カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

アメリカの携帯電話の解約

2010-06-26 00:21:40 | 帰国後のあれこれ
日本に帰国して、1ヶ月経ちました。
まだ完全に片付いたとは言えませんが、だいぶ身の回りが落ち着いてきた観があります。

アメリカからの帰国に伴って、片付けなきゃいけない雑務がいくつかありました。
その一つが携帯電話の解約

ダンナの携帯は会社からの貸与だったからいいけど、私のは自分で手続きしなきゃいけない。
アメリカの携帯電話は2年更新の契約が通常で、中途解約するとペナルティが掛かります。
しかし駐在員の場合、更新時期に合わせて帰国(解約)するってのは実際問題として難しい。

もともと日系スーパーMITSUWAにある電話屋さんで契約したんですが、このお店、
駐在員の奥様の利用が多いせいか、その辺の対応はバッチリで、裏技があるんだそうで、
結論から言えば、中途解約でも手数料は負担しなくてよいことになりました。
ただし、その条件は本帰国したことによる中途解約でなければならない
そのため、解約手続きの申し込みは、日本に帰ってから行うことになります。

必要なものは、日本に帰国したことを証明するパスポートの該当ページのコピー
そして日本で生活していることを証明する公共料金utilityの領収書
これらと解約申込書を代理店に送ると、中途解約の手続きをしてくれるという次第。
なお、機器は返却しなくてよいので、無事に解約ができたら捨てちゃってよいそうです。

帰国してひと月ほど経ち、公共料金の領収書も届いたので、さっそく書類を送付しました。
解約出来たかどうかは、銀行口座からの引き落としが止まった事で確認するしかないそうで、
ちょっと不安なんですけど。。。

海を越えてのやりとりなので弱冠の不安はありますが、
幸い、ダンナの前職場の方がフォローしてくださるそうなので、
とりあえずは事の成り行きを見守りたいと思います。

公衆無線LAN後進国?

2010-06-25 17:51:52 | 帰国後のあれこれ
iPadの発売の興奮も冷めやらぬうちに、iPhone4が日本でも発売になりました。
アメリカのように“猫も杓子も持ってる”って程ではないものの、
やはりiPodシリーズには熱烈なファンが居て、なかなかの盛り上がりを見せています。

かく言うshimaushiはiPod touchの愛用者ですが、日本では俄然、出番が少なくなりました。
何故って、無料でwifiに繋がるスポットが殆ど無い!!んですもの。

一年前に比べれば利用できるスポットが随分増えたとはいえ、まだまだ有料のところが多い。
事前にプロバイダ契約が必要ってところがほとんどで、しかも料金けっこうお高め。
これじゃ、仕事で恒常的に使うってんでもない限り、勿体無くってやってられません。

事前契約が要らないケースも有るには有るんですが、一日料金の場合がほとんどで、
「コーヒーショップでお茶してる間にちょっと使いたいな~」なんて時の役には立ちません。
まったく、日本は公衆無線LANサービスについては、まだまだ発展途上という感じです。

アメリカの場合、“2時間までフリー”って処があちこちにあって、気軽に利用できました。
懐かしのPanera

wifi、電源ともにフリーで利用できて、コーヒーも飲み放題だったから、しょっちゅうお世話になってたなー♪

そういうお店には、パソコン持った学生さんが常に屯してましたっけ。
「日本のお店は基本的に狭いから、長居されたら困るのかも・・・」なんて、邪推でしょうかね?

日本でiPhoneがアメリカほど普及しないのって、wifi接続出来るメリットが活かせないことも
理由の一つなんじゃないのかなぁ、、、ってのは勝手な私見ですが。

でもじゃあ、日本人は出先で情報が入手できなくて不便かと言えば、それがそうでもない。
なんたって、携帯電話がありますから~

世界標準の規格とは一線を画していることから、
“ガラパゴス携帯”なんて揶揄されたりする日本の携帯電話ですが、
その機能の充実ぶりには目を見張るばかり。
「本帰国したことだし、、、」というので4年ぶりに新しく買い替えようと思ったんですが、
知らない機能がいっぱい増えてて、どれを選んで良いものやら皆目見当もつきません。

というわけで、ただいまパンフレットを集めて比較検討中です。
その話は、また場を改めてご報告させていただきますね

梅雨の合間の晴れの日は、、、

2010-06-24 22:53:53 | 日本の日常
日本は今、梅雨まっさかり。
九州地方では記録的な豪雨となっておりますが、
幸い関東地方南部ではそれほどヒドイことにはなっていません。
街角では、初夏の花が道行く人の目を楽しませてくれています。


