カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

バカンス in フロリダ(7)さらばフロリダ

2010-04-24 14:48:59 | 旅行:マイアミ&キーウエスト
4月19日(月)フロリダ旅行もいよいよ最終日となりました。

まずは朝ごはんの買出しに、近くのスーパーへ。
今日も朝から、空には重苦しい雲。。。

今朝は、ホテルの部屋で、買ってきたデニッシュとコーヒーで朝ごはんを済ませました。

今日のフライトは夕刻なので、時間にはまだ相当余裕があります。
腹ごなしも兼ねて、ホテルの周辺をぐるりとひと回り。
サザンモストポイントは、今日も朝から大賑わいです。

ホテル前のピアには
「ライフガードは居ません。
泳ぐならリスクは自分で負うように!」

さすが“自己責任の国”

ひと歩きしたら、そろそろいい時間になりました。
名残は尽きませんが、ホテルに戻り、荷物をまとめてチェックアウト。

出発はしましたが、時間も有るので、ちょっと寄り道。
島の南側には、いくつかビーチがあります。

公共のバーベキュー施設もあって、観光客はもちろん、住民達にとっても憩いの場です。

こんなお天気だというのに、意地で?水着の人々

カモメたちも、ちょっと寒そう?

国道一号線US-1を走っていると島の北側を走ることになります。
そちら側は、良くも悪くも開発されて観光地化していますが、
島の南側は、どちらかというと自然に近い形の景色が残っていて、また別の趣があります。

島の南側を回りこんで1号線に復帰したら、いよいよキーウエストに別れを告げ、
マイアミへ向かいます。
こんな天気の中で見る途切れた鉄橋は、一層寂しげです。

“楽園への架け橋”セブン・マイル・ブリッジ

昨日晴れて本当に良かったと、しみじみ思いますね。

マラソンの町に入ったところで、ランチ休憩。
橋からしばらく走った所にある、釣り船用の小さなマリーナに面したレストランは、
その名もセブン・マイル・グリルSeven Mile Grill
セブン・マイル・グリル
Seven Mile Grill


1240 Overseas Highway
MM 47.5 Bayside, Marathon,
Florida Keys 33050

※ホームページ→こちら
ちなみに、ここから橋は全く見えません。便乗もいいとこじゃん。。。
アメリカンな感じの店内

カウンターには陽気なウエイターさんが居て、気さくに話しかけてくる

皿の外にまでたっぷり粉チーズを振ったシーザーサラダの上にはチキンが丸々一枚
最後の機会なので、名物のCracked Conch Chowderに挑戦

ここのはトマトベースのマンハッタン風ですね。(昨日のお店にはニューイングランド風もありましたよ)
具沢山で食べ応え満点なのはチャウダーならではですが、
肝心のコンクの身は細かく砕かれていて、味がよくわかんないよー
クラムよりはクセが無いかな。。。

ちょっとゆっくり休んだら再出発。
この先はもう休憩無しです。頑張っていきましょう!
一号線が大きく左にカーブし、アッパーキーズに入ります。

ペリカンの編隊が車に並走飛行

見送ってくれてるのかな?

そうそう、そういえば、エバーグレーズでは会うことのできなかったマナティに、
フロリダ・キーズで会うことができました。
ポストでーす

キーズでは流行っているらしく、道路沿いでちょこちょこ見かけました。

他にはイルカのもあったな~

アイラモラーダ、キーラーゴを経て、いよいよアメリカ本土へ

と、ここで問題発生。
途中“US-1 Major Crash”の表示が出てたので心配してたのですが、案の定です。
国道一号線が封鎖されてました。

幸い、もう少し先に、一号線と並行して走るCard Sound Rd.というのがあって、
そちらは通れるらしく、全ての車がそちらに誘導されました。
この迂回路が無かったら、冗談抜きでキーズから出られなくなるところでした。

やれやれ。。。

湿原の中のわずかな陸地を縫うように進む道

本来この道は有料道路なんですが、こういう事情ですので、今日は無料です。

道はやがて一号線とFlorida Turnpikeとの分岐点に到着。
我々は有料道路で一気に空港を目指します。
Florida TurnpikeでSun Passを体験しました。

レンタカーにシステムが搭載されてたんですよ。
代金はレンタカーの精算用に提示したクレジットカードから自動引き落としされます。
Sun Passってのは(カリフォルニアではFasTrackって云うんですが)、
要はETCのことです。
日本ではETCを利用したこと無かったけど、便利ですね~
帰国して車を買ったら、今度はETCつけようっと。

空港の案内表示が出ました。

予定外の道路封鎖&迂回行で、「万が一にも間に合わなかったら」と少し不安でしたが、大したタイムロスも無く、無事に到着できそうです。

先にレンタカーを返却しなきゃいけないので、単に搭乗入り口に乗り付ける訳にはいきません。
どこの空港も、レンタカーの返却がめんどくさいんだよねー

どうにか無事にレンタカーを返却し、チェックインしてみたら、当初の予定通りの時刻でした。
飛行機は定刻どおり18:15に出発の見込み。

機内では当然、食事は出ませんので、搭乗前にしっかり夕食を食べておかなきゃいけません。
空港内のレストランやカフェは、どこも大混雑でした。
ハンバーガーやサンドイッチの他に、キューバ料理がメニューに登場するのはマイアミならでは。
(南カリフォルニアだったらメキシカンだもんね)

