カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

カリフォルニアの住民投票

2008-10-31 18:11:18 | 生活・習慣
11月4日はアメリカ大統領選挙の投票日。残すところもう1週間を切りました。
候補者は各地で最後の遊説合戦を行っていて、
オバマ候補は独自に自身の宣伝用テレビ番組を作成し、主要テレビ局で放映しました。
こういうところも日本の選挙制度とは全く違ってます。

事前の世論調査では、接戦ながらオバマ候補が弱冠の優勢。
確かに二人の演説の様子を見ていると、マケイン候補より余裕が感じられる気がします。
最も、事前の世論調査の結果と実際の投票結果が同じになるとは限らないようで、
「大ドンデン返しがあるんじゃないか」という声も聞かれます。
ブラッドリー効果っていうの、知ってる? 興味のある方はこちら→Wiki

ともあれ、“アメリカ史上初の黒人大統領”が生まれるかどうか、
世界中が見守っていると言っても過言ではないでしょう。

ここ数日、テレビではさかんに「投票に行きましょう!」という広告が流れています。
こういうところは日本と一緒ですね。
今回は事前投票の出足は好調で、投票率アップも見込めるそうです。
変革期の傾向と言えるでしょうか。

アメリカでは大統領挙の日、同時に各地で州法案について住民投票が行われます。
州議会から提案されたいろいろな案件について、住民に直接是非を問うという制度。
内容は「代替エネルギーによる発電量を増やそう」というものもあれば、
「家畜(産卵鶏や食用子牛)が自由に体の向きを変えられないケージ内飼育を禁止」
という、思わず笑っちゃうような内容のものまで、実にさまざま。

投票日が近くなると、Yes/Noそれぞれの立場でのテレビのCM合戦もさかんです。
両者とも、どっちつかずの有権者の票を獲得しようと真剣そのもの。
ですが、CMの内容はかなり偏っていて、中にはかなり過激な内容のものもあります。
「Yes on ○」「No on △」という映像や立て看板が、街中の至る所にあふれ、
有権者でない我々まで、残像となって目に焼きつく感じがする。

今日は街角で横断幕を持ってキャンペーンしてるのを見ました。
通り過ぎる車がクラクションを鳴らして応援(それとも拒否?)の意思を示すのに、人々が手を振って応える。

今、カリフォルニアで盛り上がっているのがProposition 8
Proposition 8は『カリフォルニア州での結婚は男女間のみとする』という内容で、
今春に州の最高裁で可決された「同性婚を禁止してはならない」という判決を
くつがえそうというものです。
(上記の街角キャンペーンもそれについての「Yes on 8」キャンペーンでした。)

カリフォルニア州で同姓婚が可能になり、他州から多くの人が詰め掛けているという話は
日本のテレビでもよく報道されてますよね。
Proposition 8にYesという人は同性婚に反対する保守的なグループ、
Noという人は同性婚の制度を守ろうとするグループと言えるでしょう。

先日、ブラッド・ピットがこの法案に対してNoの意思を示し、
反対キャンペーンに多額の寄付をしたと報道されていました。
他にも有名人や有名企業が法案反対の立場を公表しています。
その一方で、テレビや街角ではしきりに「Yes on 8」の文字が躍っています。
他の法案もそうですが、どちらの陣営も主張が過激で、心理合戦の色合いが濃い。
法案の内容や事実関係を知らないと、宣伝の上手い方に投票してしまうでしょうね。

そんなことを話していたら、ダンナが面白いものを見つけてきました。
カリフォルニア州総選挙 公式投票者ガイドサイトです。→こちら

ご覧いただくと分かるように、それぞれの法案の公式なタイトルと内容が載っています。
有権者の投票結果がそのまま法案の可否に繋がるとあってか、
この制度に対しては行政側の取り組みも真剣ということでしょうか。

面白いのは、それぞれの法案について、その概要だけでなく、法案の背景や財政的影響、
“賛成票/反対票が意味すること”や“賛成/反対の各陣営の論拠とそれへの反論”
といった内容が、詳細に記載されています。

さらに驚いたことに、これらの内容が英語以外の言語に翻訳されたページもあるんです。
日本語のページはこちら→Japanese
150ページ近くにも及ぶ内容で、翻訳内容もしっかりしていて分かりやすい。
レストランの日本語メニューなどで、可笑しな日本語をよく見かけますが、
それとは翻訳レベルが明らかに違っています。