今日の東京地方の天気予報は曇りのち晴れ。“湿度も低く、過ごしやすい一日”との事。
都合の好いことに、今日は燃やすゴミの日。
絶好の庭仕事日和になりました。

我が家には、ネコの額よりも狭いですけど(笑)、一応お庭があります。
んでもって、ここんところの雨で雑草が一気に成長し、もの凄い事になっちゃってた。
おまけに、お隣さんの庭木も元気よく伸び放題に伸びて、我が家の方に甚だしく侵出。
花は好きだし、庭の緑が豊富なのはいいけど、(隣の庭木は借景としては最適
さすがにこのままだと自分ちの庭に足を踏み入れられなくなる恐れがあるので、
一度キレイにしておかねば~
(あ、お隣さんからは「はみ出した枝は勝手に刈っちゃってね~」と前々から言われてます。)

そんなわけで、朝ご飯を済ませたら早々に身支度。
長袖長ズボンを着用、首にタオル、頭には帽子を被り、顔には日焼け止めと虫除けを塗って、
これで紫外線と蚊の対策はばっちり
いざ、作業開始!

休憩もとらず脇目も振らず、昼近くまで頑張って、どうにかスッキリさせました。
日当たりも風通しも好くなって、これで少し蚊も減るかもしれない?(←希望的観測)
大きなゴミ袋3つ分。
我ながらよく頑張りました。


でもちょっと腕が筋肉痛~

思えば、アメリカではアパート暮らしだったので、こういう苦労はありませんでした。
ちなみに戸建ての場合でも、大抵ガーデナーさんを頼んでる人がほとんどなので、
庭木の剪定や草むしりをしてる姿ってのは、見たこと無かったですね~
(アーバインは比較的裕福な地域だから、他の地域では違うかもしれませんが・・・)

【おまけ】
お隣の庭のビワの木。
たくさん実をつけてます。

隣の木には大きな白い花が咲いてました。(人の顔くらいあるの!)
花の命は短いとはいいますが、朝ひらいて、翌日にはもう花弁が枯れてきます。

リハビリ中です

2010-06-17 17:03:14 | 帰国後のあれこれ
今週初、遂に東京も梅雨入りしました。
今年は空梅雨なのか、一日中雨が降るというような感じではなくて、
日中は陽が差したりもしてますが、それでも空模様が不安定なのは確かで、
出掛ける時には、折りたたみ傘が手放せません。
菖蒲の花って、晴天よりも曇天の方が綺麗に見えると思いませんか?

生活を立ち上げるにあたっては、買い物に出る機会が多い。
持ち帰る荷物も大量あるいはかさ張る物になりがちで、おまけに天候も不順とあっては、
必然的に車で出かけることになります。

もともとウチはドライブ好きなこともあって、車は帰国して早々に手配しました。
中古ですけどね。
ウチのダンナはハッチバック嫌いセダン型派なんですが、
最近の日本の流行はボックスワゴンミニバンで、探すのにちょっと苦労しましたよー
(大型車や新車を買うんなら話は別なんでしょうけど)
それでもなんとか見つかり、1週間ほど前に無事に納車されて、さっそく乗り回してます。
カローラAxio by TOYOYA

排気量1.5Lと小さめですが、日本で乗るなら不自由はしないでしょう。


がしかし、3年半ぶりの日本の道路での運転は、なかなかスリリングです。

なんといっても道が狭い!
住宅街の中だと、アーバインで一車線分くらいの道幅の道路が、対面通行ですからね~
そして、そんな狭い道を、車と自転車と歩行者が共有してる。
横道も多いから、飛び出しには要注意!これはかなり怖いですよ~

とは言え、歩行者や自転車に注意しなきゃいけないってのは、アメリカも日本も同じ。
shimaushiは日本に居た頃も車の運転はしてた人間なんで、
歩行者や自転車を見たからって、パニクりはしません、一応。
まあ、すれ違いの時は相当に慎重に、ノロノロ運転になりますけどね。

じゃあ何の心配もないかと言うと、そこはやはり3年半も毎日アメリカで車に乗ってたから、
いろいろとアメリカン・スタイルが体に染み付いちゃってるのは無理ないことです。

ウインカー(左右の方向指示器)出そうとして、ワイパー動かしちゃうなんて当たり前。
ちょうど梅雨に入って雨模様なので、間違えてもあまり目立たないのは好都合です

交通ルールの違いにも気は抜けません。
さすがに赤信号右折はしないけど、(したくなるけど歩行者が居て、どっちにしろできない)
踏み切り前の一時停止は、忘れそうになりますね。
(※アメリカではバスやトラック以外は止まる必要が無かったんです)