飛行機は順調に飛び、定刻どおり20:55にLAXに到着しました。
ああ、これがサンタアナ空港だったら楽チンなのに・・・
さらに車に約一時間揺られて、アーバインに着いたのは既に午後11時近く。

つ、疲れた~
やっぱり、3泊4日でアメリカ大陸を横断するのはキツかった。。。

しかし、本帰国を目前に控え、最後に本当にいい思い出ができました。
ウチらにとっては、駐在生活の締め括りに相応しい、最高に感慨深い旅になりました。
仕事が忙しい中、快く休暇を取らせてくださった上司の方々に、改めて感謝を申し上げたい。

そして何より、日常業務と帰国準備でてんてこ舞いの中、「行こう!」と言ってくれたダンナに、
心からのありがとうを捧げます。
これから本帰国まで(帰国してからも)いろいろ大変だと思うけど、二人で一緒に頑張ろうね

バカンス in フロリダ(6)キーウエストふたたび

2010-04-23 19:12:38 | 旅行:マイアミ&キーウエスト
4月18日(日)午後5時半
先ほどの青空がウソのように、キーウエストに近付くにつれ、空がどんより曇ってきました。

国道一号線South(南行き)で
再びキーウエストに上陸

一旦ホテルに戻ってひと息入れたら、今度は歩いてダウンタウン方面へ出かけてみることに。
その道すがら、ダンナには行きたい所がありました。

Duval St.を北上し、Fleming St.を左に折れて、Whitehead St.に出る。
その交差点にあるのが、こちら↓
US-1のゼロマイル地点

北は遥かカナダ国境から3200km以上も続く国道一号線の、ここは終着点であり始発点なのです。

看板マニアのダンナは、
感無量の様子

このままWhitehead St.を北に上がってダウンタウンを目指しましょう。
あるお宅の前に、見事なバニヤンツリーBanyan Tree(ガジュマルと言った方が一般的でしょうか?)がありました。
枝から伸びた気根が、道路にまで張り出してた。

この建物はホテルで、名前もまんまThe Banyan Resort Hotel

途中で左に折れて、海よりのFront St.で更に北上。
Truman Annexという名前の住宅地に差し掛かると、一軒のお屋敷の前に
『Harry S. Truman Litte White House』と書かれた看板がありました。

ここは合衆国第33代大統領トルーマンが在任中、家族ら連れて好んで訪れた別荘で、
たびたびここに滞在したため“リトル・ホワイト・ハウス”と呼ばれるようになったそうです。
現在は彼が使用した当時のままに再現され、博物館として公開されています。
※Litte White House(111 Front Street, Key West, FL33040)ホームページ→こちら

閑静な住宅街を過ぎるとだんだん通りが賑やかになってきます。
水族館Key West Aquarium難破船博物館Key West Shipwreck Historeum
沈没船の財宝が展示されたメル・フィッシャー海洋財産協会
Mel Fisher Maritime Heritage Society Museum
など、見所満載。
ダウンタウンには小洒落た、可愛らしい店構えのギフトショップやカフェが並んでいます。

ダウンタウンの中心、
マロリースクエア
Mallory Squre


地元ならではの工芸品やお茶、お菓子、ベタなおみやげなどを販売する店が軒を連ねてます。

メキシコ湾に面した桟橋

沖に見えている小島Sunset Keyは、専用のフェリーだけで行き来ができる究極のリゾート。

この桟橋は西に視界が開けているので、夕陽を眺めるのには最適です。
どうも雲行きが怪しいですが、日没までまだ間があるので、後でもう一度来てみますかね。。。

海を眺めたり、オープンエアのモールでお店を冷やかして歩いていたら、
突然、にわかに空が暗くなってきた。
と思ったら、あっという間に大粒の雨が落ちて来ました。熱帯ではよく夕立に遭います。
 我々も含め、みんな慌てて近くのお店に飛び込んで雨宿り。。。

さすがにちょっと座りたくなったので、小降りになったところで、近くのスタバに移動。
途中、スラッピー・ジョーズ・バーSloppy Joe's Barの前を通りました。
Sloppy Joe's Bar

201 Duval St.,
Key West, FL 33040

※ホームページ→こちら
1933年開業のレストランバーで、かつてヘミングウェイが毎晩のようにやって来て、
カウンターで酒を飲みながらジョーと話しこんでいたのだそうです。
現在は観光客で大盛況。夜にはライブ演奏で盛り上がります。
下戸の我々は、スタバで冷たいドリンクを飲んでしばし休憩。。。

雨は降ってるものの、この分なら日没までには止むかもしれません。
だったらホテルには戻らず、この辺りで時間を潰しておいた方が良さそうです。
それじゃぁ、ちょっと早いけど夕食、食べちゃおう♪

もともと今夜の夕食はガイドブックに載ってたレストランに行こうかと思っていたんですが、
この雨だし、歩き回って結構疲れた。。。(実はちょっと靴擦れもしてた)
折りよく、スタバの隣がシーフードレストランだったので、行ってみることにしました。
Jack's Seafood Shack

430 Duval St.
Key West, FL 33040

※ホームページ→こちら
Crown Plaza Hotelのダイニングルームで、シックなお洒落な内装と、ちょっと贅沢なメニュー。
最後の夜の晩餐に相応しいかも
シーフードたっぷりのコブサラダ、大きな帆立のムニエルにエビ&帆立&ロブスターのソテー

