カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

びっくりした。。。

2008-07-30 12:12:06 | 雑記帳
週末を利用して旅行して参りました。
帰りの飛行機が遅延しまして(なんと5時間遅れ!)、
日付が変わる頃ようやく我が家に辿り着きました。

深夜、3階の自宅まで階段登ってへろへろ状態でドアを開けると、
リビングに、テレビの上に飾ってあった人形が転がってるじゃありませんか。
よく見ると他のものも、落ちてないまでも倒れてたり場所がズレていたり。。。
「留守中にアパートの管理人とか誰かが部屋に入ったのかなぁ」と気味悪がるダンナ。
んな莫迦な。たとえそうでも、人形を落っことしたら拾っていくでしょ。
これは地震? モノが落ちるほどって、相当揺れたのかな?

で、今朝のニュースを観て、初めて地震があったことを知りました。
7月29日午前11時45分ごろ。
震源地はロサンゼルス近郊のChino Hillsという街で、規模はM5.4。
震源地近くでは水道管が破裂したり、道路が割れたりと結構被害もあったみたい。
こことはだいぶ離れた所(車で30分くらい?)ですが、ラスベガスの方まで揺れたらしいから
この辺も震度3か4くらいはあったのかもね。道理で人形も落ちるはずだ。

日本でも「ロサンゼルス近郊で大きな地震」と報道されたようで、友達からメールが来てた。
ゴメン、その頃我々は飛行機に揺られてましたってか。

カリフォルニアって、アメリカの中では地震の多い地域のはずなんだけど、
こっちに来て一度も大きい地震には遭ってません。(今回も現実的にはスルーしちゃったし)
日本に居た頃なら冷静に対処できたけど、今ならどうだろう・・・結構焦っちゃうかも。
やっぱり日頃の意識の持ちようが肝心だな、うん。

ともあれ、心配してくださった皆さん、そんなわけで私は元気です。

着付け教室3回目

2008-07-24 18:25:42 | 学校・習い事
着付け教室3回目の今日は、いつもと違い、先生のご自宅で開催です。
本来7月は、先生が一時帰国されることもあって、教室はお休みの予定だったんですが、
「間が空いてしまうと忘れちゃうから」と、臨時にクラスを開いてくださることになったのです。

先生はそもそもラスベガスにお住まいなんですが、ロサンゼルスにも別宅(!)をお持ち。
今回は、このご自宅に伺ってのお教室となりました。
ベガスとロスにそれぞれ一戸建てを持ってるってだけでも日本人には驚きなのに、
その別宅が、人が集まって教室が開催できるくらい広いってんですから、
さすがアメリカ

今日はゆかたの着付けの最終回。
さすがに3回目ともなると、なんとかスムーズに着られるようになりましたが、
(それでも先輩に「一生懸命って感じが出てるわ~」と言われましたけどね)
帯結びになるとまだまだ怪しい。
なんでこうもきれいさっぱり、前回のを忘れちゃうんでしょうねぇ。。。

それでもどうにかこうにか思い出し、何回か復習をした後、新しい帯結びを教わります。
今回のは“矢の字結び”(写真ありませんが)これで基本の3種類を習いました。
あとはこれらのバリエーションなんで、本を見ながらでも自分でアレンジ結びできるって。
本当かな~ 自信ないんですけど。先生ってば褒め上手だから。。。

ともあれ、これでゆかたの着付けはひと通り終了。次回からいよいよ着物の着付けです。
楽しみ楽しみ

リトルサイゴンでランチ

2008-07-23 18:14:03 | グルメ
今日はチャーチESLのお仲間とランチ会。
リトルサイゴンでベトナム料理を食べてきました。

移民の多いロサンゼルスには、知名度の高いリトル東京やチャイナタウン以外に、
韓国やベトナム、中近東系などさまざまな外国人マーケットがあります。
リトルサイゴンもその一つ。

