
お味と量が日本人好みで、駐在妻たちの間でも人気のお店です。

たかがクレープと侮るなかれ。お食事向けのだけでも10種類以上あるんですよ!
La Galette Crepe

ガレットってのはそば粉のクレープでお食事向き。

お奨めメニューの一つ
La Salmon Crepe(奥)

手前のLa Mission Crepeはアボカドとトマトソース味の相性が絶妙。

こちらLa Francaise Crepeも人気です。
ハムかチキンか選べます。

ダンナはLe Saumon Omeletteを頼んでみました。
これもイケる!

ここのオニオンスープFrench Onion Soupは絶品
ハーフ・サンドイッチとのコンボメニューあり。
クレープとのコンボも作って欲しいよ~

ここはパンも美味しいんです。
食べ切れなかった分は必ずジップロックでお持ち帰り

クレープ以外に、サンドイッチやパスタもあります。
もちろんデザート向けの甘いクレープメニューもありますよ!
手頃なお値段とお店の雰囲気に惹かれ、何度も足を運びたくなるお店です。
もうちょっと近かったら嬉しいんだけどね。。。
LULU's Creperie Cafe

24781 Alicia PWY, SuiteE
Laguna Hills, CA92653

TEL:(949)855-2222

※ホームページ→こちら

頑固オヤジの寿司の味

2009-05-30 19:16:05 | グルメ
先日、お料理教室のお仲間に誘われて、旨いと評判の寿司屋に行ってきました。

いろんな人が「あそこの寿司は本当に美味しい!」と絶賛しているのを聞いていたので
一度行ってみたいと思っていたお店でしたから、お誘いを受けた時は天にも昇る心地。

フリーウェイ55号線southを終点まで行き、19th Stで左折。
信号2つほど進んだ先の、ちょっと寂れた感じのモールの端っこにひっそりと
噂のそのお店しぶ長があります。

お店の外観は、一言でいうと“地味”。
ぱっと見は、下手すれば、営業してるのかしてないのかも分からないってくらいです。

店内は、カウンターの他はテーブル席が4つのみで、
お客が20人も入ったら席が埋まってしまうほどコジンマリしてます。

メニューを見ると、チラシと握りの差こそあれ、寿司オンリー。
寿司店と言いつつ定食なども提供する他の店とは、根本的な姿勢の違いを感じます。

カウンターの向こうには口を真一文字に引き結んだ、職人気質丸出しのオヤジさん、
そしてもう一人の生真面目そうな板さんは息子さんでしょうか。
対照的に、女将さんはおっとりと優しげな笑顔と気配りで場を和ませてくれます。

まずは突き出しのひじきの煮物とバッテラ。
懐かしい味の煮物。
そしてバッテラ美味しい!!

酢の加減がちょうど良かったです。
テイクアウトも出来るんだって♪

今回は握りをいただいてみました。
シャリが見えない・・・

贅沢な厚切りのネタは、どれも口の中でとろけるようです。
ひんやりしたシャリとの相性ばっちり。
ワサビがしっかり効いてるのも、アメリカでは珍しい。
アメリカ人が苦手なので、サビ抜きとかアレンジものの寿司を出す店が多いんですよ。

アメリカとはいえロサンゼルスは、美味しい寿司を食べさせてくれるお店が多いですが、
久方ぶりに本格的な“日本の寿司”を食べた気がしました。

食後に我々が「美味しかったです~♪」「ずっと来てみたかったんですよ」って言ったら
頑固オヤジが嬉しそうに破顔一笑したのが、なんとも印象的でした。
しぶ長

590 W 19th St.,
Costa Mesa,CA92627

TEL:(949)642-2677

(ランチは水木金のみ)
モールの利用者は、アーバイン辺りとは違うちょっと怪しげな人達で、
女性だけだと夜訪れるのにはちょっと勇気がいるかも。。。
一応ご注意まで。

手作り友の会~ビーズ・アクセサリー編2

2009-05-29 19:51:50 | 学校・習い事
今日は午後から手作り友の会でビーズ・アクセサリー作り。

ロサンゼルスの気候天候に、ビーズのアクセサリーはよく合います。
ビーズ・アクセって、でも買うとなると案外お高いんですよね。
それに必ずしも気に入ったデザインのがあるとは限らない。
自分で作れるものなら、まさに一石二鳥ってヤツです。