とことんシーフード三昧です

行き当たりバッタリで入ったお店でしたが、大満足でした。

食事をしている間に雨はあがり、陽が差してきました。
通りを歩く人の流れは一様に、マロリースクエアへと向かっています。
海に沈む夕陽を埠頭で見ようと、島のあちこちから観光客が集まってきてます。
食事を終えるとそろそろ日没タイム。我々も向かうとしましょう。
夕暮れ時の埠頭では、日没目当てで集まった観光客を目当ての大道芸も始まり、辺りは既に薄暗いにも関わらず、一帯は賑やかです。

肝心の日没ですが、雨が降って少し雲が切れたとはいえ、空は生憎の有り様。

夕陽は雲の向こう側のようです。
とはいえ、雲間に見える夕空は、風情があります。
昨日は全く見えなかったので、
これはこれで好い景色と言えましょう。
(↑と自分を納得させる

とっぷりと日も暮れました。そろそろホテルに戻るとしましょうか。
この界隈は、夜になっても賑やかで、人通りも多い
目抜き通り沿いのお店はこれからが稼ぎ時?
先ほどのスラッピー・ジョーズ・バーでも、ライブが始まり、盛り上がっている様子が通りにまで聞えてきました。

バカンス in フロリダ(5)セブン・マイル・ブリッジ

2010-04-23 09:26:38 | 旅行:マイアミ&キーウエスト
4月18日(日)時刻はちょうどお昼になろうかという頃合い。
朝ごはんを食べたのが遅かったので、ランチアは後回しにして、
セブン・マイル・ブリッジへ向け、キーウエストを出発しました。

マングローブが生い茂る海を横に見ながらドライブ

海が道路のすぐ脇にまで迫っています。
海面と道路面の高低差があまり無いので、海の上を走っているようです。

キーズの島々は一様に平坦です。
その上を国道一号線がまっすぐに貫いて走ります。

この時、ふと行く手の道端に、黒っぽくて細長い、爬虫類系の生物が目に入りました。
ワニ?! いや、それにしては小さい。(赤ちゃんか?)
通り過ぎざまに目を凝らして見たら、なんとイグアナ!!
後で調べたら、ここらには野生のイグアナがたくさん生息しているんだそうです。
写真を撮れなかったのが、返す返すも悔やまれます。
島の海岸沿いには豪邸が並ぶ。

こういう人たちにとって、ヨットやボートを持っているのは当たり前のこと。

橋の上には、海に釣り糸を垂れる太公望たち

何が釣れるんでしょうねぇ?

昨日とは大違いに海が綺麗です

道沿いには、セブン・マイル・ブリッジ以外にも、途切れた古い鉄橋が残っています。

いよいよ前方に、目指すセブン・マイル・ブリッジが見えてきましたよ~

橋を渡り始めました♪

昨日とは逆方向からのアプローチです。
こちらからの景色もなかなか。

高架を渡り終えると、道は緩やかに右にカーブし、マラソンに向かいます。

橋の上からの眺め

海、きれい~~

まもなく橋の終点。

見えているのはKnights Keyのホテル群です。
あそこからだと、眺めが良さそうですね。

橋を渡ってすぐ右に曲がると、古い列車を改造した観光センター兼みやげ物屋があります。
裏はマリーナになっていて、そこからクルージングツアーが出てます。
Knights Keyから見たセブン・マイル・ブリッジ

橋の全体像は、ここからでも見えません。


午後1時過ぎ、さすがにそろそろお腹が空いた。。。
いったん橋を離れて、マラソンの町に入り、当たりをつけておいたレストランへ。。。
Cracked Conch Cafe

4999 Overseas Highway,
MM 49.5 Florida Keys
Marathon, FL33050

※ホームページ→こちら
コンクConchってのはこの辺りで採れる巻貝で、キーズではよくメニューに登場します。
食べたのは普通のビーフバーガーですが・・・

キーズのもうひとつの名物がキーライムパイ
レモンパイよりもう少し酸味が強いかな?
でも蒸し暑い気候には、このスッキリした味わいが嬉しい

このキーライムKey Lime、別にキーズで採れるわけじゃなくて、
同じ“Key”という文字が付くので引っ掛けただけなんですって。
キーウエストには、キーライムを使ったお菓子やお茶、バスアメニティなどを売るお店
キーライムショップKey Lime Shop(→HP)もあります。

休憩を終えたら再びセブン・マイル・ブリッジへ。

空と海の見事なグラデーション

昨日と同じ景色。
でも受ける印象は全然違う。

ビューティフル!
ワンダフル!!

