小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

書店巡り

2013-07-01 00:20:03 | Weblog

 取材などで出かけるたびに、ちょっと、書店に寄って著書「ルポ産ませない社会」(河出書房新社)をチェックしてしまう。

 写真は、丸善・丸の内本店。2階と3階に著書が置かれていた。3階は社会問題のコーナー。2階が写真で、丸の内ワーキングマザー塾のコーナーが特設されているなかにあった。さすが、丸の内。。。

 新宿紀伊国屋、浜松町の文教堂、有楽町の交通会館のなかの三省堂などなど、平積みとなっており、多くの読者に手にとってもらい、共感して欲しいと願っている。


 詳しくはこちらのHPにて。
 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309246222/



【第1章 なぜ、親になれないのか】
今、親になると孤立してしまう理由/就職氷河期世代が妊娠期に抱える問題/妊娠を理由にした雇い止め/年々増える35歳以上の高年齢出産/アラフォー助産師/消費される“婚活・妊活”/“女性誌的”育児の間違い/自分の満足のための妊娠/「命の選別」につながる出生前診断/「産後うつ」と向き合う/3人の子を置いて“失踪”した妻/困難を極める都市部での育児/近所のおばちゃん・おじちゃんの存在/新生児訪問で感じる危険信号/親になることを否定する職場/男性の育児休業の現実

【第2章 ベルトコンベア化するお産】
悲鳴を上げる産科医療/足りない産婦人科医/産科医療の危機レベル/医師が忙しすぎることで起きる弊害/どこに勤めても悲惨/「病院によって、こうも違うものか」/“セレブクリニック”でのお産/「あっさり検診」への不安  /激減するベテラン助産師/地方で強まる悪循環

【第3章 奪われる子どもの幸せ】
苛酷な労働を強いられるNICU/丁寧なケアが否定される/「ありがとう」が消えた職場/貴重な小児科医の妊娠解雇/親が育つチャンス/この病院で産んで良かったと思えるか/なぜ女というだけで働けないのか/幼稚園を追い出された「何もできない子」/ケアされる障がい者と、ケアされない障がい者  /虐待を直視する現場/乳児院で起きていること/「子育てはゲームでないと伝えてあげないと」/母子を孤立させる食物アレルギー

【第4章 良いお産に向けて】
赤ちゃんを迎える親に伝えたいこと/「仕事をしているからこそ、育児もがんばれる」/育児から復帰した助産師たちの声/離職率を激減させた病棟/奮闘する地域の診療所/必要なのは「寄り添う助産師・叱ってくれる医師」/医療の高度化の「その後」が問われる時代/子の居場所が少ないなかで/心疾患患者の明るい未来/好成績を収める「キャリアママチーム」/見直されるべき母乳の素晴らしさ/注目されるカンガルーケア/茨城県で初の「おっぱい券」/支え合う場所をつくる/子どもを産める社会に向けて

著者
小林 美希 (コバヤシ ミキ)

1975年生。労働経済ジャーナリスト。神戸大学法学部卒。株式新聞社、毎日新聞社『エコノミスト』編集部記者を経て、2007年よりフリーのジャーナリスト。著書に『看護崩壊』、『ルポ 職場流産』など。
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