今日行ったお店はこちら
tay ho

9629 Bolsa Ave.
Westminster, CA92683

TEL:(714)839-1389

気どらない、手軽な大衆食堂といった趣のお店で、お客さんも専らベトナミーズ。
メニューはベトナム語なので、発音はおろか意味も不明。

店員さんにお勧めを聞きながら選んだのがこちら↓
左上のはBanh Cuon Tay Ho
このお店の看板メニューで、
周りのお客さんたち皆これを食べてた。

ベトナム風お好み焼きはサラダ菜や香菜と一緒に食べます。

チキンライスは照り焼き風で日本人好み。

右下は麺が2種類入ってます。

デザートはこちらの2品
右は果実類と昆布!を漬け込んだジュースのうえに細かい氷が乗ってます。あまり甘くないの。ところてん系?

左のは煮豆の上にココナッツミルクと寒天を乗せたもの。
アズキ系のお豆は甘くなくて、ココナツミルクと一緒に食べると実に美味~
ハマリました。

お値段とっても良心的で、これだけ食べても一人あたりの負担は8ドル!
安くて美味しいベトナム料理、クセになりそうです。

食後は、同じモール内にあるお菓子屋さんとお茶屋さんを冷やかし、さんざん試食。
「これはどうだ?これも試してみろ」と次から次へと差し出してくれるので、
ついつい全部ペロリといただいてしまいました。

ちょっと遠いけど、5人でカープール(乗り合い)して行ったので道中も楽しかった。
車を出してくれたKさんには感謝感謝です。また行きましょうね~

ビーズ・ブート・キャンプ3回め

2008-07-17 18:29:27 | 学校・習い事
過酷なキャンプは佳境に入りつつあります。
あまりのハードさに脱落者が続出し(※)、今日の参加者は2名だけとなりました。
(※ウソです。残りの3名は急用が入ったので来れなかったの)

前回の宿題だった枝パーツを、今日はなんとか作り上げて持参しました。
これを上から順番に、幹となるワイヤーにセッティングしていきます。
各段で枝が綺麗に丸く配置されるように、そして上下の段と互い違いになるように、
全部で10段、刺繍糸を巻きつけて固定していきます。

しっかり固定するように力をいれて糸を巻かなきゃいけないんですが、
下に行くにつれて枝が大きくなるのでやりにくいし、かなり重たいので、本当に腕が疲れます。
しかし、頑張った甲斐あって時間内に全ての枝のセットを完了。

そしたら、幹の軸にしたワイヤーの下の長すぎる部分を適当に切り落として、放射状に広げます。
これで樹が自立するようになる。

出来上がった樹を見ると、

か、可愛い~

小枝一つ一つを作ってた時の辛さも吹き飛びます。
苦労した分、愛おしさも一塩ってやつ。

今後はこのツリーの飾りつけ作業に入ります。
本物のツリーを飾る時のように、いろいろなオーナメントを作ったり買ったりして、、、
楽しみだな~

<おまけ>ツリーの飾りのひとつ“ろうそく”

夜の散歩を楽しむモノ

2008-07-16 23:57:51 | 雑記帳
夜10時過ぎ、ひっそりと静まり返ったアパート内を散歩していた我ら。
3周ほど歩いた後、家の前でストレッチをしていたら、後ろの茂みでガサゴソと何やら物音。

なんだろう、また迷い猫かな~
(↑野良猫は少ないですが、たまに脱走した飼い猫が居るんです)

そう思って振り向いたら、ちょうどそいつも茂みの影から顔を出した。
ん?猫にしては顔がちょっと、、、鼻先が尖りすぎてるような・・・

そんなことを考えていると、こちらに気付いてないのか、そいつがのっそりと全身を現した。
黒っぽい体毛、丸々した輪郭、そして猫よりもフサフサと太いその尻尾はツートンの縞模様。
ア、アライグマだぁ~

アーバインにも居るとは聞いてましたし、近所で見かけたというお友達の話も聞いてましたが、
あくまでも山に近い方の住宅地の話だと思ってた。(ウチは結構山から遠い)

声にならない声でダンナを呼び、確認させる。うん、やっぱりアライグマだ。
くぅぅ~ 写真とりたい~~(さすがに夜の散歩中はカメラ持ち歩いてません)

