嘆いて ガックリして

先日，「我流剪定」した松を眺めています。
少し遠目に見ると，「摘み足りない」気がするんです。

『ガチャ　ガチャ　ガチャ』
脚立を持ち出し，もう一度形を「整える」事を思いつきます。
『チョキ　チョキ　チョッキン』

脚立から見上げたベランダに，布団が並べてあります。
“そうかぁー　そうだった”

『布団を干しているんで，お願いしますね』

頼まれていたんです。
剪定は，一時中断
布団をひっくり返そうと，ベランダに出て
　
“あれ”
電線に止まった，モズを見つけます。
急いでカメラを取りに行き，『カシャ』

“モズも写したし，これで良い　これで良い”

「布団ひっくり返し」も無事済んで
再度，脚立に上ったら

“無い！　無い！　無い！　無い！　ハサミが無い”
使っていたハサミは，どこかに雲隠れ

“無いなぁ―　ここにも無い”
庭の「心当たり」を探したんですが，どこにも有りません。



“ここでこうして，あっちに行って・・・”

こうなったらと
思いだす限りの行動を，再現してみたんです。


“うぅーん　こんな所に”

脚立から降りて，手袋脱いで
一旦置いたはずのハサミを
　
　無意識に
　「ひっくり返し」には，用も無いのに
　また手にもって

二階に上がり，置いたに違いないんです。

ベランダ隅に置いた，椅子の上に・・・


いつものカラスが，お隣の屋根で」

『アッホー　アッホー』

“それにしても　我ながら　・・・”

剪定にかかった時間より，ハサミを探す時間の方が・・・

「嘆いて」，「ガックリして」・・・