この海の色・・・

ここの海は綺麗だけど、透明ではないんですね。
ふと、カナディアン・ロッキーで見た氷河湖を思い出しました。

どこをどう撮っても、文句なしに絵になる。
ダンナと二人、大はしゃぎで写真を撮りまくってました。

やはりここは、晴れの日に来なきゃダメですね~
今日晴れて、本当によかった



さあ、そろそろキーウエストに戻りますよー

鉄橋の上は空の青

鉄橋の下は海の蒼

何度見ても、このまま海に突っ込んで行きそうです

橋の上は駐停車やUターンは禁止、そのうえ最低時速の規制まであります。

確かに、景色に見とれて、ついつい速度が落ちてしまいます。。。

ああ、
来て良かったーーー

バカンス in フロリダ(4)キーウエスト

2010-04-22 23:27:40 | 旅行:マイアミ&キーウエスト
4月18日(日)
前夜の天気予報では少々雲行きが怪しかったんですが、気持ちの好い青空となりました。

まずは朝食を食べるため、Duval St.を北に向けて歩いてみます。

可愛らしい造りの建物が並ぶ通りには、カフェと同じくらい、アートギャラリーが多い。
青い海に囲まれ、パームツリーやハイビスカスといった熱帯植物が古い町並みに彩を添える。
そんな風情に惹かれ、この町には1930年以降、多くの芸術家が居を構えているそうです。
目に止まったフレンチ・カフェに入ってみました。
サーモン入りのオムレツと
ハムとチーズのクレープで、
しっかりエネルギー補給

ホテルに戻って身支度を整えたら、島内観光スタートです。
通りをのんびり歩いて、まずはかの文豪ヘミングウェイの家へ向かいましょう。
キーウエストは小さな島で、車で観光するには不向き。
歩いて回るか、自転車やスクーターをレンタルして観光します。
こんな自転車タクシーに乗って島を回るのも楽しそう♪
主な観光ポイントをひと通り回ってくれる、コンク・ツアー・トレインも人気です。

Duval St.から一本西のWhitehead St.沿いに、目指すヘミングウェイの家は在りました。
ヘミングウェイの家
Hemingway Home and Museum


907 Whitehead St.

※ホームページ→こちら

眩しい陽光に照り映える緑が美しい

この家はもともと、1851年に実業家ティフトによって建てられたもので、1931年にヘミングウェイが買い取りました。
屋内は無料のガイドツアーで見学します。
英語のツアーですが、日本語のパンフが置いてありますので、
ガイドさんの説明が分からなくても、後でそれを読めば内容は完璧に理解できますよ~
最初の部屋は客間を兼ねた居間

家具はヘミングウェイの妻ポーリンが収集したもの。
壁の絵はヘミングウェイのコレクションです。
中央の絵の左側が“パパ”ヘミングウェイ。右側は、彼の釣り船ピラー号のコック兼航海士で、彼の作品『老人と海』のモデルとなったグレゴリオ・フェンテス。

手前にはピラー号の模型も置かれています。

2階の主寝室には大きなベッド。
ヘッドボードは、スペインの修道院の門扉だったそうです。
戸棚の上にあるのはパブロ・ピカソから“パパ”への贈り物として有名なネコの置物のレプリカ。

オリジナルは、残念なことに泥棒に壊されちゃったんですって

この家の天井にあったファンは、ポーリンが収集したシャンデリアに付け替えられました。
ヘミングウェイの作品の初版本や写真、納税証明書など、彼の足跡を示す品々

建物の四方を取り囲む2階のテラス。
庭にはトロピカルな植物が植えられていますね。

遠くに見えている灯台は1848年建造で、120年以上船乗りの道しるべとなりました。
現在は役目を終え、博物館として保存されています。

次は外に出ます。
建物裏のコンクリートの上には、たくさんのネコの足あと
ネコ小屋も設置されています。
ヘミングウェイは大のネコ好きで知られていて、没後40年以上経過した現在も、
彼が飼っていたネコの直系子孫(約50匹!)が健在なんです。
ツアーの最中も、家の中や庭でネコに出会いました。
ガイドさんが大きな声でしゃべってても、観光客がそばに来ても、平気で寝てる。
大物。。。
ヘミングウェイが飼っていた猫達は、足の指が6本ある多指症で、子孫達にも六本指の仔が多い。
ヘミングウェイは幸運を呼ぶ猫だと信じていたそうです。

ミトンみたいに、親指が他の指から離れてるの、分かりますか?

別棟の2階にある書斎には、ヘミングウェイが使っていたタイプライターや思い出の品々が、当時のままに残されています。

奥庭にある長さ20mのプールは、キーウエストの住宅で一番最初に造られたもので、今でも最大です。
この家を買い取ってから、ヘミングウェイは莫大な金を掛けて改装を行いました。
このプールもその一つですが、彼が従軍記者としてこの地を離れたため、工事は一時中断。
結局、彼の不在中に妻のポーリンが指図して完成させたのですが、工事費が嵩み、
最終的には2万ドル(!)にもなってしまいました。
戻って来てこれを知り、仰天した彼は、ポケットから1枚の1セント硬貨を取り出し、
生乾きのプールのセメントに押し付けて、妻にこう言ったそうです。
「これが私から取れる最後の1セントだよ。これで最後の1セントまで使い果たしてしまった
プールサイドの緑の柱の足元に、“最後の1セント”を見ることができます。

ヘミングウェイはこの家で『午後の死』『キリマンジャロの雪』など有名な短編を数多く執筆したそうです。

こんな環境なら、さぞ筆が進んだことでしょうねぇ

さて、お次はサザンモスト・ポイントに行ってみましょうか。

町の中を歩いていると、やたらと鶏の雄叫びが聞こえてきて、あちこちで鶏を見かけます。
これ、全部野生の鶏で、実のところ、数が増えすぎて対処に困っているんだそうですよ。

もう一つ目に止まるのが、窓やテラスに掲げられたレインボー・フラッグ

同じようなものを以前、サンフランシスコのカストロ・ストリートで見かけましたっけ
実はキーウエストでもう一つ有名なのがゲイ・コミュニティーなんです。
アメリカ初のゲイ商工会議所が発足されたこともあり、“ゲイに優しい町”として知られ、
世界各国のゲイの方々がこの地を訪れるのだとか。。。