そんな我らに気付いているのかいないのか、ラスカル君(仮名)は排水溝へと消えていきました。

この分だと、そのうちコヨーテやマウンテンライオンともご対面しそうですね。
た、楽しみ

真夏の夜のコンサート

2008-07-16 23:04:03 | お出かけ
夕方5時前、突然ダンナから電話が掛かってきました。
あ~、急に晩ご飯いらなくなったとか言うのかな~などと思いつつ応えると、
「今晩、何か予定ある?」
“飯炊き女”が、平日の夜に予定を入れるわけないじゃないですか。すると、
「じゃ、出かけよう」

Newport BeachのショッピングモールFashion Islandで、ジャズの無料ライブがあるというのを
コミュニティ誌でたまたま見つけていたそうです。
ただ週一回(水曜日)しかないし、仕事の予定がわからないから言わなかったらしい。
今日は仕事が早くあがれそうだから、急遽行こうと言い出した、というわけです。
そういう話なら諸手を挙げて乗らせていただきますよ~

このイベントは毎年開催されているんですが、我々は初めてなので規模も何も分かりません。
無料なのでさっさと席が埋まってしまうかもしれませんが、その時はその時。
そんな気軽な気持ちで出かけました。

Fashion Islandに入っているデパートの一つ、Bloomingdaleの前のコートヤードが会場です。
午後7時半開始予定で、我々は7時過ぎに着いたんですが、
500席はあろうかという席は、既にかなり埋まっていました。
我々も、比較的ステージの見える2つ続きの席をなんとか見つけて陣取る。
この時期、日没は午後8時頃なので、まだ空は薄明るいです。

今夜の演者はダイアン・シューアDiane Schuur
私達は知りませんでしたが、グラミー賞を2年連続受賞したトップ・ジャズ・シンガーです。
※公式サイト→http://www.dianeschuur.com/(注:音が出ます)

登場した時、そのアメリカンな体型にちょっと驚きました(ファンの方ゴメンナサイ!!)
が、演奏が始まってまたビックリ。
実はこの方、盲目なのですが、見事なピアノの弾き語り。
声量たっぷりの伸びのある声はソウルフルで、不思議と透明感がある気がしました。
ノリのいい曲もブルースなしっとりした曲も聴かせてくれます。

1時間という短い時間でしたが、たっぷり楽しませてもらいました。
このイベント、8月20日までやってるので、機会があったらまた来たいな~なんて
Music on the Island
   /Fashion Island


イベント情報はこちらをどうぞ

日が落ちると気温が下がるので上着をお忘れなく!

大瀑布紀行~最終日(後)

2008-07-13 18:18:54 | 旅行:ナイアガラ
そろそろ午後1時。
今のところ順調に予定をクリアしてるので、2時間近くもまったりとランチしてしまいました。

次に向かうのは、ナイアガラ観光のもう一つの目玉“ナイアガラ・ワインルート”
このあたりは寒暖の差が激しく、適度に湿気があるため、ワイン造りに適しているそうで、
ナイアガラ・フォールズからナイアガラ・オン・ザ・レイクにかけてワイナリーが数多くあります。
クイーンストン公園を出て、再び
Nigara Pkwyを北上し始めると、
ほどなく道路脇にこんな標識。
道路に立ち並ぶ家々の向こうには、ブドウ畑が広がっているのが見えます。

道路沿いに次々とワイナリーの看板が現れます。これらのワイナリーも巡るツアーもある。
我々は二人ともあまりお酒は飲めないのですが、ナイアガラに行くと言ったらとみんなに
「カナダ名物のアイスワインは必ず買って来るべきだ! 下戸でも飲める!!」
と力説されたので、一箇所くらいは寄ってみようということになったのでした。
なにせワイナリーがたくさん在り過ぎて、どこのがいいのかもさっぱり分からないので、
お友達の一人に強く勧められたInniskillin Winesに行きました。
Inniskillin Wines