今日の作品はこちら。
大振りの白い角石をヘッドに、丸石とビーズと銀の金具を合わせました。

後ろ側はゴールドの入ったレザーコードです。
全部を石にしちゃうと重たいですからね。
これからの季節にぴったりの一品ができて、ゴキゲンです

ある程度基本のテクニックが分かってきたせいか、雑誌などで素敵なデザインを見ると、
「これならアレンジして自分で作れるかも」なんて思っちゃいます。
(あくまでも隊長のアドバイスとヘルプがあれば、の話ですけど

次は何を作ろうかな~

メモリアルデー・ウイークエンド

2009-05-26 16:21:18 | 雑記帳
5月25日(月)はメモリアル・デー
ダンナの会社はお休みだったので三連休となりました。

季節も好くなってきたので、週末+祝日で今年初の遠出をしてきました。
写真の整理ができたら、旅行記を書きたいと思います

【おまけ】
カリフォルニアの5月を飾る
もう一つの紫の花
アガパンサス

和名はムラサキクンシラン
(紫君子蘭)ですが、
白もあるんですよ~


フェアウェル・バルーンライド

2009-05-21 19:41:50 | お出かけ
以前、ウチの近所の自然公園予定地で気球体験をしました。(→前の記事
あの時点では“年内無料”と言ってたので、当時は慌てて訪れたのでしたが、
公園の建設工事が遅れているのかなんなのか、未だに無料で乗らせてくれます。

そこで、旦那さまの転勤でニューヨークに行ってしまうお友達の記念にと、
再度チャレンジして来ました。

お天気は上々。風も無く穏やかなで、正に気球日和です

前回と同様、受付で申込書兼同意書にサインしたら手続き完了。
搭乗券をもらって乗り場に急ぎます。
平日の昼間とあってか、待ち時間ほとんど無しで乗れちゃいましたよ
イチゴ畑が広がる
田舎町アーバイン

私達の組は10人弱と人数少なめ。
おかげで、場所を移動して写真を撮るのも、やりたい放題でした。
それぞれの家のある場所を探してはしゃいだり、
穏やかな風に吹かれながらこの地で過ごした日々に思いを馳せます。
アーバイン中心部方面

こちらは南の方

ここは軍の基地の跡地。
敷地内には滑走路などが残っています。

お天気が良いので
かなり高く上がりました。

こんな所にもちゃんと星条旗がはためいています。

15分ほどの空中散歩でしたが、彼女にも私達にもいい思い出が出来ました。
Yちゃん、ニューヨークに行っても元気で頑張ってね!
The Graet Park Balloon

・開催日:木金土日

※ホームページ→こちら

バラ園で癒しのティータイム

2009-05-17 21:28:50 | お出かけ
前々から何度も言ってますが、アメリカのお金持ちの規模はハンパじゃありません。
はっきり言って、日本人の想像の域を遥かに凌駕している。
個人の資産で美術館が開けちゃうって、有り得ないでしょう、普通?
ワシントンD.C.のスミソニアン博物館、ロサンゼルスのゲッティー・センター
そしてこのハンティントン・ライブラリー

L.A.ダウンタウンから北東約15kmに位置するパサデナPasadena。
古くから高級住宅地として開けたこの閑静な街の南のサン・マリノSan Marinoに、
広大な敷地を持つハンティントン・ライブラリーがあります。

正式名称はThe Huntington Library, Art Collections and Botanical Gardens
鉄道王にして不動産王だったヘンリー・ハンティントンの邸宅を開放したもので、
敷地内には、グーテンベルクの聖書など学術的にも貴重な書籍を保管した図書館
ルネッサンス期から20世紀のヨーロッパやアメリカの絵画や美術品を収めた美術館
そして207エーカー(約84ha)もの広さを持つ植物園があります。

とにかく広いので、じっくり見てたら一日で全てをまわるのは不可能でしょう。
庭園だけでも15のガーデンに分かれているし、
美術品や図書館も丹念に見ようと思ったら、何度も足を運ぶ必要があると思います。

ここは、所蔵品もさることながら、庭園の見事さで有名です。
特に見応えがあるのは、サボテンが群生するDesert Garden
ユーモラスなのやらや可愛らしいのやら、たくさんのサボテン達が出迎えてくれます。
注:住宅街の中にある
もと個人宅の敷地内です。