他にもスペイン、中国、韓国、フィリピン、ベトナムの各バージョンがありました。
さすがは移民大国カリフォルニア。
移民の中には英語が苦手というか“話せても読み書きは苦手”って人が結構多いので
そういう人達が、法案の内容をよく理解しないままに投票すると、
政治が間違った方向に誘導される恐れがあるからなんでしょう。

日本でも衆議院議員選挙の時、同時に最高裁判所裁判官の国民審査がありますが、
正直言って、名前を見てもそれがどんな人で何をやったのかも知らないから、
どう対応してよいものやら、いつも悩みました。
(実際、これによって罷免された裁判官は、未だ存在しないといいます

それに比べたら、この制度は実にしっかりしているなと感心しました。
なんだか、投票しに行きたくなっちゃった

“職場のハロウィン”の様子

2008-10-30 17:31:35 | 生活・習慣
昨日ダンナの職場では、予定通りハロウィンのイベントが行われました。
今年はオークション用の品物を持参したせいか、写真を撮ってきてくれました。
アメリカンな空気を感じてみてください
こちら、
会社の玄関の飾りものだそうです。

気合入ってますね~

お約束のカボチャ達。

全て職員の手作りだそうです。
手が込んでますね~
仮装してるヤツも居ますな。

意外に可愛い(笑)

廊下にオークションの品々が並んでます。

欲しいと思う品物の前に置かれた紙に
名前と金額を記入していきます。

ウチが持っていったのもちゃんと置いてありました。

小物はSilent Auction方式で、
幾らになったのかは
結局わからなかったそうな。。。

社内のイベントといっても、かなり力はいってるな~というのが私の印象。
アメリカって「やる時はやる」というか、「遊ぶ時も全力投球」って感があります。
そして、こちらがダンナの獲得商品です。

デカッ!
手前の携帯電話と比較してみてくださいな。

中にはチョコレートがらみの物が20品以上入ってました。
鼻血でそう・・・

職場のハロウィン

2008-10-29 17:10:11 | 生活・習慣
10月31日は万聖節、そうハロウィンです。
ハロウィンに因んだイベントと言えば、“Trick or Treat?”が有名ですが、
子供たちだけでなく大人も楽しんじゃうのがアメリカで、
職場でいろいろなイベントが催されることもしばしば。
日系企業も例外ではありません。
ポットラック(料理持ち寄り)のランチパーティーとか、社内仮装大会とか。。。

ウチのダンナの会社では毎年、慈善バザーが催されるそうです。
社員が持ち寄った様々な品物をオークションして、集まった売上金を寄付するんだって。
持参するのは手作りのケーキやクッキー、ハロウィンの飾り物などで、
購入を希望する人が入札カードに金額を記入し、最高金額をつけた人が持って帰る。

アメリカ人は慈善好きなので、こういう時には率先して購入するんだそうで、
ダンナも立場上、何かしら買ってます。
去年は狙った品を競り負けたとか言ってたっけ。

オークション用に出す品物を持っていくかどうかはあくまで自主的な判断によります。
アメリカ在住記念てことで、今年は私も陰ながら参加させていただくことにしました。

無難にマフィンを焼いてみました。パンプキン味とチョコチップ入りの2種類。
ハロウィンっぽくラッピングもして、自分ではなかなかの出来じゃないかと自画自賛

多めに焼いたので、明日からしばらく朝ごはんはマフィンです
レンジでチンすると、時間が経ってても結構イケるのさ~♪

インフルエンザの予防接種

2008-10-28 19:34:29 | 生活・習慣
今日はチャーチのESLクラスの日だったんですが、ちょうど同じ教会内で、
無料でインフルエンザ予防接種Free Flu Shotをしてくれるというので、
せっかくなのでやってもらいました。

日本でもOL時代、会社で毎年インフルエンザの予防接種をやってくれてましたが、
忙しいのと面倒くさいのとで、同じ建物内でやってるのに、いつもパスしてたなー

こちらの薬は日本人に合わないという話も聞くので、尻込みする気持ちも無くはなかった。
でも、今は言葉の不自由な外国に居るわけで、
万が一罹ってしまったら嫌だな~という気持ちが先に立ち、
筋肉注射の痛さにもめげず“お注射”してもらいましたよ。