1499 Line 3, Niagara Parkway
Niagara-on-the-Lake, Ontario,

TEL: (905)468-2187
TOLLFREE: (888)4664754

※ホームページ→こちら

観光客向け?のお洒落な葡萄棚の向こうに果てしなく広がるブドウ畑

アイスワインの特徴は、その原料となるブドウの収穫期。
通常の秋には収穫せず、冬まで敢えてブドウの実を木につけたままにしておきます。
氷点下の寒さの中でブドウは凍結し、水分が飛んで甘みを増していく。
そんな自然に凍った完熟ブドウを、零下8度の早朝ひと房ずつ丁寧に手摘みし、圧搾。
甘みと香りが凝縮された果汁は、ブドウ一房からわずかスプーン一杯程度しかとれないそうです。
これは、通常のワインと比べると約8分の1程度なんだとか。
その貴重な果汁を通常のワインの数倍の時間を掛けて丁寧に発酵させて造るんです。
ひと手間もふた手間も余計に掛かってる。貴重と言われるわけですよね~
こちらがここのワイナリーの
アイスワイン用ブドウ畑

室内ではワイン通らしきお客達がテイスティングを楽しんでいました。
英語もワインも分からない我々は、観光客らしく白の小さめのボトルと赤のミニボトルを購入。
買うモノ買ったら、とっとと退散です。(情けなー)

飛行機の時間にはまだ少し余裕があったので、ナイアガラ・オン・ザ・レイクにも寄ってみました。
街の入り口にある
フォート・ジョージ
Fort George


米英戦争におけるイギリス軍の砦跡で、今でもイギリス国旗が掲げられていました。

ナイアガラ・オン・ザ・レイクはナイアガラ川の下流、オンタリオ湖に面した小さな街です。
メインストリートにはビクトリア朝の古い建物が立ち並ぶ、小じんまりした可愛い街。

街中には観光馬車

時間があれば乗りたかった~
メイン通り沿いにはお洒落なレストランやショップが並んでいて、散策するのが楽しいです。
通りを歩いていたら、ガイドブックに載っていた老舗ジャム店グリーヴスを発見。
砂糖以外は無添加、加熱も短時間に押さえているので、果実の風味が活きているという。
せっかくなのでGrapeのジャムの小瓶をひとつ購入。(ジャム食べるの、私だけなんだもん)
グリーヴズThe Greaves

55 Queen St.

TEL: (905)468-7831
Free:(1-800)515-9939

※ホームページ→こちら


午後2時を回りました。さすがに、そろそろ空港に向かう時間です。
街を出ると、トロントへ向かうメインルートQEW(Queen Elizabeth Way)の標識が出るので
ひたすらそれを追って車を走らせます。
右手にオンタリオ湖。
あまりに広くて海みたい。
(水平線見えるし)

やがて湖の遥か向こうに高層ビル群が見えてきました。
トロントのダウンタウンかな。

いよいよ空港への分岐

空港に入ったら、まずレンタカーの返却。
Hertzの返却場所に行くと、すぐに係員がやってきて燃料の残量などをチェック。
精算金額の書かれたレシートをもらったら返却手続き終了。思った以上に簡単でした。

トランクから荷物を全部取り出したら、出発カウンターに向かいます。
アメリカ系の航空会社のカウンターは奥の方にありました。
行きと同様、自動発券機でチェックインしてチケットを受け取ったら、さっさと搭乗ゲートへ。

ここの特徴は、アメリカへの入国審査をカナダの空港で済ませてしまうこと。
なので、チケットと一緒に税関申告書も記入して入ります。
順路に従って進むと、まずパスポートチェック。
我々の場合、I-94(出入国カード)が付いたままだしビザもあるしで、比較的楽でしたが、
それでも改めて指紋と網膜データを採られました。
その後、荷物の機内預かり。(つまりここまではみんな大きなスーツケース持参のまま)
そして最後に手荷物検査とボディチェック。
ここまで非常に順調だったのですが、ここに来て大きな落とし穴が。。。

我が家は割と荷物が少ない方で、今回の旅行でも機内預け荷物は無し。
しかし実は私のバッグの中には、先ほど購入したアイスワインが入ってたんですね。
“割れないように”そして“一見しても分からないように”服の間に押し込んであった。
(↑確信犯