そうそう、アメリカのみなさん、これ、何のマークか覚えてます?
アメリカではカープール・レーン(乗り合い車の優先車線)の印でしたが、日本では「前方に横断歩道あり」のマークです。
ま、これは特殊ケースで、
実際には道路標識は、日本とアメリカでそんなに違和感はありません。
ただ、日本のは小さくて、ちょっと見づらいかな。。。

でも、何より一番危険なのは右左折する時
気を抜いているとつい、右側車線に入りそうになるんです
反対車線を逆走して新聞沙汰にはなるなんて事態は、御免蒙りたい
まさしく、緊張の連続です。
ホームセンターで若葉マークを見つけた時、買おうかどうしようか、本気で迷いましたよ。

というわけで、ただいま日本のドライビング・スタイルにリハビリ中。。。
まだしばらくはリハビリ生活が続きそうです。
あぁ~、早く“社会復帰”したい~~~

魔宮、ハンズ

2010-06-15 18:20:20 | 日本の日常
ちょっと更新期間が空いてしまいました。ご無沙汰です。
アメリカから送った引越荷物がボチボチ届き始めてまして、その片付けに追われております。

駐在中は荷物を増やさないよう心がけてたつもりだし、大型家具などは無いとはいえ、
4年も“生活”していれば、やはりそれなりに荷物が増えていました。
主に衣類と台所用品、それに本類なんですが、
これらを如何にして限られた収納スペースに収めるかが問題。。。

収納の知恵は、狭い日本で暮らすには欠かせません。
限られたスペースを有効に使うための収納グッズを探さなきゃ!

というわけで、やって来たのは東急ハンズ新宿店
東急ハンズ新宿店

東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2
タイムズスクエアビル2~8F
TEL:(03)5361-3111

※ホームページ→こちら
新宿南口のランドマーク的存在、タイムズスクエアビル
東急ハンズ新宿店は、その建物の南側部分、2階から8階までの7フロアを占めています。

東急ハンズは、住まいと生活に関連する商品を多く扱う、いわゆる「ホームセンター」で、
プロが利用するような特定業界向けの工具や素材・材料類を扱う一方、
トラベル、アウトドア、キッチン、バス・トイレタリー、インテリア、ステーショナリー、
鞄、アクセサリー、ファンシーグッズにバラエティーグッズ、etcetc
幅広いジャンルの品物が、溢れんばかり店頭に並んでます。
はっきり言って、めちゃ楽しい

これは、、、危険です。
そもそもの目的である収納用品やキッチン用品のフロアだけでも、幾ら見てても飽きません。
それどころか、ついつい手にとってレジへ。。。
今日は下見だけのつもりだったのに~

「見てるだけで楽しい」「ついつい予定に無かった買い物をしてしまう」
この感覚は、アメリカの大型スーパー、ターゲットTARGETに似ています。
ターゲットTARGETの事を“魔宮”と呼んだ友達が居ましたが、
ハンズは正に、『日本版の魔宮』ですね、ホント

誘惑に負けないよう、くれぐれも財布の紐を締めて、、、と自分に言い聞かせました。

蜂の巣、だよ

2010-06-03 17:39:08 | 日本の日常
今日の東京は、朝から爽やかな晴天となりました。

カリフォルニアの濃ゆ~い空色には及ばないものの、頭上に綺麗な青空。
まさにお掃除日和というわけで、2階のベランダの掃除をすることにしました。

なにせ、3年以上も雨風に吹き去らされていたから、もの凄いことになってて、
洗濯物やお布団を干すどころか、窓を開けるのも躊躇われるほどでしたからねぇ~

ホースでじゃんじゃん水を流しながら、足場はもちろん、窓やサッシも洗い流していく。
幸い、燦々と陽が差して気温も高く、少々飛沫がかかっても気になりません。
(濡れても気にならなくなったのって、カリフォルニア暮らしのせいもあるかな?)

掃除を始めてまもなく、隅っこの窓枠に蜂の巣があるのを発見しました。
大きさにして直径3cmってところでしょうか。
こんなのでした。

動揺してたので写真撮り忘れた~
参考写真をどうぞ

形状からしてスズメバチのじゃないみたいですが、、、
あ、スズメバチの巣はこういうのです。

しかし、軒下で養蜂業を営むつもりは毛頭無いし、
何より、こんな所にあったんじゃ、洗濯物や布団を干してる時に刺されるかもしれない。
無駄な殺生はしたくないですが、駆除させていただくことにしました。

こういう事に関しては思い切りの良いshimaushiです。(ゴキブリの始末は苦手だけどさ)
しかし「思い切りが良い」は、しばしば「無謀」「猪突猛進」の類義語だったりする。

古新聞を使って、巣を根元からつまみとって見てみると、
なんと現在使用中の巣だったらしく、穴から覗く幼虫たちと目が合っちゃいました。
ぎょわぁーーー
「ゴメン!所詮、ハチと都市部の人間は共存できないんだよ・・・」などと言いながら、
そのまま新聞紙を丸めてゴミ箱へ。

やれやれ、一件落着だ と、掃除を再開。
すると程なく、巣のあった辺りを、一匹のハチがブンブン飛び回っているじゃありませんか!
まずい、母バチだ~~~!!!