会場に行ったら、施術者?は白衣も着てなくって、
「こんなんでいいのか?!」と不審に思わなくもなかったけど(苦笑)
腕の方は確かだったようで、痛かったのは刺す時だけで、
薬を注入したのもわからないくらい、あっさり完了しました。

お医者さんに行ったら$30~$40は掛かるものですから
みんなこぞって利用してました。
おかげで11時半~2時頃までの予定が、12時半には薬がなくなって強制終了。
お友達の何人かは受けられませんでした。
早めに行っておいてよかったわ。。。

こういうのが無料サービスで行われるというのも、アメリカっぽいと思いました。
駐在員やその家族の場合、保険がきくので、実質負担は無いんだろうけど、
アメリカ人は保険に入っていない人、少なくないらしいですからね。

さあこれで、冬に日本に帰ってもインフルエンザは怖くないぞ~!?

【余談】
今日、学校(チャーチ)に行ったら、裏庭の砂場の脇にカメが居た。
ガラパゴスゾウガメのような巨大サイズに、思わず一瞬身を引く。
落ち着いてよーっく見てみたら
作り物でした

しかし一体、何故カメ?しかも何故このサイズ?(幼児は怯えるんじゃないかねぇ)
スゴク気になるんですけど。。。

ビーズ・ブート・キャンプ卒業!

2008-10-27 19:05:37 | 学校・習い事
ついにこの日がやって来ました。
ビーズツリー、完成です!!(一応)
嗚呼、感無量。。。

隊長が優しいのをいいことに、「いい加減に卒業しなさい」と言われつつも通い続け、
次のキャンプの隊員たちにちょっかい出したりして、しっかりお局してた我々ですが、
ついに“ビーズ・ブート・キャンプ”卒業です。あな天晴れ

同期隊員の作品を記念撮影してみました。
基本の緑以外に、白やピンクのもあるんですよ。

ビーズの色によって、スカートやガーラントの色も
さまざまに変えています。
オーナメントも各自で選んでるので、各々の個性が出て、
一緒に作ってても随分イメージが違います。

ちなみに私のは左下のヤツ。
やや細身で背高さん。


ツリーの下には、こんなの↓を置いてみました。可愛いでしょ?


とりあえずクリスマス前に仕上がってよかったよかった。
これでサンタがいつ来ても大丈夫さ~

“LAのベストレストラン”Spago

2008-10-25 21:07:12 | グルメ
有名レストランが軒を連ねるビバリーヒルズに、
カリフォルニアを代表する有名シェフ、ウルフギャング・パックのお店があります。
ガイドブックによれば“カリフォルニア料理を出すレストランの代表格”だそうで、
有名人も数多く通いつめ、映画にもたびたび登場するといいます。
当然お値段もお高いわけですが、ランチタイムなら、、、というわけで行って来ました。

余談ですが、有名レストランの場合、土日はランチをやっていない所が多いんです。
ディナーとなるとお値段は勿論張りますし、ドレスコードがあったりして気も張る。。。
そういう意味で、週末ランチをやっている有名店は、庶民にとって有り難い存在です。

ロデオドライブに程近いCanon DR.という道沿いには、洒落たレストランが並んでいます。
Spago Beverly Hillsは、南側のWilshire Blvd.との交差点のそばにあります。
一見レストランとは思えない外観は、高級店の故でしょうか。
バレーパーキングに車を預け、いざ店内へ。

なんでも、ガイドブックに寄れば、この店では客を見て席を決めているそうで、
一応ラフな格好は避けたもののカジュアルの域を出ない服装の我々はちょっとドキドキ。。。
小心者の庶民な我々は、不安と緊張を隠せません。やれやれ・・・

しばらくして中庭のテラス席に案内されました。
泉水の目の前なので、良い席なのかな?
店内に通してもらえなかったのは、やはりカジュアルだからか?
と気を揉んでしまうところが、やはり小心者の庶民の域を出てませんね。
お天気が良いので、テラス席は気持ちが好いです。

ハロウィンが近いのでカボチャのデコレーションが可愛い♪

飲み物が来るのと前後して、陽気なおじさんがパンをサーブしてくれます。
5種類もあって迷ってしまいました。
結局オーソドックスな白パンと、ちょっと珍しかったのでクルミのパンを選ぶ。