検査機をくぐり抜けたバッグを取ろうとしたら、係員が「鞄の中を見せてもらえるか?」
内心マズイと思いつつも、拒否するわけにもいかないから蓋を開けました。
すると丁寧な手つきで、しかし確信あり気に(←と私には見えた)中身を確認していく。
程なくアイスワインの箱を発見。そっと取り出すと気の毒そうな顔をしつつ、
「これは機内には持ち込めませんよ」 ・・・ですよね

「さっき買ったばっかりで、封も開いてないんだ」と一応ダンナが抵抗を試みてくれましたが、
「量が多すぎます」とバッサリ。ここで没収か、鞄を機内預けにするか選べと言う。
もう半ベソになりかけましたが、やはりせっかく買ったのだからと、
ダンナが戻って機内預けの手続きをとって来てくれました。
後で聞いたら、入国審査をやり直したりしてかなり面倒くさかったらしい。
ゴメン、そしてありがとう!

最後の最後で紆余曲折ありましたが、どうにかこうにか搭乗ゲートに辿り着けました。
やれやれ。。。

飛行機の時間は午後6:35。LAX到着は8:40ですから、腹ごしらえが必要というわけで、
ゲート脇のカフェでサンドイッチを買って食べながら搭乗開始を待つ。
この時、通路を挟んで向こう側にTim Hortonの看板が見えた。
Tim Hortonは、カナダブランドのコーヒー&ドーナツショップです。
どういうわけかナイアガラ近辺では見かけなかったので行けなかった。
カナダの思い出に是非!と思って近づくと、なんと通路の間にガラスの壁が。。。
向こう側と行き来できない造りになってるじゃありませんか。
なんでだー
そんなわけで、結局Tim Horton未体験のままカナダを離れたのでした。残念

午後8:35、ほぼ定刻どおりにLAXに到着。行きと同じゲートに到着したのには驚きました。
ゲート前にはこれから飛行機に乗ると思しき人達が居る。なんか不思議~
確かにカナダの空港で入国審査を済ませてるから、この先は荷物をピックアップして帰るだけ。
それにしても、ねぇ。。。

荷物が出てくるまでにはどうせ時間がかかるので、ゲート脇のバーガーキングで軽く食事。
食後、下に降りるとちょうど荷物が出て来ていてGood Timingでした。
あとはシャトルで駐車場まで行って、自分の車で家に帰るだけ。
夜のドライブはちょっとキツイけど、マイカーだとドアtoドアだから、やっぱり便利でした。

アメリカに来て初めての海外旅行。予想外のハプニングもあったけど、概ね順調でした。
何よりナイアガラの滝とその周辺の自然は、友達に薦めたいと思えるくらい素晴らしかった。
飛行機を使うとさすがに、旅費が若干高くつきますが、行けて本当によかったな
最後に、いろいろ頑張ってくれたダンナにもう一度、多謝です。

大瀑布紀行~最終日(前)

2008-07-13 13:28:22 | 旅行:ナイアガラ
7月6日(日)ナイアガラ旅行最終日。
旅行記、長くなりすぎましたね~ そろそろ締めないと。。。

朝8時、朝食前に周辺を散歩。
早朝のアメリカ滝。川面にはまだ霧の乙女号も出ておらず、鳥が飛び交うのみ。
カナダ滝の朝。

テーブルロックの辺りも
人はまばら。
対岸の公園にもまだ
人の姿はありません。

みんな、夜は夜で結構遅くまで遊ぶせいか、朝の行動開始は9時過ぎってところですね。
ニューヨークなど近郊都市からのツアー客が到着するお昼頃から、観光客がどっと増える感じ。
午前中だと、霧の乙女号とかジャーニー・ビハインド・ザ・フォールも、そんなに待ちません。

散歩から戻り、ホテル1階のスタバで朝食用のコーヒーとマフィンやスコーンを仕込む。
余談ですが、今回の旅行では、買い物その他でアメリカドルのキャッシュが普通に使えました。
(もちろんお釣りはカナダドルで戻ってきますが)
レジで勝手に換算してくれるし、お店によっては換算レートが1:1でしたよ。

朝食を終えたらチェックアウト。いよいよ滝とお別れです。
でもその前に寄りたいところがあった。それがこちら↓
じゃじゃ~ん!