程なく行く手に、海と人だかりが見えてきました。
サザンモストポイントSouthernmost Pointは、その名の通り、合衆国最南端の地
(厳密に言えば、実際の本土最南端地点は、少しずれた米軍基地内で、一般人は入れない)
ここは人気の記念撮影ポイントで、さっきの人だかりは順番待ちの行列でした。
順番が来ると、次の番の人がシャッターを押してくれます。
アメリカ最南端を示す碑が建っています。

「キューバから90マイル」ってことは、マイアミの方が遠いってことですね。

陽が高くなって気温が上がると共に、空が晴れ渡ってきました。

晴れるとやっぱり、海が綺麗ですね~
というわけで、これからもう一度、セブン・マイル・ブリッジに行ってみましょう!

バカンス in フロリダ(3)フロリダ・キーズ

2010-04-22 17:56:26 | 旅行:マイアミ&キーウエスト
4月17日(土)、時計の針は午後3時半を回りました。
アメリカの国立公園は本当にだだっ広くて、園内から外に出るだけでもかなり時間を喰います。
ようやくFL-9336とUS-1の分岐地点に到達した時には、1時間近く経過していました。
ここからは国道1号線(US-1)に入り、ひたすら南へ向けて走ります。
市街を抜けると道の両側は、先ほどのエバーグレースのような湿地帯の景色になりました。
湿地が道のすぐそばまで迫ってます。


ワニ横断注意の看板

頑丈な金網も設けられています。

道路脇にマングローブが生い茂る沼地が途切れる頃、「前方に橋」の表示。
いよいよフロリダ半島を離れ、海に出ます。


フロリダ半島の南の先っぽに、ビスケーン湾から、西のメキシコ湾と大西洋とを二分して、
約50の島々が、ゆるやかな弧を描くように一本の線上に連なっています。
フロリダ・キーズFlorida Keysと呼ばれるこれらの島々の上を、US-1が走っています。
サンゴ礁が広がる浅瀬の海を渡っていく一本道は、“Overseas Highway”と呼ばれ、車窓からの眺望の素晴らしさから“世界一美しいハイウェイ”と言われています。

最初の橋を渡った先がキーラーゴKey Largo
島に入ってすぐ、道は大きく左(西)に方向を変えます。
この先US-1は、長短42の橋を渡りながら、フロリダ・キーズの島々を走り抜け、
最西端のキーウエストKey Westを目指します。

キーラーゴはキーズの中では大きな島で、古くから別荘地として開けたため、
道路沿いにショッピングセンターやリゾートホテルが並んでいて、海も見えないし、
“ただの町の中の道”って感じ。

アイラモラーダIslamoradaに入ると、道路沿いに人家や商業施設は減り、
徐々に“海を越える道”という雰囲気になってきます。

しかしながら、“世界一美しいハイウェイ”の眺望も、この曇天では今ひとつ

そもそも海の色が青いのは「空の青を反射している」わけで、青空の無い状態でも
これだけ綺麗な色を見せるってのは、ある意味スゴイことかもしれませんが。。。
この曇り空にもめげず、釣りやパラセイリング、ジェットスキーを楽しむ人達の姿が見えました。
海のところどころ茶色?く色が変わっているのは、珊瑚礁のある浅瀬です。
珊瑚礁のある処には目印があって、船が近付いて海底を傷つけないよう警告しています。

次のマラソンMarathonは、フロリダ・キーズの真ん中に位置する町。
この町を過ぎると、このルートの白眉、セブン・マイル・ブリッジSeven Mile Bridgeです。
セブンマイルブリッジの入り口がこちら。

道路の右側に駐車場があって、橋やプレートなどをじっくり眺めることができます。

左側が現在の橋。
全長6.79マイル(10.86Km)で、1982年に開通しました。

右側は旧橋で、昔は鉄道が通っていたそうです。
ここから、文字通り7milesに渡って、延々と橋が続いているというわけ。
橋は、水平線のはるか先まで続いています。

この写真奥の高架の、更に先まで有るんですよ。
ひええ~
現在の橋のすぐそばを、昔の橋が並走しています。

途中、橋が途切れている部分で、A・シュワルツェネッガー主演の映画『トゥルーライズ』の撮影が行われました。

昔はここに可動橋があったんですって。

上の写真で一番奥に見えた高架を越えたところです。

まだまだ続くよ~

まるで海の中に突っ込んでいくようにも見えます。

この辺りの旧橋は老朽化が激しいです。

橋の上に木まで生えちゃってる?!
橋が落ちちゃってます。

立入禁止区域とはいえ、柵も無いまま放置?