なんでこんなに広い・・・
サボテンってこんなにいろんな種類があるんだ~と驚くやら呆れるやら。
学校の先生と生徒達(笑)

このエリアはとにかく暑いんですけど、面白くって見ていて全然飽きません。
ちょうど花のシーズンだったので、一層見応えがありました。
時にグロテスクでさえあるサボテンに、こんな可憐な花が咲くのかと驚きの連続。
甘い香りに誘われてハチドリも現れました。


もう一つの見所は、静かで落ち着いた雰囲気のJapanese Garden
狛犬がお出迎え。

・・・神社じゃないんだけど。
錦鯉が泳ぐ池には太鼓橋。

くどいようですが、住宅街の中にある、もと個人宅の敷地内です。
広い・・・
手入れの行き届いた庭園は、日本人の目から見ても「天晴れ!」と言いたくなるほど
実に見事なもの。
古い日本家屋には時節柄鯉のぼりと兜が飾られていました。
枯山水まであるのには脱帽ですね。


そして1500種、4000株のバラが咲き誇るRose Garden
今まさに見頃といったところ。

ただバラのアーチの下を歩くだけでも心が華やぎますし、
色合いや形の異なるさまざまな品種の名前を確認するのも、また楽しい。
“Princess Michiko”という品種もあるらしいのですが、見つけられませんでした。
残念。。。

実はこのバラ園を臨むティールームでアフタヌーンティーが楽しめるんですよ~
完全予約制で、すごく人気があるので最低でも2週間前には予約した方がいいです!

この建物は1919年築で、ハンティントン氏はゲーミングハウスとして使っていたそうです。
中はこじんまりしてますが、100席くらいは有るでしょう。
更に奥にも、もう一つ同じくらいの広さの部屋がありました。
かつてこの部屋で富豪とその家族や友人達がカードやビリヤードに興じたのか。。。

席につくと、飲み物とスコーン2種がテーブルに運ばれてきます。
出来立てのスコーンはホカホカで、バターやクリームがよく合う♪
その他に、サンドイッチやプチケーキ、フルーツなどがバフェ形式で供されます。

お味の方は、、、総合的に評価してまずまずといった所ですね。
サンドイッチやサラダもクセがなくてよかったけど、
ケーキはアメリカンタイプなので日本人にはちょっとハードかな(苦笑)
プチケーキとフルーツは美味しかったですよ。
食べ切れなかったスコーンはお持ち帰りできます。

一人25ドルはちょっとお高めですが、スコーンは文句無く美味しかったし、
“窓の外に緑と花を愛でつつ、洒落たお屋敷でティータイム”ってのがポイントですから、
充分満足しました。
The Rose Garden
Tea Room and Café


※ホームページ→こちら

ちなみにティールームの隣のカフェは予約無しで利用できますので、
アフタヌーンティーでなくても、散策の途中でちゃんと一息いれられますからご安心を。

食後の腹ごなし(?)に、美術館と図書館も軽く見学しました。
美術館の展示品は、日本人に馴染みのある画家の作品というのは無かったですが、
いずれも趣味の良いものだと思いました。
“ピンキー”
“ブルーボーイ”

作者は異なりますが、画風やテーマが似ていてまるで一対のようです。

絵もさることながら、お屋敷の居間や図書室が当時の状態で見学できるのは面白い。
居間でしょうか。
贅沢な調度品の数々
書斎というより、既に図書館のようですね。

書棚の彫刻やタペストリーが見事です。

図書館の方にはグーテンベルクの聖書や、ガリレオやニュートンの著書があったりして、
所蔵品の学術的価値の高さが窺えます。
こちらはガリレオの著書。
内容は地動説かな・・・
この日は企画展が行われていました。
ハンティントン氏は相当な趣味人だったんだろうな~などと想像しながら見てました。

余談ですがここ、第一木曜日はなんと入場料無料なんですって!
ただし前もってチケットを買わなきゃいけないそうですが、
有閑マダムのティータイムには嬉しい情報じゃありませんか。

たまにはハイソな午後を過ごしたい気分の時、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
Huntington Library