OKギフトショップ
OK Gift Shop


6683 Fallsview Blvd.
(コニカミノルタタワーの裏手の方)

営業時間:9am~10am

※ホームページ→こちら
知る人ぞ知る?大橋巨泉プレゼンツのお土産屋さんです。
元トロント住民のSちゃんから、時間があったら是非寄るようにと勧められていたのです。
ここで売ってる“アイスワインのバームクーヘン”がすごく美味しいんだって。
ちょっとお値段お高めでしたが、ここでしか買えないそうなので、しっかり購入。
別のお友達から“アイスワインのキャンディー”がお奨めとも聞いていたので、それもGET。
店員さんは完璧に日本語対応。我々が北米在住者と分かると少し割引してくれました。
(日本人にはみんな割引するのかなー? でも一応、免許証でCA居住を確認されたよ)

そろそろ10時、名残は尽きませんが、出発しましょう。
川沿いのNiagara Pkwyで次のポイントまで北上します。
はあぁ~
なんか、絵になるなぁ


フォールズビュー地区を後にして我々が向かったのは、ホワイト・ウォーター・ウォーク
地下鉄の入り口みたい
(笑)

この奥のみやげ物屋の中にある
エレベーターで一気に70m下り、
73mのトンネルをすすむと、、、

ナイアガラ川のほとりに設けられた展望台に出ます。
川の上流(滝方面)を見てます。

滝周辺の穏やかな流れがウソのように、激しい水しぶきを上げ、波を立てながら水が流れていきます。
この辺り、滝周辺と比べて川幅が極端に狭まっているために、激流となっているのです。
波立つ川面が常に白く見えるので、White Waterというんだとか。

展望台から川沿い305mに渡って、木製の遊歩道が設けられています。
しつこいようですが
川面ですよー

あまりの激しい流れを見ながら、
なぜか大爆笑していた我々

こんな川でラフティングしたら1分と保たずに転覆だね~ 落ちたらひとたまりも無いね~
(注:shimaushiは、バリでラフティングした際、川に落ちたんです)
歩きながらダンナとそんな話をしていたのですが、
この流れを泳いだだの、樽(!)に乗って川下りしたなんていうdaredevil達が実在するのだ!
展望台には彼らの武勇伝を記したプレートがありました。どんな所にも冒険野郎は居るんだね。。。

ホワイト・ウォーター・ウォークWhite Water Walk
4330 River Rd.
※ホームページ→こちら
グレート・ゴージ・パスにはここも含まれてます。知名度低いけど意外に穴場だと思いますよ!

次に向かったのはワールプール・エアロ・カー
ナイアガラ川がここで大きく右に方向を変えるポイントにあたり、大きな渦潮が見られる。
それを真上に渡されたゴンドラから楽しもうというアトラクションです。
ワールプール・エアロ・カー
Whirlpool Aero Car


3850 River Rd.

※ホームページ→こちら
「オープンエアなので大迫力!」と聞いていたのですが、実際には結構(かなり)上空。
さきほどのホワイト・ウォーター・ウォークで、川面と同じ目線で急流を楽しんでしまうと
ちょっと拍子抜けというか物足りない感があるのは否めません。
なので我々、ゴンドラはパスしました。あしからず

時刻はそろそろ11時。
今日はガイドブックで見たレストランのサンデー・ブランチに行く予定なのです。
Niagara Pkwyを引き続き川に沿って北上します。
途中、花時計Floral Clockを見たりしつつ、、、
1950年にオンタリオ水力電気により設置されたもので、直径は12.2m。
ちゃんと秒針までついてるのには驚きです。