それと、おじさんがしきりに薦めるので、薄焼きピザのようなガーリックトーストも。
この薄焼きのが思いのほか美味しくって、ついつい口に運んでしまいます。
名店と言われるレストランはオリジナルのパンも美味しくって、思わず食べすぎちゃう。
いけないいけない、メインが食べられなくなっちゃうよ~

お料理はカリフォルニアン・キュイジーヌということで、お肉あり、お魚あり。
まずは前菜として、クラブケーキをオーダー。
先日のワシントンDC旅行で食べて以来、ハマってます。
SAUTÉED MARYLAND CRAB CAKE

こちらのは表面に軽くパン粉を付けてパンフライしてある。
カニたっぷりで、大変美味しゅうございました。

やはり、美味しいお店のクラブケーキは本当に美味しいですね。

メインコースは、ダンナはリブアイ・ステーキGRILLED PRIME RIB EYE STEAK
私はチキンPAN-ROASTED CHICKEN WITH WILD FIELD MUSHROOMS
出てきたのは予想通り大きい~
リブアイは約12オンス。
贅沢に厚切りされてます。

文句なしに美味しいです。

チキンの方も侮れなかった。
パッと見て骨があったので、食べるところは少ないのかと思いきや、
骨は見えている所に小さいのがあるだけで、後はすべて身です!
肉厚なのに中までしっかり火が通っていて、しかしあくまでも身は柔らかくてジューシィ、
外側の皮がパリッと焦げているのとのバランスが絶妙です。

ソースも、控えめながら鶏の美味しさを適度に引き立てる味。
何がベースなんだろう。。。

デザートは、こちらのお店のご自慢、BITTERSWEET CHOCOLATE
チョコレートケーキとモカプラリネムースが12層になった代物。珈琲アイス添えです。
見ての通り、
すごく薄いんですが、
すごく横に長いです。

お味の方はとても濃厚で、
この量で十分堪能しました。

面白いというか不思議だったのが、こちら。
“カフェ・ラテ”をオーダーしたんですが、出てきたのは濃いエスプレッソとお湯。
ウエイターがこのポットをテーブルに置く時にちゃんと
「こちら、カフェラテ用のお湯です」って言ったから、間違いではないらしい。
でも“ラテ”なのにミルクが一切出てこないって、有り得なくないですか?
ダンナと首を捻りつつも、やはり尋ねられない我ら小心者。
ま、珈琲それ自体は美味しかったからいいんですけどね。。。

とまあそんな具合で、ちょっぴりセレブ気分を味わえるビバリーヒルズ・ランチ。
よかったら是非一度、お試しくださいませ。
スパゴ ビバリーヒルズSpago Beverly Hills

176 North Canon Dr.,Beverly Hills, CA 90210

※ホームページ→こちら

ランチ&デザート教室~4回目

2008-10-24 17:17:33 | 学校・習い事
ランチ&デザート教室の4回目。
本日のメニューは以下の通りとなっております。

まずはハムとマッシュルームソースのガレット

そば粉を使った食事のクレープは、小麦粉を使ったデザートのクレープとは区別して、
“ガレット”と呼ぶのだそうです。
そば粉だからでしょうか、意外にお腹にたまります。

こちら、ブルーベリーのチーズケーキ。マーブル模様が美しいです。

そしてこちらはガトー・オー・チェリー。チェリー入りのスポンジケーキです。

実は私、チェリーはあまり好きではなくって、おまけにフルーツのシロップ漬けも苦手。
でもこのケーキに使ったチェリーのシロップ漬けは甘さ控えめで、
単体でも美味しく食べられるほどで、ケーキもとても美味しく頂戴いたしました。

世の中にはまだまだ、私の知らない美味しいものがたくさんあるなぁ。。。なんてね。

マンハッタンへの長い道のり

2008-10-22 18:41:29 | 旅行:東海岸主要都市周遊
(今回、旅行記が一度にまとめられず分断してます。読みずらくってスミマセン。
カテゴリ“旅行:東海岸主要都市周遊”を選ぶと、まとめてご覧いただけます。)

8月27日(水)、バーンズ財団を出て、マクドナルドで昼食後、午後1時、再出発です。
ワシントンD.C.、フィラデルフィアを堪能し、いよいよ最後の目的地ニューヨークへ!
約100マイルの道のりです。頑張っていきましょー!!

