帰省していた孫二人が,お昼過ぎに帰ります。
迎えに来る母親とは,駅で落ち合うことになっています。
「早めのお昼を食べて,駅まで行こうかな?」
「何か食べたいものある?」
『何でも良いよ』
孫はそう言います。
“初めてだが,孫と一緒に行ってみるか”
行くことに決めたのは,数年前に開店した全国チェーンのコーヒー店です。
この店は,我が家から車で10分も掛からない場所です。
「じいちゃんが,初めて喫茶店で飲んだコーヒーは確か60円だったぞ」
注文したコーヒーを飲みながら,孫に昔話を始めます。
『えっ!! それって何年前?』
「じいちゃんが若かった頃だから,50年前だ」
『そんな昔でも,お店が有ったん?』
「有ったどころじゃない,あっちにもこっちにも・・・」
『ふうぅーん』
孫に昭和の話は迷惑だったかもしれない、いや理解できたかどうだか・・・
“そうかぁー今日は4月1日だ”
駅に送る途中の街中で,気が付きます。
黒いスーツに真新しい名札,新人らしき若者が目立つんです。
彼らは,今日から社会人、希望?に燃えて今日の日を迎えたはずです。
“うぅーん”
孫を送った帰り,川沿いに有る運動公園の桜を見に回り道をしました。
まだ三分咲きの桜を見ながら思っているんです。
孫も彼らも平成生まれ,じいちゃんのコーヒー60円の時代と同じ三分咲。
“じいちゃんは,今が満開だ”
迎えに来る母親とは,駅で落ち合うことになっています。
「早めのお昼を食べて,駅まで行こうかな?」
「何か食べたいものある?」
『何でも良いよ』
孫はそう言います。
“初めてだが,孫と一緒に行ってみるか”
行くことに決めたのは,数年前に開店した全国チェーンのコーヒー店です。
この店は,我が家から車で10分も掛からない場所です。
「じいちゃんが,初めて喫茶店で飲んだコーヒーは確か60円だったぞ」
注文したコーヒーを飲みながら,孫に昔話を始めます。
『えっ!! それって何年前?』
「じいちゃんが若かった頃だから,50年前だ」
『そんな昔でも,お店が有ったん?』
「有ったどころじゃない,あっちにもこっちにも・・・」
『ふうぅーん』
孫に昭和の話は迷惑だったかもしれない、いや理解できたかどうだか・・・
“そうかぁー今日は4月1日だ”
駅に送る途中の街中で,気が付きます。
黒いスーツに真新しい名札,新人らしき若者が目立つんです。
彼らは,今日から社会人、希望?に燃えて今日の日を迎えたはずです。
“うぅーん”
孫を送った帰り,川沿いに有る運動公園の桜を見に回り道をしました。
まだ三分咲きの桜を見ながら思っているんです。
孫も彼らも平成生まれ,じいちゃんのコーヒー60円の時代と同じ三分咲。
“じいちゃんは,今が満開だ”