着きました!。クイーンストン・ハイツ公園Queenston Heights Park
ここは1812年、米英戦争において“クイーンストンの戦い”が繰り広げられた古戦場なのだそう。
今は緑の多い、のんびりした公園になっています。
ここの一角にあるThe Queenston Heights Restaurantでブランチをいただきます。
The Queenston Heights
Restaurant


14184 NiagaraPkwy.
TEL: (905)-262-4274

※ホームページ→こちら

テラス席もありますが、
我々はバフェ利用なので
屋内に案内されました。

味付けは欧州系かな。
メニューは種類豊富です。
ただ魚料理が少なかった。

デザートも盛りだくさん。
ケーキだけで10種類くらい

こんな景色を眺めながら
のんびりランチ

しあわせ~

大瀑布紀行~2日目⑤コミカミノルタタワー

2008-07-12 13:20:45 | 旅行:ナイアガラ
カナダに戻ると、時刻は既に午後7時。そろそろ夕食の時間。
コニカ・ミノルタ・タワーに滝を見られるレストランがあるので、そこに行くことにしました。

まずピープル・ムーバーでテーブル・ロックまで移動。
バスを降りると、
ちょうどカナダ滝上空に
虹が出ていました。

目指すタワーはこの裏手の丘の上。移動にはインクライン・レイルウェイが便利です。
Nigara Pkwyと
丘の上のFalls View地区を結ぶ
ケーブルカー。
残念ながら最前列に乗らないと滝は見られません。


降り場から連絡通路の抜けるとタワーの入り口。ろうそくか松明のような形が特徴的です。
コニカ・ミノルタ・タワーKonica Minolta Tawer
6732 Fallsview Blvd.
※ホームページ→こちら

スカイロン・タワーより低いけれど、滝に近い分、
迫力ある眺めが楽しめるのが売り。
(こちらの展望台は屋内)

ちなみにレストラン利用者は料金無料です。
(ただし展望室には出られない)


26階にあるレストランThe Pinnacle Restaurant。(ホームページ→こちら
触れ込みどおり、窓からは二つの滝を一望できます。
ナイアガラの滝は、
夕日に染まる光景は
見られません。
(建物の影になっちゃう)

それでも黄昏時の景色も
また乙なもの

注文もそこそこに写真を撮っていたら、ウエイトレスが、
頼みもしないのに、滝をバックに写真を撮ってくれました。
「みんなにお願いされるのよ」だって。これはチップはずめってこと?!

“眺めが一番、味は二の次”とは言いますが、ここのお料理は美味しかった

メインを食べ終わる頃には日没。せっかくだからライトアップした滝も見ていこうよ~
というわけで、デザートタイム
チーズケーキ
チョコレートがけ

コーヒーも頼んじゃう
(カフェラテ無かった


よく分からないでしょうが(苦笑)、滝がライトアップされてます。
この時期、午後9時から午前0時まで実施中。

たっぷり食事と滝を楽しんだら、もう午後10時
日没が遅いと時間感覚がマヒしますね~
ホテルに帰るのにタクシーを拾いたいのですが、意外に道を流していない。
結局、近くのカジノ・リゾートまで移動、ようやくタクシーを捕まえてホテルに帰りました。

余談ですが、ナイアガラ・フォールズというところは、滝以外にカジノで有名。
また我々のホテル近辺のクリフトン・ヒルClifton Hillという地区は、
アミューズメント施設やカフェ、レストランが立ち並ぶ繁華街。
夜になってもネオンが輝き、人通りも絶えず、深夜まで賑やかでした。



大瀑布紀行~2日目④いざアメリカへ

2008-07-11 22:47:58 | 旅行:ナイアガラ
ナイアガラの滝はカナダとアメリカの国境に位置していて、橋を渡るだけで簡単に行き来できます。
せっかくだからアメリカ側からも見たいよねーもう午後4時過ぎだけど、日も高いしー