ようやく橋の終わりに差し掛かった頃、空が少し明るくなってきました。
海の色が綺麗~

明日晴れたら、もう一回セブン・マイル・ブリッジに行ってみることにしましょう。

ビッグ・パイン・キーBig Pine Keyに入ると、道の両脇に頑丈な金網のフェンス。
路肩にはシカ横断注意の看板

アメリカでは“X”と書いて“Cross”と読ませることがあります。
さらに路面にも表示が。。。

×(バツ)じゃありませんよ、
X(クロス)です。
ビッグ・パイン・キーには、絶滅危惧種に指定されているシカKey Deerが生息しており、
道路に飛び出したシカを轢いてしまう事故が非常に多いんだそうです。

まだ辺りはまだだいぶ明るいのですが、時刻は既に午後6時を回っています。
あと残り30マイルを、道の脇にマングローブ林を見ながら、先を急ぐ。

午後7時、Overseas Highwayの終始点、キーウエストKey Westに到着。
いやぁ~、長いドライブだった。。。 お疲れさまでした!
今日のお宿
Southernmost Hotel

1319 Duval St.,
Key West, FL33040

※ホームページ→こちら
(注:音が出ます!)
小綺麗でゆったりしたお部屋。
バスルームも広々してましたが、バスタブは無し。

石鹸、ボディーソープ、シャンプー、コンディショナー、ドライヤー、テレビ、冷蔵庫、コーヒーメーカー、セキュリティボックス、インターネット利用と、アメニティ等は充実してます。

観光の中心となるエリアとは離れた、南側の海岸に程近いホテルです。
ビーチ沿いにあるのは系列のリゾートホテル。

夕食はホテルが経営する、ビーチに面したレストランにて。

宿泊者にはアペタイザー一品サービス♪

ちょっと珍しいLobster Cake

Crub Cakeとはまた違った味わいで美味しかった~
鱸(スズキ)の一種のマヒマヒMahi Mahiは日本人好みのやさしい味
アサリclamムール貝mussel、エビshrimpがたっぷり入ったパスタ

シーフード三昧の夕食に舌鼓を打つうちに、すっかり日が暮れてしまいました。
繁華街とは離れているエリアにしては、街灯は明るく、人通りも少なくはありませんが、
辺りは静かな夜の気配に包まれています。
今夜はホテルに戻って寝むとしましょうか。。。

バカンス in フロリダ(2)エバーグレーズ国立公園

2010-04-21 16:25:54 | 旅行:マイアミ&キーウエスト
4月17日(土)午前7時。
目が覚めて外を眺めると、生憎なことに、空には重苦しい雲が垂れ込めています。
雲の切れ間からかろうじて、水平線から日が昇るところが見られましたよ。
西海岸のカリフォルニアでは絶対に見られない光景です。

せっかくの高級ホテルでゆっくり過ごしたいのはやまやまですが、早々にチェックアウト。
気分を切り替え、今日の目的地エバーグレーズ国立公園に向けて出発です。

エバーグレーズはフロリダ半島の最南端に広がる、世界遺産にも指定されている大湿原。
東京都が丸々2つ入ってしまうという、途方もなく広大な湿原には、
ワニやカメや水鳥など、多種多様な動物が生息しています。
特に、淡水に棲むアリゲーターAlligatorと海水に棲むクロコダイルCrocodile
2種類のワニが同じ地域で暮らしているのは、世界にも例がないそうです。

エバーグレーズ公園の見所は、メインパークロード(FL-9336)沿いの南部と、
US-41Tamiami Trail沿いの北部に分かれており、これらを園内で結ぶ道はありません。
時間がたっぷり有るなら両方訪れたいのは言うまでもありませんが、
今回は時間に限りがありますので、涙を呑んで南部のみ観光することにしました。


マイアミ市内のマクドナルドで朝ごはんを食べたら、市街を出てフリーウェイを乗継ぎ、
FL-821(Florida Turnpike[有料道路])に入って一気に南下します。
終点のFlorida CityでFL-9336に入ったら、あとは道なりに進むだけです。
フロリダ州には国立公園が多くあります。

ここで左(東)に行くと
ビスケーン国立公園
Biscayne National Park


大西洋岸沿いの海の生態系を守る海中公園です。
※ホームページ→こちら
そして右折し、FL-9336で西に行くとエバーグレーズ国立公園に到ります。
南国らしく、道路沿いにはヤシの木が多く見られますが、カリフォルニアとは違う種類。
ココヤシってやつですね。

ピューマ注意の看板

この辺りにはフロリダピューマやフロリダパンサーが多数生息しているそうです。

公園入り口に到着。マイアミからすんなり来れば約1時間て所ですね。
エバーグレーズ国立公園
Everglades National Park


※ホームページ→こちら

入園ゲートで料金を払おうとしたら、「今日はFREEよ~♪」
今日から1週間は“国立公園週間”で、入場料がタダなんだそうです。ラッキー
ゲートから4マイルほど行って左折するとロイヤルパームRoyal Palmのビジターセンター。

エバーグレーズの湿原には幾つかの“島”があり、そこに敷かれたトレイルを歩いて回ります。
その中の一つ、アンヒンガトレイルAnhinga Trailを歩いてみます。

Sawgrassなどの背の低い草木が地平線まで続く。

その合間にところどころ水面が見えます。

湿地帯の空気は、ねっとりとした湿気を帯びていて、日本を思い出します。
日差しがあったら、かなりキツそうです。曇りでよかった。。。

エバーグレーズのシーズンは冬。12月~3月がピークです。
亜熱帯に属するエバーグレーズの夏の暑さと蚊の多さは、見学どころじゃないとか。
そういえば、ビジターセンターの別棟のおトイレは、建物の四方が網戸で覆われていました。
誰しもトイレでは無防備になりますからねぇ。。。
歩き出してすぐ、野鳥に遭遇

オオアオサギGreat Blue Heronでしょうか?