と気合を入れて臨んだものの、どうも途中で雲行きが怪しくなった。

Rt.1を北上し、I-276で東に振ってI-95に入る、というのが予定のルートだったんですが、
どうやら分岐のポイントを間違えてしまったようで、I-276に入ったはずなのに、
気が付いたら、1号線に戻ってしまってたんです。

一応北上はしてますが、この道は途中から一般道になるので時間がかかり過ぎます。
已む無く1号線を下りて、一般道で一旦東に向かい、I-95復帰を目指すことにした。

周辺の詳細な地図がないので、勘だけが頼りです。
太陽の位置から東に向かっていることだけは確認しつつ、不安と闘いながら走っていると
「こちら、NJ Turn Pike方面」という標識を発見。

ニュージャージー州というのはニューヨーク州の西側に隣接していて、まさに通過点。
この道路名、手元のAAAの地図には記載されていませんが「多分これなんじゃない?!」
半信半疑で向かってみれば、道路の入り口に「North-New York」の文字!!

ビンゴでした。よかった~

後で分かったのですが、このニュージャージー・ターンパイクNJ Turn Pikeというのが
まさしく我々が予定していたニューヨークに向かうI-95だったんです。
途中の標識はTurn PikeだけでI-95の表示がなかったので、分岐を見落としたらしい。
地元の人にとっては州間高速道路として、実に身近な存在なのだそうです。
サイモンとガーファンクルの歌にも出てくるんだって。

いやぁ、正直、見知らぬ土地で地図の無い状態で迷子ってのはかなり焦りましたよ。
コンビニで道を聞こうにも、土地勘がないうえに言葉も不自由じゃ、お手上げですもの。
無事に復帰できて、心底安心しました。。。

結局、迷子で1時間ほど無駄にしましたが、予定のルートでニューヨークを目指せます。
アメリカの高速道路は、車線数も多くて非常に走りやすい。
時速80マイルでガンガン飛ばすと、30分ほどでニューヨーク近郊のElizabethに到達。
マンハッタン島に入るには、もう少し北までターンパイクを使う方がいいんですが、
我々はレンタカー返却のため、ラガーディア空港La Guardia Airportに向かうので、
ここでターンパイクを下りてI-278 Staten Island Expwyに乗り換えます。

ターンパイクは、アメリカでは珍しく有料道路です。
しかし約40マイル(約60キロ)も利用したと言うのに、料金たったの$2.75!!
安い、安すぎる、、、

ほんの一区間乗っただけでも700円とか掛かる日本の高速道路とはエライ違いです。
日本ほど土地の買収にお金が掛からないからなんでしょうけど、
アメリカに居るとホントに、「この国は車社会なんだなー」って実感しますね。

I-278はマンハッタン島の南にあるスタテン島Staten Islandを抜けて、
西側のブルックリンBrooklynに渡って北上するルートです。
橋(有料)を3つも渡るのに手間取るうち、
時刻は午後5時近くなって通勤ラッシュアワーとも重なって、道路は大混雑。
遅々として進みやしない
やっと摩天楼が見えてきました。
ほんの20kmほどの距離に30分もかかってます。

ブルックリンとマンハッタン島を結ぶブルックリン・ブリッジBrooklyn Bridgeです。
時間があれば渡ってみようと思ってたんですが、
この渋滞で断念しました。

この先も更に渋滞は延々続き、10km弱の道のりを約30分かかって、
ようやくラガーディア空港に到着した時には、午後6時を過ぎていました。
聞きしに勝るニューヨークの渋滞に疲れ果て、もうぐったり。。。

ラガーディア空港のレンタカー返却場所が、これまた分かりにくくって右往左往。
(実は空港からえらく離れたところにあった)
やっとこさ返却手続きを終え、ホテルに向かうタクシーに乗ったのは午後7時半近く。
辺りは既に夕闇に沈もうとしていました。

道路の渋滞はピークを過ぎたものの、相変わらず車は多い。
しかしタクシーの運ちゃんはさすがに慣れたもので、絶妙に車線変更しながら爆走する。
年季の入った匠の業に、ただただビビる我々。オチオチ寝ても居られないくらい・・・

マンハッタンに入ると渋滞に加え、交差点を行きかう歩行者の数がスゴイ。
アーバイン近辺じゃ歩行者なんてほとんど見かけませんから、改めてビックリです。
しかもその歩行者達が堂々と信号無視!
それをクラクションを鳴らして蹴散らすタクシー達!!
まさにバトルです~ マンハッタンに車で乗り入れなくてホントによかった・・・