地図を見ると結構距離がありそうなので、とりあえずタクシーで移動することにしました。
最初に拾ったタクシーに「ゴート島Goat Islandに行きたい。アメリカに渡りたい」と言うと
時計を指差しつつ「もう4:20だろう?僕は今日5時まで勤務なんだ。」と、やんわり乗車拒否
「後ろのタクシーに交渉してあげるよ!」と言って車を降り、後ろの運ちゃんとゴニョゴニョ。
しばらくして“こっちに来い”の合図。仕方ない、移るか。。。
2台目の車はアラブ系の運転手さんで、英語が苦手っぽい。いや、ウチラもですが。。。
アメリカに渡りたいんだというと急に血相を変え、たどたどしい英語でまくし立て始めた。
要は「国境を越えなきゃいけないから車だと1時間、いや2時間はかかる。歩けば20分だ!」
「10ドルで橋のたもとまで送ってやるから、その先は歩いて行ってくれ」と言うんです。
さっきの運転手、一体なんと言って交渉したんだ?(自分に都合のいいように話したな。。。
しょうがないので、レインボー橋のたもとで下ろしてもらって、歩いて国境を越えます。

まずはカナダ側の出国。これは通行料50セントを払うだけ。アメリカのクォーターでOKです。
こんなに簡単でいいのか?
というくらい簡単に出国
右手に滝を眺めつつ、ポテポテと橋を渡ると、中ほどに国境を示すプレート。
うぅ~ん、
文字がよく見えませんね。

右がカナダ、左がアメリカ
と書かれてます。
車道中央ではためく
両国の国旗
この辺りから国境を越える車の待ち行列が出来始めてます。
見ててもなかなか進まない。
確かに運ちゃんが嫌がるワケだ

橋を渡りきった所でアメリカの入国審査。既に10人ほど待ってました。
順番が来て係官にパスポートを見せ、簡単な質疑応答。
通常はここで出入国カードを作成したり、指紋をとられたりするんですが、
我々は既に入国済み扱い。I-94(出入国カード)もついてるし、ビザもあるし、何の問題もなし。
管理官もリラックスして「どこに住んでるの?カリフォルニア?いい所だね!」などと雑談。
「Enjoy!」と送り出され、いざアメリカへ再入国(笑)。

アメリカ側のナイアガラの滝周辺は、州立公園になっています。
カナダ側の俗っぽい感じとは一転して、緑が多く、のんびりした雰囲気。
橋を渡り、木立の中の遊歩道を抜けて、カナダ滝の際まで行けます。
車とは別に、歩行者専用の橋が手前にあるので、容易に島まで渡れます。
思っていたより全然時間がかからなかった。確かに車で来るより歩いた方が早いわ。
ゴート島Goat Islandの
テラピン・ポイント
Terrapin Point

ちょうどテーブル・ロックの対岸にあたります。

見えているのはクイーン・ビクトリア公園とスカイロンタワー

カナダ側からは滝の全容を眺める感じですが、アメリカ側は滝を脇や上から覗き込む感じ。
カナダ側より水しぶきが少なくて、落ち着いて鑑賞できます。

振り返るとアメリカ滝も見える。

ひとしきり滝を眺めたり写真を撮ったりした後、お隣のルナ島に移動。
途中で
リスに遭遇

ルナ島Luna Islandはアメリカ滝とブライダルベール滝の間にある小さな島。
島の両脇を二つの滝が流れ落ちていく様は圧巻です。


見下ろすと、眼下に“風の洞窟ツアー”の人々が見えました。
写真左側に見える
赤いデッキ上の
黄色いポンチョ集団

ホントに滝の際まで
近づくんですね

よくよく見ると、
ものすごい風圧に
今にも飛ばされそうになってる。

こちらのデッキは
もろに水を被ってます。
「滝を真下から見上げよう」というツアーなんですけど、
滝を見に、というより滝を浴びに、、、ですね、これ。殆ど荒行の世界
アメリカ人て、本当に濡れるの、好きだな~

カナダ側とは違った目線で存分に滝を楽しんだら、歩いてカナダに戻ります。
アメリカ出国は
このゲートを出るだけ

橋の向こうのカナダ税関でパスポートチェックと簡単な質疑応答。これで再入国完了です。

外国と海で隔てられている日本に生まれ育った者にとって、
「この道の先は別の国」というのは、本当に不思議な感じがします。