1151 Oxford Road
San Marino, CA 91108
(626) 405-2100

※ホームページ→こちら

入場料:[ティールームとは別]
・大人$15(土日祝日は$20)
・学生$10

ミッション・イン・カリフォルニア

2009-05-16 18:01:18 | お出かけ
キリスト教徒が人口の大半を占めるというのに、アメリカ、特に西海岸には
美的鑑賞に値する、あるいは歴史的意義のある教会というのが意外に少ない。
そもそも国の歴史自体が浅いのだから歴史的建造物に乏しいのは止むを得ないとはいえ、
遺跡オタクには物足りないことは否めません。

ミッションMissionは、そんなカリフォルニアの数少ない史跡の一つといえます。

初めて「ミッションに行ったこと、ある?」と尋ねられた時、
「?なにか特殊任務に就いたことがあるかってこと??」と思ってしまったのは、
完全に映画『ミッション・インポッシブル(スパイ大作戦)』の影響ですね~

“mission”ていうのはもともと使節とか、伝道・布教活動という意味があります。
“カリフォルニアのミッション”というのは、かつてスペインの入植時代に、
カソリック教会がネイティブ・アメリカンへの布教活動のために送り込んだ
スペイン人宣教師達が建設したキリスト教の伝道所のこと。

宣教師ジュニペロ・セラは王命に従い、1769年から1823年の間に、
南はサンディエゴから北はサンフランシスコのソノマまで、21の伝道所を建てました。
アメリカ以前とはいえ、カリフォルニアの歴史を知る上で欠かせない要素の一つであり、
カリフォルニアの小学生達は、必ず夏休みの宿題でミッションの自由研究をするんだとか。

余談ですが、アメリカ人は自分達のルーツを学ぶことに非常に熱心です。
ワシントンDCやフィラデルフィアに行った時、親子連れが多いのにビックリしましたっけ。
あるお友達は、家族でDCを訪れるため、子供に学校を休ませたいと申し出たところ、
先生が「それは素晴らしい!是非行ってらっしゃい!」と仰ったそうですよ。

おっとっと、話が逸れました

オレンジ・カウンティには、1776年11月に建てられた7番目のミッション、
Mission San Juan Capistranoがあります。
アーバインからは車で30分もかからない所だから、半日ドライブコース。
気軽に訪れることができます。

フリーウェイI-5をOrtega HWYで下りてまっすぐに進むと、
右手に古い遺跡のような建物が見えてきます。
これがMission San Juan Capistranoです。
塀に沿ってサボテンが植えられていて、異国情緒を醸し出しています。

21のミッションを結ぶ道は
“王の道 El Camino Real”
と呼ばれ、今もカリフォルニアの各地(ミッション周辺)に残っています。
実はウチ(アーバイン)の近くにもあるんですよ~

入り口は意外に
こじんまりしてます。

中に入ってオーディオガイドを借り、左側の建物から奥に向かって見学していきます。
建物内は博物館になっていて、ネイティブ・アメリカンのもともとの暮らしぶりや、ミッション建設後の遺物や資料などが展示されています。
要所要所にオーディオガイドの説明を聞くスポットがあります。

ミサに使用した衣装や道具類も展示されています。
カソリックの装束だけに荘厳でゴージャス。


ここはカリフォルニア・ワインを醸造したところ。
カリフォルニア初のワイナリーは家内制手工業の様相?

ミッションはキリスト教の布教活動の拠点という側面だけでなく、
狩猟採集生活をしていたネイティブ・アメリカンに、土地の開墾を指導するなどして
“文明化”という役割も果たしました。
このミッションは19世紀初めには家畜3万頭を所有するほどの繁栄を享受したそうです。

建物の裏手にはハーブ園もありました。
手前のサークルは、ハーブなどを乾燥させる場所

ミッションについての基礎知識を学ぶ部屋もあります。
21箇所のミッションの場所が図示された地図
それぞれのミッションには固有のマークが決められています。
これがサン・ジュアン・カピストラーノのマーク