今度はカメ!
スッポンみたいな顔してますね。

体長1m弱。
かなり大きいです。

芝生の中にワニを発見しました!
寝てる・・・

また居た!
あっちにも・・・
みんな、熟睡しているのか、ピクリとも動きません。
まるで、観光客対策に、ビニール製の人形が置いてあるみたいです。
柵の無い側にも居ました!

ち、近い・・・
正直、2mと離れてないです。

ちなみに、規定では「15feet(5m)離れましょう」となっています。


だって、気付いたら近くに居たんだもん~

ワニのそばだというのに、のんびりと寛ぐ野鳥達

この辺りに居るのは、比較的大人しいアリゲーターだとはいえ、緊張感なさすぎ

トレイルの奥まった浅瀬は、ワニの楽園と化していました。


爬虫類が苦手な人、
本当にゴメンなさい~
うじゃうじゃと
居るわ居るわ、、、

いやはやもう、、、
なんと言っていいやら

何故か無性に、笑いがこみ上げてきました。
幸せそうな寝顔ですね~

今日のような曇天は、ワニ達には絶好のお昼寝日和なんでしょうか。
ここでも、寝ているワニのすぐそばに野鳥
あ、こいつ起きてた。。。

緑が生い茂って陸と見える場所も、下は水だったりします。
水面を覆っているのは
マングローブMangrove
マングローブの間を悠々とワニが泳いでいきます

あーあ、くつろいじゃって、
もう、、、

なんだか愛嬌すら感じます

Gumbo limboの枝にAir plantの花が咲いていました。
南国情緒を感じます。

トレイルでは他にも様々な野鳥を見ることができました。
ヘビウAnhinga
ムラサキバン
Purple Gallinule

シロトキWhite Ibisなどなど

ここは野鳥の楽園でもあります。

池の周囲を一周して元に戻ると、なにやら人だかり。
何か居るの?と尋ねると「OWL(フクロウ)だよ!!」 慌ててカメラを向けます。
レンジャーが「今年お初だわ」と言ってました。
なかなか貴重なものが見られたようです。
最初に見つけた人、偉い!
感謝!!

「最後にいいもの見られたね~」と言いながら出口に向かう途中に、またヤツが居ました。

比較的大人しいとはいっても、
やはりその歯は鋭いです

いやというほど(笑)ワニを見て、満足してトレイルを後にした2人なのでした。

エバーグレーズというとエアボートAir Boatに乗って観光するのが有名です。
エアボートってのは「後部に巨大な扇風機がついてるボート」だと思ってください。
TV番組『CSI:Miami』のOPで、主人公がボートに乗って広大な湿原を疾走してますが、
あれがそうです。
エバーグレーズの湿原は水深が浅く、スクリューに藻が絡んだりして、普通のボートは使えないんですって。
現地のは勿論、日系旅行会社もツアーをやってます。
北部のUS-14沿いには「アリゲーター・サファリ・ツアー」のお店がいくつもあるそうです。
でも実は、こういうツアーで行くのは公園の外なんですよ。
エアボートは植物を傷つけるし、もの凄い爆音で野生動物を怯えさせてしまうので、
公園内ではレンジャー以外は禁止されているんです。
見た目が派手でカッコいいけど、やはり国立公園では地道にトレイルを歩きたいものです。

パークロードをさらに奥へと進み、終点のフラミンゴFlamingoに着きました。
フラミンゴにはマリーナがあり、許可を得れば釣りやボート遊びができます。
そういえば道中、ボートを牽引している車とたくさんすれ違いましたっけ。
フロリダ湾に面して視界が開けます。
天気が悪いのがホントに残念でなりません。

海が近いのでペリカンPelicanなどの海鳥が多い。

子供がこんなに近付いても、逃げもしません。

ここではボートツアーに参加、あるいはボートを借りてマングローブの林の間の水路を探検します。
海水に棲むクロコダイルや、運が好いと野生のマナティManateeが見られるそうです!
(が、見れたという話はトンと聞かない。。。

時間が無いのでボートツアーもパス。
今来た道を引き返し、途中のウエストレイクWest Lakeに寄りました。
ウエストレイクは、マングローブ林の中にある湖です。
林の中のトレイルを歩くと、複雑に絡み合う無数の根や気根の様子が堪能できます。

最後に来たのが パハヨキー展望台Pa-hay-okee Overlook
エバーグレーズは、一般に“湿原”と言われますが、本当は“河”なんです。
水深15cm(センチ)ほど、しかし
幅は約150km(キロ)!!
(↑書き間違いでない証拠に
フリガナつけときました)
北にオキチョビ湖という大きな湖があり、そこから流れ出た水が、
標高差たった4mという傾斜を、1日にわずか30mという非常~にゆっくりした速度で、
南の海へ流れ込んでいるんだそうです。
短いトレイルを歩く間も野鳥に出くわす。
これはトキの系統でしょうかね。

空を舞うのは、、、
もしやハクトウワシ?