結局、空港から30分程でホテルに到着。
予想の半分の時間で着いちゃったのは、良かったんだか悪かったんだか。
後部座席に座ってても、少しもリラックスできなかったぞ・・・

ホテルにチェックインして一息いれたら、もう午後8時。急いで夕食に出かけます。
今日は長距離の移動で疲労困憊気味なので、胃に負担のかからないメニューにしようと、
ベジタリアン向けのヘルシーレストランという謳い文句のお店に行きました。
ゼン・パレットZen Palateというこのお店、名前から和食系かと思いましたが、
メニューには中華料理っぽい料理が並んでいます。店員さんもチャイニーズっぽい。
面白いのは肉を一切使っていないこと。
豆や豆腐を肉に見立てた、アジアンテイストの精進料理って感じですね。
前菜の海藻サラダ
こちらはかた焼きソバ。

お野菜たっぷり。

当然のことながら
お肉は一切入っていません。
チャーハンも肉っ気なし。

あまりパラッとしてなくて、
どちらかというとしっとり系

油も控えめで、疲れ気味の胃腸にはちょうどよいチョイスだったと思います。
ゼン・パレットZen Palate

※ホームページ→こちら

ニューヨークではパラマウントParamountというホテルに泊まります。
Expediaでパック割引があったので選んでみました。
ガイドブックによればデザイナーズホテルというカテゴリに入ってました。
室内は白を基調にして、シンプルながらスマートな感じ。(ちょっと殺風景とも言えますが)
ミッドタウン・ウエストにあって、タイムズスクエアやシアター・ディストリクトの近く。
徒歩圏にレストランが多いし、一階にディーン&デルーカのカフェが入っているのも便利。
パラマウント
 Paramount


235 W.46th St.,NY10036

※ホームページ→こちら

ようやく、長い長い一日が終わりました。
さあ、明日からはいよいよニューヨーク観光です!

フリマの戦利品

2008-10-20 18:09:02 | 雑記帳
ローズボウルのフリマでGETしたファイヤー・キングFire King
お友達からリクエストいただいたので、写真掲載いたします。

こちらが噂のブツ↓

おばちゃんは“サファイアブルーだ”と言ってましたが、ホントでしょうかね?
それなりのお値段だったので、贋物だったらちょっと哀しいなぁ

隣に並んでいたサファイアブルーのマグカップは、4客セットでなんと$195!
た、高い(でも状態はスゴク良いように見えた)
正直、欲しかったけど、ダンナが後ろで睨んでたので買えませんでした~

ダンナは、至極当然のことながら、食器類には全く興味も関心も知識もありません。
よって「使わない食器ばっか買ってどうすんの?」まあその意見も分からなくはないが。。。
(そりゃ勿論、お客さまのおもてなしとか、特別な時に使うのさー!!
でも、食器もそろそろ禁止令が出そうです。

ハロウィンの飾りもの

2008-10-16 19:46:57 | 雑記帳
10月31日はハロウィンHalloween
街では9月の半ば過ぎ頃から、ハロウィングッズの販売が始まり、移動遊園地が設けられ、
今や街中がオレンジと黒で彩られている感じです。

アメリカ人はパーティー好きだし、ハロウィンと言えば“Trick or Treat”があるから、
仮装用の衣装やお家のデコレーション・グッズ、お菓子作りの道具などなど、
お店の棚を見ているだけでも楽しくって、用もないのについウロウロしてしまいます。

そんなことしてるうち、つい勢いで買ってしまったのが、
これ↓
お家の中に置く飾りものです。

中央の滑り台が動いて、
イルミネーションも刻々と色が変わって、
なかなか楽しいのさ。
よーく見ると作りは粗いのですが、お手頃価格だし、アメリカ駐在記念ということで。。。
(そうして荷物が増えていく~

近くの住宅街では家の前のデコレーションも始まって、これを眺めるのもまた楽しい。
日本でもハロウィンにちなんだ飾りつけをするお家はありますが、
やはりアメリカの盛り上がりっぷりには到底敵いませんよ。
前庭が、まるでテーマパーク状態だもん

ウチはアパートメントなせいか、“Trick or Treat”は訪ねて来ません。
いろいろ準備しなくていいのは気が楽だけど、一度体験してみたい気もするなぁ