訪れた子供が拓本を採れるように、
クレヨンが置かれていました。

古い日干しれんがの建物は、どこかスペイン風で趣があります。

緑が深い奥庭は4ヘクタールもあるとか。
表の喧騒もここまでは届かず、鳥の声に癒されます。

奥庭の右側の建物は、1782年築のSerra Chapel
カリフォルニア・ミッションで現在も使用されている礼拝堂としては最古のものだそうです。
正面の壁いっぱいに、カソリック教会らしく絢爛豪華な祭壇があります。
この祭壇はわざわざスペインのバルセロナから運ばれたものなんですって。

礼拝堂の裏手には墓地、そして鐘楼を臨む小さな庭。
鐘楼には教会のシンボルともいえる鐘がかけられています。
この鐘は礼拝の刻を告げるだけでなく、食事や作業の合図にも用いられました。

礼拝堂の脇の建物は宣教師達の居住棟。
寝室や貯蔵庫、厨房など生活感があります。

居住棟を抜けて前庭に戻りました。
Great Stone Churchは1797年に建てられたもので、1812年の地震で崩れてしまいました。

鐘楼の外観

もともとこの鐘楼はGreat Stone Churchの一部でした。

小さい鐘は建造当時のものですが、大きな鐘は架け替えられたもの。
オリジナルは庭の隅に展示されています。

手入れの行き届いた広い庭には、南国らしい原色系の花が今を盛りと咲き競っています。
奥庭の緑とは対照的に、こちらの前庭はたくさんの花々で実に色彩豊か

絵心を刺激された画家達が絵筆を握る姿も見られました。

ここは“ミッションの宝石Jewel of the Missions”と言われているんです。
その美しさと豊かさに惹かれてでしょうか、
教会の石壁にいつの頃からかツバメが巣を作るようになり、
毎年3月19日“聖ヨセフの日”になると南から大挙押しかけるようになったそうです。
ここは世界的に有名な“ツバメの聖地”でもあるのです。
みやげ物屋には、ツバメをモチーフにしたものもたくさん見受けられます。

スペイン風とメキシコ風が絶妙に融合した、不思議な空間。
ここだけ歴史の狭間に取り残された観があって、
外とは時間の流れ方が違っているような気がしました。
Mission San Juan Capistrano
26801 Ortega HWY
San Juan Capistrano

※ホームページ→こちら

大人:9ドル
(オーディオガイドつき)
 ↑日本語はありません


ミッションの見学を終えたら、ちょうどランチによい頃合。
アムトラックの駅舎を利用したレストランがあるというので行ってみました。
踏み切りの脇に、教会のようにも見えるレンガ造りの建物があります。
ここが件のお店、Sarducci's

駅舎の景色が良いからとレストランに改造してしまったため、
実際の駅舎は、ホームの端に停められた列車を改造して利用しているという始末。
こういう感覚は
実にアメリカ的!

もと駅舎だけに、部屋の入り口に“待合室”や“荷物預り室”などの表示がありました。

お天気が良いのでテラス席はほぼ満席状態でした。
オーソドックスに、バーガーとサンドイッチでランチ。
お味はなかなかのもの
サンドイッチはボリューミィ

食事中、列車が到着しました。
乗客が乗り降りする様子がよく見えます。

暑いくらいの日差しに、噴水ではスズメが水浴びしてました。

天気の好い日のランチにはもってこいのお店です♪
Sarducci's

26701 Verdugo St.,
San Juan Capistrano

TEL:(949)493-9593

※ホームページ→こちら
(注:音が出ます!)


踏み切りの向こう側はHistric Districtになっています。
線路沿いのLos Riosという通りに、古い家が建ち並ぶ。
それらは一部ショップやレストランになっていて、こちらも趣があります。
女性好みのカフェThe Tea House on Los Rios→HP)ってのもありましたよ
次回トライしてみたいですな~

ミッションの周りには築200年という古い建物が残っていたり、
インディアン・ジュエリーを扱うお店などが並んでいて、
ちょっとエキゾチックな雰囲気です。
ふと日常を離れて異国情緒を味わいたい時に、お勧めのスポットです。

お料理教室~第5回

2009-05-15 20:27:59 | 学校・習い事
今日のメニューはこちら。

まず、たこのペスト和え バジルとトマト添え
ゆでだこをスライスして、
ペストでマリネするだけ。
ペストはスーパーで簡単に手に入ります。
これはパスタにも使えますね~

ポン・デ・ケージョ

ブラジル生まれの
もっちりしたチーズパンです。
タピオカ粉(太白粉)を使うのがポイント。
熱々のうちにいただくと
まるでお餅みたい!