時刻は2時半を回り、そろそろお暇する時間となりました。
次の目的地に移動するため、パークロードを出口へと引き返します。

走り始めて間もなく、細身で鮮やかなピンク色の大型の鳥が、目の前の空を横切りました。
(一瞬のことで写真には撮れなかった。。。)
てっきりフラミンゴだと思いましたが、(←昔はたくさん居たらしい)
あとで調べたらベニヘラサギRoseater Spoonbillだったようです。

(写真はwikiより拝借)

バカンス in フロリダ(1)マイアミ・ビーチ・リゾート

2010-04-20 17:24:39 | 旅行:マイアミ&キーウエスト
イースター休暇も返上で、頑張って仕事していたウチのダンナに朗報。
本帰国前のクソ忙しい時期ではありますが、休暇をいただくことができました。
これもひとえに会社の上司様の御温情のおかげです。感謝感謝

今年はメモリアルデー・ホリデー(米)もゴールデンウィーク(日)もパーになっちゃって
ガッカリしていたところでしたので、なんとも嬉しいサプライズ。
そこで、アメリカ駐在の最後の思い出作りに、3泊4日フロリダ弾丸ツアーを慣行しました。

フロリダ州は東海岸の最南端に位置し、メキシコ湾の東側に突き出した半島です。
カリフォルニア同様に南北に長く、観光地は中東部から南端に集中してます。
ウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)などのテーマパークがあるオーランドOrland
アポロ11号やスペースシャトルの打ち上げで有名なケネディ宇宙センター
そして、アメリカ最南端の大都市にして常夏の楽園マイアミMiami
全て回りたい所ですが日程的に無理なので、今回はマイアミでゆっくり過ごす事にしました。

最寄のサンタアナ空港からマイアミまでは、残念ながら直行便が出てません。
LAX(ロサンゼルス国際空港)からMIA(マイアミ国際空港)の直行便だと、
約5時間半(時差+3h)の行程です。

LAX-MIA間には、夜10時過ぎに出発、翌朝6時に現地に到着する深夜便(通称レッドアイ)
があり、これだと移動で日程を無駄にせずに済むから、是非これで行きたいな~と思ってた。
しかし、旅行を決めたのが直前だったもので、チケット代が目が飛び出るほど高くて、断念
LAX発7:40am、MIA着3:40pmのAA便にしました。
4月16日(金)
日の出前の朝5時半過ぎに
アーバインのアパートを出発。

空港に着く頃には、辺りは少し明るくなりかけていました

飛行機は定刻どおりに離陸、順調に飛行し、これまた定刻どおりに現地に到着しました。
預け荷物をピックしたら、レンタカーの窓口へ。
事前に予約してないお客が多かったのか、手続きに手間取ってて、長蛇の列。
結局30分も待たされ疲労困憊~
今回の足はこちら

TOYOTAのMATRIXくん
なぜかGeorgiaナンバー
(せっかくならFloridaナンバーがよかったなー

空港周りの道の複雑さに四苦八苦しながらも、なんとかマイアミビーチ方面へ向かいます。
アメリカ~ンな交差点

どの信号を見りゃ良いんだか・・・

いわゆるリゾートのメッカであるマイアミとは、マイアミビーチ市のことです。
空港やダウンタウンがある地域からフリーウェイで東へ向かい、ビスケーン湾を渡った向こう側。
南北に細長~い島でして、大西洋に面した東側の海岸の、主に南側にリゾートホテルが建ち並びます。

本日お泊りのホテルはFontain Bleau Hotelです。
Fontainbleau
  Miami Beach


4441 Collins Ave.,
Miami Beach, FL33140

※ホームページ→こちら
観光の中心“アールデコ地区Art Deco District”とは離れたエリアにあるんですが、
実は映画『ボディーガード』のロケにも使われた、由緒正しき高級リゾートホテルです。
Expediaのパック(飛行機+ホテル+レンタカー)だったので、お得料金で泊まれました。

が、高級ホテルだけに、駐車場はバレーパーキングだけ、荷物も問答無用でポーターが運ぶ。
リゾートが板に付いてない庶民は、ただオタオタするのみです。。。
ともあれ、記念すべきマイアミビーチ泊なので、ちょっと贅沢してOcean Viewのお部屋です。
なのに、窓が汚い~
このところマイアミの辺りは悪天候続きでして、潮まじりの雨が叩きつけたんでしょう。

それにしても窓は嵌め殺しだし、テラスは無いし、せっかくのOcean Viewが霞んでて
ちょっと残念

ま、クサってても勿体無い。明るいうちにホテルを探検しに行きましょうかね。
エレベーターホールからダウンタウン方面を臨む。

こっちの窓はキレイだった

水と緑が豊富なのがカリフォルニアと違う所

マイアミビーチのホテルは高層建築なのが多い
中庭には、“如何にも”な感じのプール。
あくせく観光せず、こんなgazeboで日がな一日ゆったり過ごすのが本当のリゾート

ホテル前のビーチに出てみました。
あいにくの曇天ですが、少し青空も顔を覗かせてくれました。

風が強くて、波も高いけど、海の綺麗さは分かります。

白い砂浜がどこまでも続くように見える。。。

時刻はそろそろ夕暮れですが、マイアミビーチの海岸は東向きなので日没は見えません。

夕食はホテル内のレストランVitaにて。(←ホテルから出る気が微塵もない二人です
チキンが丸々一枚乗ったCobb Saladは2人でシェア。

ダンナはガツンとステーキでスタミナ補給。
私はエビがいっぱい入ったパスタをいただきました。

すっかり満腹で、今日はデザートはパスです

なかなかお洒落なレストランですが、リゾート地なのでTシャツにジーンズでも入れちゃう(ドレスコードが無い)のが嬉しい♪
食事とリゾート気分をたっぷり味わって、一日が終わります。