体長2cmはありそうで、こいつは刺されたらヤバそうだと思い、
持っていたホースで放水して威嚇したところ、こちらに向かってくるのは諦めた様子で、
巣のあった辺りを、離れがたい様子で飛び回ります。

巣の無いことが理解できないのか?それとも未練なのか?

一旦はその場を離れても何度と無く、巣のあった場所に戻ってきます。

さすがに悪いことをしたと罪悪感を感じる一方、このまま母バチに居座られてもいけないと、
掃除終了後さっそく、ネットで巣の取り方を調べてみました。

まずハチの種類ですが、やはりスズメバチではなく、アシナガバチのようです。
アシナガバチ(脚長蜂、Paper wasp)は、スズメバチ科アシナガバチ亜科のハチの総称で、
日本ではセグロアシナガバチ、キアシナガバチ、フタモンアシナガバチがよく見られ、
特に最近の都市部、市街地ではコアシナガバチが目立つそうです。
ウチのも、どうやらこれらしい。

性質はスズメバチに比べればおとなしく、巣を強く刺激しなければまず刺してはこないそうで、
そのせいか、自宅の庭に営巣された人たちも結構、そのままにして観察したりしてますね。
ま、しかし毒性はスズメバチに比べれば弱いとはいえ、
アナフィラキシーショックにより死亡することもあるそうです。
また、刺された時の痛さという点ではスズメバチよりも強いとも言われているそうです。
私の場合、刺激どころか、思いっきり“巣を攻撃”しちゃったわけで、共存は無理だわな~

で、正しい蜂の巣の取り方は、
(1)全部の蜂が巣に戻ってくる日没後に、スプレー式殺虫剤を巣に向けて3秒以上噴霧、
(2)翌日に巣を確認して蜂が居なければ完了、蜂が残っていたら日没後にもう一度噴霧。
ですって。
なお空き家になった巣は、再び巣として利用されることは無いので、撤去しなくても大丈夫。
殺虫剤はハチの駆除専用でなくても、家庭にあるゴキブリ、ハエなどの駆除用のでOKです。

そうか~、先に巣を取っちゃいけなかったのか~~

巣を取ってもまた同じ場所に巣を作ることがあるそうなので、しばらくは気が抜けないみたい。
場合によっては、母バチにも闘いを挑まなければならないかもしれませんねぇ。。。

初出勤と航空便

2010-06-01 18:09:41 | 帰国後のあれこれ
6月になりました。今日から衣替えですね。
ダンナはいよいよ、今日から新職場に出勤しました。

新しい職場への出勤初日というものは、ただでさえ緊張するものですが、
ダンナはそれに加えて、7、8年ぶりの電車通勤ということで、
本人も自覚してましたが、妙~に緊張してましたねぇ
これまでマイカー通勤していた人間が、あの通勤ラッシュに耐えられるのか?!
不安でも不満でもこればっかりはやるしかないわけで、頑張ってとしか言いようが無い。


そして同じ日に、私は自宅にて航空便の受け取り。
あの涙の引越から、2週間です。
航空便にしては、ちょっと日数かかり過ぎだよ~

余談ですが、アメリカで引越作業をしたのは、たった2週間前のことなんですよね。
なのに、まるで2年くらい前のことのように思えるのは、何故なんでしょう?

閑話休題。
大きな段ボール箱3個を、とりあえず空き部屋に運び込んでもらいます。
航空便を開けるのは、自分でやらなきゃいけないんですが、
“荷物の無事の点検・確認”の名目のもと、業者の方に立ち会ってもらって箱を開け、
バババッ!と中身を出して、開いた段ボール箱を持ち帰ってもらいました。
だって、段ボールの回収、月に1回しか無いんだもん~

これからまだ船便で出した引越荷物が、約40箱も届きます。
大型家具は無いとは言え、それだけの荷物を家の中に運び込むだけでもひと苦労ですよね。
更には、箱を開けて、荷物を出して、片付ける作業を思うと・・・
気が遠くなりそうですわ。。。