ローストポーク
ハニーとディジョンマスタードソースがけ


ブロックの豚肉をソースに漬け込んで一晩置いておき、オーブンで焼き上げます。
少し早めに出して、余熱で中に熱を通すと、ちょうど良い焼き加減になります。

メープルシロップゼリー

メープルシロップ味のプリンみたいです。
メープルの甘さと香りで
別腹発動~

こちらのお料理教室も残す所、あと2回となりました。
すぐに晩ご飯に活用できるメニューばかりだし、メンバーも楽しい人たちばかりだから、
もっと続けて欲しいなぁ~。。。

異常気象なのかも

2009-05-13 16:46:51 | 雑記帳
カリフォルニアの初夏を彩るジャカランタ
LAに来たばかりの頃はむせ返りそうな濃紫の花にやや辟易したもんですが、
いまや春に桜を待つがごとく、その花の咲くのが楽しみになっている今日この頃。
しかし今年はどうも様子が違ってる。

本来ジャカランタは、ソメイヨシノのように、まず花が咲き、その後に葉が出てきます。
葉が無い分、木全体が紫色に包まれているように見えて、
これがずらーーーーっと並木になった日には、辺り一面が紫色に染まる観がある。
それが今年は、ちょっと違う。

いつもならこの時期、花の前の準備期間として枯れ木のごとき様相を見せるはずが、
青々とした葉が茂り、あるいは茶色い実をたわわにつけているんです。

おかしーなー? そのうち葉も実も落ちるのかなー?などと思っていたら、
待ちきれなかったか、とうとう花が咲き始めちゃった。
うそー!?
緑の葉の隙間から紫の花が顔を覗かせてます。

花と葉は良いとしても、
実も一緒ってのは、
自然界の法則からいって
有り得ない、、、はず?

たまに綺麗に咲いている木もあるんですが・・・
その周りがキレイじゃない・・・

これ、2年前の写真。
同じ場所とは思えなくないですか?

思えば、今年の南カリフォルニアの天気はおかしいです。
暖かく(暑く?)なったと思ったら、真冬なみの寒さに戻ったり、
この時期は朝からカラッと気持ちよく晴れ上がるのが常なのに、
昼近くまでグズグズ曇ってたりして、
ホントに調子狂っちゃいますよ。

ソメイヨシノも、異常気象だと、花と同時に葉が出ちゃったりしますよね。
それと同じ理屈でしょうか。
変なことの予兆でなければいいんですけど。。。

里親ボランティア

2009-05-11 10:41:42 | 雑記帳
「猫好きだけど、駐在だからこっちでは飼えないの」という方に朗報(?)。
アメリカにはペットの里親というボランティア活動があるんですって。

駐妻仲間の一人が、1年ほど前から“猫の里親”をやっています。
捨てられていたり、何らかの事情でセンターに預けられた仔猫ちゃんを、
もらい手に渡せるくらいに成長するまで面倒をみるというもの。

春は動物達の繁殖期。
この時期、彼女のお宅に遊びに行くと、里仔猫ちゃん達に会えるのが、
私達の楽しみの一つだったりします。

なにせ生まれて間もない仔猫たち。
中には人間を怖がったり、体調を崩す仔も居たりして、とにかく手が掛かります。
食事にしても、キャットフードをお皿に入れて置いておけばいいというものじゃない。
流動食にして、哺乳瓶のようなもので一匹ずつあげるんですよ。
人間の赤ちゃんにミルクをあげてるみたいですよね~

哺乳瓶を抱えてる姿は、人間の赤ちゃんと一緒

か~わい~

食いしんぼ達は自分の順番が待ちきれません(笑)

彼らを見守る彼女のまなざしは、“母”そのもの。
彼らが来ている間は外出も控え、自宅に居る時も彼らのそばにつきっきりです。
でも、こんなに可愛いんだもの、無理ないよね~
この仔達は人馴れしていて、ケージの中から甘えた声で鳴きついてきます。
それがまた愛おしいの。。。

※動画もどうぞ→こちら

こんなボランティアがあるなんて、アメリカに来るまで知りませんでした。
ペットと無責任な飼い主の問題は、世界共通なんでしょうか。。。