やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

話は佳境   やれこら やれこら

2014-11-27 07:31:48 | 今日のやれこら
○○○○さーん,○○○○さーん,診察室前でお待ちくださーい」
“また,違うっ”
「ハイ,ハイ,」
呼ばれたのは男子らしき名前ですが,立ち上がったのは中年“女子”です。
隣に座っていた,詰襟の制服を着た男子が続きます。
男子は足を引きずっています,返事をしたのは母親のようです。
“ん,もう,高校生になって,病院ぐらい一人で来い”
“いつまで待たすんだ,予約時間はすぎてるがな”
“300円も予約料を払っているのになんだ”
待たされて,イライラしているんです。

今日は,整形外科の診察日です。
診察と言っても,薬を貰いに来ているようなものです。
「その後,変わったことは?」
『よくならない事以外に変わったことは無いんですが・・・』
「・・・・・・」
『悪くならないだけ,いいと思わにゃぁーいけませんかねぇー』
「時間がかかりますから」
「それでは,今までの薬を二か月分出しておきますから,気長に飲んでください」
待たされた挙句の診察は,いつも同じです。

この病院では,二年ほど前に膝の靭帯移植手術を受けました。
膝はおかげで快調ですが,今度は脊柱管狭窄症です。
脊柱管狭窄症はMRI診断の結果です,治療は,手術か薬かです。
脊柱管狭窄症の痛みは,常時ではありません。
調子が良ければ,畑仕事もできます,松に登って剪定もできます。
ということで,薬治療を選択しているんです。

「あぁー,久しぶりじゃなぁー,どうしょうたん?」
声に振り向くと,私に言ったのでは有りません。
“元女子”二人が待合室で,久しぶりに鉢合わせしたようです。
二人は私の後ろの椅子に座り,声を潜めて話し始めます。
私の耳は,高校生並みと耳鼻科“お墨付き”です。
“ひそひそ話し”なんですが,私には聞こえます。
二人のその話が,面白いんです。
近所の事,孫の事,それに“嫁”の事,なんですから。

「○○○さん,○○○○○○さーん,診察室前でお待ちくださーい」
私です。
“ん,もう,話は,今が佳境やがな”
                やれこら やれこら


最新の画像もっと見る

コメントを投稿